LX480 Essentialsはこんな人におすすめ
- 有料のリバーブプラグインを試してみたい人
- 安くリバーブを買いたい人
- リバーブの名機「レキシコンのリバーブ音」を試してみたい人(実機は値段が高い)
LX480 EssentialsはRelab Developmentのリバーブプラグイン。
リバーブといえばレキシコン(Lexicon)!!という時代があり、レキシコン実機機材のサウンドが忠実に再現されています。
レキシコンリバーブは様々な名曲で使われてきた歴史あるリバーブです。
上位版は「LX480 Dual-Engine Reverb V4」に名前が変更されました。
LX480 Essentialsとは?
こちらが実機「Lexicon 480L実機」と「LX480」を比較している動画で、音だけ聞くとどっちが実機がわからないクオリティ。
「LX480」は480系リバーブを探している人向けの決定版です。

LX480 Essentialsは往年のリバーブの名機「Lexicon 480L」のエミュレートプラグインです。
基本的にリバーブプラグインは高価ですが、リバーブにしては手に入れやすい価格帯で,サウンドクオリティも高くコスパに優れており利用者の多く見かける人気プラグインです。
Relab LX480 Essentialsは、クラシックな480L *リバーブハードウェアのサウンドを忠実にキャプチャするだけでなく、その伝説的なサウンドをこれまでになく迅速かつ簡単に取得できるようにします。リッチで複雑なテクスチャーと、RelabLX480だけが提供できる豊かで広々としたリバーブテールでトラックを変換します。
LX480 Essentials レビュー
まずLX480は2グレードあります。
・簡易版のLX480 Essentials
・上位版のLX480 Dual-Engine Reverb V4
この2つで音質差はありません。機能面では違いが大きくあります。その点を最初に把握してください。
リバーブを大胆にかけてもサウンド破綻しない
LX480 Essentialsは他のリバーブプラグインに比べるとエフェクトの主張が弱めでゴリゴリの設定をしてもそれほどリバーブの掛けすぎで音がモアモアするようなことになりません。
リバーブを使いすぎていわゆる風呂リバーブになって破綻してしまうことは少ないですね。
サウンドはあっさり目。
リバーブの入門にも良い
LX480 Essentialsを使うメリットとしてはリバーブにしては設定項目が少ないんですね。
リバーブを使う前には抑えておかないといけない専門用語が概念があり、抵抗感がある人にはちょっとハードルが高い。
LX480 Essentialsの場合は設定する項目が少ない分、覚えて使いこなすまでの時間が短くて済みます。
頻繁にセールを行っていたiZotope R4(R4はディスコンされました)を例にするとつまみの数が全然違いますよね。

これから有料のリバーブを本格的に使っていきたい人には良いです。
繰り返しになりますがリバーブプラグインは値段が高いものが多いのですが、「LX480」もそれなりにお高い。
ですが、お高いのは完全版の「LX480 Dual-Engine Reverb V4(49,863円前後)」で簡易版の「LX480 Essentials」は機能を絞って価格を押さえているプラグインになっています。
LX480 Essentialsは簡易版と言っても十分使えるリバーブで、非常に上品に色付けする美しいリバーブです。
「Lexicon 480L」の実機と聞き分けができないほどのサウンドクオリテイ。
あまり自己主張の激しくない感じのリバーブを探している人にはハマってくれるプラグインになっています。
「Lexicon 480L」の解説
Lexiconというメーカーの「Lexicon 480L Digital Effects System」をデジタルリバーブをエミュレートしたプラグインです。
「Lexicon 480L」の実機は大定番のリバーブとして昔から使われていて、中古市場で60万円程度する代物です。
「Lexicon」のハードウェアリバーブは数多くのチャートトップのレコーディングで使用されています。
「Lexicon 480L」の実機は中古市場でしか手に入らず、2021年9月現在ではラック型の「Lexicon ( レキシコン ) / PCM96 Surround Analog & Digital I/O サラウンドリバーブ」で音を引き継いでいます。

