Presonus社からリリースされているDAWソフト「Studio One」の使い方を掲載していきます。
DTMや作曲に使え、Mac、Windows両対応で使いやすいユーザーインターフェイスと動作が軽いことが魅力的です。
□動作環境
Mac OS X 10.12.6 Sierra
Studio One 3.5.2 Professional
ソングデータを書き出して送信する方法
ソングを作り上げたら書き出して(エクスポートして)iTunesなどの音楽アプリで聞けるようにします。
メニューより 「ソング > ミックスダウンをエクスポート」を選択します。
このエクスポートメニューから曲の書き出しを行うことができます。
重要な項目としては
・ファイルの保存場所
・ファイル名
・書き出しフォーマット
・書き出す曲の長さ
が上げられます。
ロケーション
書き出すファイルの場所を設定します。
ファイルパスの右側の「…」を押すことでファイルを書き出すフォルダを指定します。
特に指定がない場合には各ソングフォルダのMixdownのフォルダに書き出されます。
書き出した後はメールに添付して送信やら、Dropboxに入れたりと他人へ渡すことができます。
□ファイル名
ファイル名は初期値で「Mixdown」となっています。
ファイル名を変更するときはフォームに変更したい名前を打ち込んでください。
□公開
「公開しない」「Notionに送信」「SoundCloudにアップロード」のいずれかを選択します。
譜面作成ソフトNotionを持っている場合には,
ミックスダウンしたStudioOneの曲とNotionの連携ができます。
「SoundCloudにアップロード」を選ぶと、ネット上の音楽サービスSoundCloudへ曲が公開されます。
SoundCloudはプロ・アマ関係なくいろいろなミュージシャンやサンプル音源が公開されています。
世界中の人に聞いてもらえるチャンスです。
フォーマット
書き出すファイル形式と音質を決定します。
書き出せる形式は「Wave,AIFF,FLAC,OGG Vorbis,CAF,MP3」
解像度は「8,16,24,32Bit」
サンプルレートは「11.025,22.05,32.0,44,1,48.0,88.2,96.0,176.4,192.0kHz」
エクスポート範囲
曲を書き出す長さを指定します。
・ループ間
・ソングスタート/エンドマーカー間
・マーカー間
・選択されているマーカー間
・長さ(曲の時間で書き出す)
選択されているマーカー間が初期値になっています。
マーカーは「ショットカットキーY」で簡単に挿入できるのでスタート、エンドがわかりにくかったら
マーカーを追加して書き出すと楽に操作できるはずです。
オプション
・マスターエフェクトをバイパス
・リアルタイムプロセッシングを使用
・テンポをオーディオファイルに書き込み
・トラックにインポート
・エクスポート後閉じる
・オーバーラップ
■マスターエフェクトをバイパス
マスターエフェクトをとおすか
■リアルタイムプロセッシングを使用
書き出し中にソングを再生します。
■テンポをオーディオファイルに書き込み
書き出すオーディオファイルにテンポを記録します。
作ったソングをオーディオ素材にして他の音源と同期させるようなときに便利です。
■トラックにインポート
トラックを新規に作って、新規トラックにミックスダウンしたデータを保存します。
■エクスポート後閉じる
書き出し後ウィンドウが閉じます。
■オーバーラップ
書き出したファイルデータの後ろに指定した秒数の無音状態をくっつけます。
書き出すときに失敗する
音量が大きすぎたりすると「クリッピングが生じました。信号が**db上回りました」という表示がされます。
この場合にはマスターを下げたり、クリッピングが生じるトラックにコンプを掛けたりクリッピングを防いでから書き出します。