Audialab Emergent Drums はこんな人におすすめ
・ドラムキットの音作りが面倒な人
・1クリックでドラムキットの音をころころ気分で変えたい人
・音楽ジャンルのビートパターンがほしい人
「Emergent Drums 」 とは
AI機能を使ったプラグインが増えてきている中、また新しいプラグインが登場。
Audialabの最先端のジェネレイティブ・モデルは、
ドラムとパーカッション・サンプルの膨大なデータベースで学習され、
無限のユニークなロイヤリティ・フリーのサウンドをゼロから生成することができます。
このドラム音源は簡単に言うと、AIが適切な良いサンプルを作ってくれるドラムマシンです。
16パッド用意されていて、自分のサンプルを割り当てることも可能です。
Audialab Emergent Drums レビュー
・ドラムキットの音を1クリックで生成。
・AIがサンプルを選ぶのではなく、AIがサンプルを作る
・ステップ・シーケンサーやリズムパターンデータは内蔵されていない。
・プリセットが少ない
Emergent Drums 2 - New Features Update 公式動画
AIがドラムキットのサンプルを自動作成
先日リリースされていた「Session Loops DrumNet」とコンセプトや機能がかなり近いです。
Loopcloud Drumの用に適切なサンプルをAIがPADに配置するのではなく、
AIがドラムキットのサンプルを自動作成するプラグイン。
・Velocityレベルが細かい
・Creamy/Crunchyでサウンドモデルの方向性が指定できる
・パッド数16
といった実際にPADを叩いてリズムを作っていく人に向いている仕様になっています。
Glitch,Noiseのサンプル音も作れるので、作成後フィルターをかけたり、ピッチを極端に変化させたり、クリップ（C)を強くしてディストーションを強くしたりと幅広くサウンドメイクできる点も見逃せません。
一方で、「Session Loops DrumNet」のような
・シーケンサーがついていない、
・MIDIリズムパターンが内蔵されていない、
・プリセット数が少ないといったデメリットもあります。
パワーある音を探すならEmergent Drums、汎用性を求めるならDrumNetといった印象です。
【AIがサンプルを選ぶのではなく、AIがサンプルを作る】機能ですので、
他人とかぶらない独自のドラムキットを作りたい人は要チェックなドラムキットプラグイン。
用意されているカテゴリ
- Random
- kick
- Clap
- Snare
- Closed Hi-Hat
- Open Hi-Hat
- Cymbal
- Percussion
- Glitch
- Noise
- import
Audialab Emergent Drums 使い方
初期状態はコンパクト表示になっていて、詳細表示が可能です。
切り替えはAudiolabのロゴをクリックすると表示されるメニューから
サンプルの作り方
Creamy/Crunchyでサウンドモデルの方向性をきめて、
今割り当てているサンプルに似たものを作るか、ランダム性を強めるかのスライダーを設定後、
「Generate」を押します。
| 項目 | 機能 |
|---|---|
| Creamy | 美しくきらめくシンバル、深くフルボディのキック、そしてパチパチとはじけるスネアを特徴としています |
| Crunchy | 高エネルギーのノイズ、グリット、グリッチを備えたドラムをもたらし、別世界的で実験的なサウンドを実現します。両方を使用して完璧なキットを設計します。 |
各パッドを右クリックするとメニューが開きます。
| 項目 | 機能 |
|---|---|
| regenerate sample | サンプルを再生成 |
| copy pad settings | パッド設定をコピー |
| paste pad settings | パッド設定をペースト |
| lock drum pad | パッド設定をロック（ロック中は再生成できない） |
フィルター以外の各パラメーターはオートメーション可能です。
オートメーション項目
- Drum Gain
- Drum Pan
- Drum Pitch
- Drum Attack
- Drum Release
- Drum Clip
- Drum Mute
サンプルのエクスポート
作ったサンプルはエクスポートできます。
chokeとは？
同じchokeにグループ分けしたPADは同時に音が鳴らないようになります。
例えばC1とD1にKickが合った場合に同時に鳴るMIDIが組まれていてもどちらか片方しか鳴りません。
メニュー項目
マルチアウトのやり方
メニューの「Output routing」を「multi」にします。
割当はとくに必要なく、16パッドがOUTPUT1~16に自動で割当されます。
マニュアル
メニューのhelpを押すとPDFマニュアルが表示されます。
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