他にも「Lexicon 480L」をエミュレートしているプラグインは
・UNIVERSAL AUDIO(UAD)の「Lexicon 480L Digital Reverb & Effects」
・Reverb Foundry「HD Cart」
があります。その「Lexiconエミュレートプラグイン」の中でも評価が高くコスパに優れているのがRelab Developmentの「LX480 Essentials」です。
LX480 Essentials サウンドチェック
■LX480 Essentials drum-dry
リバーブタイプにあわせて、少しずつ部屋の空間が広くなりリバーブのエフェクト音が変わっていきます。
■LX480 Essentials Preset Drum Ambience
■LX480 Essentials Preset Drum Plate
■LX480 Essentials Preset Drum Room
■LX480 Essentials Preset Drum Hall
LX480 Essentials 参考動画
LX480 Essentialsをボーカルに使ったときのサウンドが聞けます。
https://youtu.be/TAdZhiASeHc
こちらは「LX480 Dual-Engine Reverb V4(旧名 LX480 Complete)」になってしまいますがUAD版との比較動画
https://youtu.be/QvGc-tn3v24
LX480 Essentials 使い方
LX480 Essentialsのリバーブタイプ

切り替えられるリバーブの種類は4つ。
「プレート」、「アンビエンス」、「ホール」、「ルーム」の4つでどれも音楽制作時には欠かせないリバーブタイプです。
リバーブタイプ | ボタン名 |
---|---|
Fat Plate | PLATE|ボーカルやパーカッションに最適な明るいファットプレートリバーブ |
Medium Hall | HALL|中規模のホールをエミュレートするホールリバーブ |
Small Ambience | AMB|小さいドラム録音ルームなどの小さな空間で自然な残響効果を狙うリバーブ |
Large Wood Room | ROOM|ホールよりも小さい空間で映画、テレビ、あらゆるジャンルの音楽制作に使いやすいウッドルームリバーブ |
LX480 Essentialsのつまみ設定
上下のつまみは左から
・Low Frequency
・High Frequency
・Pre Delay
・MIX
Low Frequency/High Frequencyの項目がローパス・ハイパス・フィルターの指定です。
リバーブの低音が強すぎてモアモアしているときはLow Frequencyを上げていき、高域の主張がうるさくなりやすいPlateタイプなどはHigh Frequencyでつまみを下げていきます。
LOF(Low Frequency)を300にした場合は300Hzから下のリバーブ成分がローカット、
HIF(High Frequency)を12,000にした場合は12KHzから上のリバーブ成分がハイカット。
LOFを一番下にするとFULLになり、HIFを一番上にするとFULLになりフィルターをかけていない状態になります。

それぞれの下にある白いボタンはUNDO/REDOボタンで
直前の動かしたつまみの値と比較するときに使えます。
プリセットは各リバーブタイプ別に用意されているのに加えて、著名なレコーディングエンジニアJoe Carrell,Richard Furchのシグネチャープリセットが用意されています。
見落としがちですが、右下にA/B比較ツールがあります。
AとBの2つの設定を保存しておき、設定の比較が可能です。
また間の三角マークを押すとAからBへ、BからAへ設定のコピーができます。


LX480 EssentialsのCPU負荷
デバイスブロックサイズ64にしてFXチャンネルを作りLX480 Essentialsを使った時のCPU負荷
完全版「LX480 Dual-Engine Reverb V4 」と「LX480 Essentials」の違い
名前がLX480 Complete⇒ LX480 Dual-Engine Reverb V4へ変わっています。

Relab Developmentのラインナップは2種類あり、簡易版の「LX480 Essentials」の他に完全版の「LX480 Complete」があります。
・ディスプレイにリバーブの詳細情報を表示
・AB比較ボタンの有無
・ファンクションボタンの有無
・リバーブの設定項目数が増える
複雑なリバーブ音を作り込みしたいなら 完全版の「LX480 Complete」一択になります。
ただレキシコンの音にそこまでこだわりがないのであれば他のリバーブを導入しても良いと思います。
-
-
「LX480 Dual-Engine Reverb V4」買い方・使い方!「Lexicon 480L」を再現したリバーブプラグイン上位版
「LX480 Dual-Engine Reverb V4」はこんな人におすすめ 「LX480 Dual-Engine Reverb V4」 のサンプル動画 ■Lexicon 480L Reverb v ...
LX480 Essentials まとめ
簡易版ではありますが、用途に全然問題なく十分使えるリバーブです。
完全版の「LX480 Dual-Engine Reverb V4」が欲しくなる音質でした。
プリセットが楽器ごとに使えるように名前分けされているため、プリセットをそのまま合わせてMIX値を調整していくだけで曲の立体感が出てミックスが楽しくなっていきますよ!
「LX480 Essentials」の購入はコチラ >>
完全版「LX480 Complete」の購入はコチラ >>
■公式サイトURL
Relab Development │ LX480 Essentials Plugin
リバーブのおすすめ
他にもあるおすすめリバーブプラグイン

リバーブのVSTプラグインレビュー >>
他のリバーブと比較する
【22%OFFセール】「NUGEN Audio Paragon ST」アコースティック楽器の音色が引き立つコンボリューションリバーブ(IRリバーブ)
【Paragon ST】NUGEN Audio のコンボリューションリバーブ(IRリバーブ) 「Paragon ST」はこんな人におすすめ NUGEN Audioから新しいリバーブプラグインが登場です。Paragon STは、コンボリューションリバーブのモノラル/ステレオのみのバージョンです。 ホールや部屋の中のIRだけでなく、ホテルのロビー、森や庭といったバラエティ豊かなIRデータを収録しています。IRの検索で「タグ検索」ができるようになっていて求める音に素早くたどり着けるようになっているのは、個人的 ...
【50%OFFセール】Kilohearts Convolverレビュー・使い方!特にColour Bassサウンドを作りたい人におすすめ! IRリバーブ
Kilohearts(キロハーツ) Convolverはこんな人におすすめ Convolverは単体での使用はもちろんのこと、KiloheartsのPhasePlant,MultiPassのエフェクトモジュールSnappinとして動作し多彩な音作りができます。 Colour Bassサウンドを作りたい人にはかなりおすすめ。 Kilohearts Convolver のサンプル動画 https://youtu.be/xNrisl2Z7Ik ※価格に為替レート影響あり Convolverの購入はこちら >> ...
Pulsar Audio Primaveraセール! 新機能・グレードの違いの解説!
Pulsar Audioからスプリング・リバーブプラグインが登場しました! こんな人におすすめ ・クラッシックなスプリングリバーブの音が欲しい人・ヴィンテージサウンドを加えたり、レゲエ・ダブ風な音を作りたい人・コスパを求めている人 程よいヴィンテージ感でリバイバル曲の流行サウンドを再現できる! Primavera の購入はこちら >> https://youtu.be/dWYaQMvTQqA?si=ESJKJNc_1g7-d_CC ざっくり導入メリット Pulsar Audio Primavera は50 ...
【70%OFFセール】LX480 Essentials レビュー!簡易版でも十分使える「Lexicon 480L」を再現したリバーブプラグイン
LX480 Essentialsはこんな人におすすめ 有料のリバーブプラグインを試してみたい人 安くリバーブを買いたい人 リバーブの名機「レキシコンのリバーブ音」を試してみたい人(実機は値段が高い) LX480 EssentialsはRelab Developmentのリバーブプラグイン。リバーブといえばレキシコン(Lexicon)!!という時代があり、レキシコン実機機材のサウンドが忠実に再現されています。レキシコンリバーブは様々な名曲で使われてきた歴史あるリバーブです。上位版は「LX480 Dual-E ...
Sonible smart:reverb 使ってみたレビュー!AIにおまかせリバーブプラグイン!
「smart:reverb」はこんな人におすすめ SonibleのAIおまかせシリーズ「smart:○○」のリバーブ版が「smart:reverb」 リバーブ処理をAIに任せたい人 リバーブ処理の時間を短縮したい人 https://youtu.be/QSigZq6iyQ8 https://youtu.be/xAz_fpSKKuY smart:reverbはsonibleのAI処理機能がついたリバーブプラグイン! 曲の雰囲気を左右するリバーブ設定ですが、こだわり始めると設定しているだけでかなり沼で時間が溶け ...
【68%OFFセール】「Eventide Tverb」レビュー!柔軟なマイクポジショニングができるリバーブプラグイン
「Tverb by Eventide」は柔軟なマイクポジショニングができるリバーブプラグイン。 音楽プロデューサー 「Tony Visconti(トニー・ヴィスコンティ)」がデヴィッド・ボウイの「Heroes」のリードボーカルを録音したときに使われた技術をプラグイン化したもの。 ■David Bowie Heroes https://youtu.be/YLp2cW7ICCU リバーブのサイズとトーンを調整するために『2つの可動マイク』が用意されているのがTverbの独特な点です。 『Tverb』には、完全 ...
【80%OFFセール】Eventide Blackhole使ってみたレビュー!音を分厚くしたいときに使える濃密なリバーブ
Eventide Blackholeはこんな人におすすめ Eventideの名リバーブを使いたい人 濃密なリバーブ音を曲に取り入れたい人 アンビエント・ドローンを作曲している人 Eventide Blackhole のサンプル動画 https://youtu.be/u-iAl5xirsQ https://youtu.be/uxhrvO1imJs 下の動画はNetflixで人気のあったドラマ「Stranger Things」のテーマ曲をEventideのプラグインを使って再現したもの。https://you ...
【80%OFFセール】「Eventide ShimmerVerb」レビュー!残響音をキラキラさせられるシマーリバーブプラグイン
残響音をキラキラさせられるシマーリバーブ!きらめきと美しさの天国を表現するようなリバーブ音が特徴 Eventide ShimmerVerbはこんな人におすすめ Eventideの名リバーブを使いたい人 シマーリバーブを使いたい人 アンビエント・ドローンを作曲している人 今すぐEventide ShimmerVerbを購入する! Eventide ShimmerVerbについて ShimmerVerbはギタリストにはおなじみのメーカー「Eventide」のリバーブプラグイン。 リバーブ音にパラレルピッチシフ ...
Strymonの名機リバーブ「BigSky」がプラグイン化!
Strymonの名機BigSkyがプラグイン化! なんとStrymonリバーブの名機「BigSky」がプラグイン化!エレキギターの機材を追っている人であればこれがどれだけビックニュースなのかわかります。 エレキギターでプロが好んで使う使うリバーブメーカーとしてEventide,TC Electronicだった中、Strymonが出てきて空間系エフェクターの勢力図が激変しました。 中でもリバーブエフェクター「BigSky」は「楽器をBigSkyに接続したその瞬間、貴方のサウンドは遥か高く成層圏まで導かれるで ...
「Baby Audio Spaced Out」レビュー!色々なリバーブが鳴らせる次世代スペースエコー!
Spaced OutはBaby Audioによるリバーブプラグイン! Spaced Out はこんな人におすすめ Spaced Out とは? Spaced Out はビンテージアナログなリバーブサウンドをもっと機能拡張したリバーブプラグイン ヴィンテージ機材の中でも長年愛され続けている「スペースエコー」のサウンドにBabyAudioが独自の機能追加をしているユニークなサウンドが生み出せるプラグインです。 他のエコープラグインと機能がかぶらないので、新しい表現の一つとして持っていて損はないですよ! レビュ ...
LX480 Essentialsのセール履歴・最安値は?
※価格は当時のレートによる。
2021年ブラックフライデー時 74%OFF
2022年 1/2まで 70%OFFのセール
2022年 2/28まで プラグインブティック10周年セール64%OFF
2022年 3月の短期セール 70%OFF
2022年 Springセール 64%OFF
2022年 6月 セール 70%OFF
2022年 8月 セール 70%OFF ¥ 14,635 ⇒ ¥ 4,287
2022年 11月 ブラックフライデーセール 70%OFFのセール ¥ 15,286 ⇒ ¥ 4,478
2023年 1/27~2/14 New Year セール 70%OFFのセール ¥ 14,144 ⇒ ¥ 4,143