BOSS EX-4 Effects Expanderは何ができる?ペダルボードにあと一歩足りない人へ。従来製品との違いを解説

歪みとディレイは持っている。でも、モジュレーションも試したいし、ピッチ系のエフェクトも気になる。かといって、コンパクトエフェクターをもう何台も買い足すには、ペダルボードにもう空きがない。ペダルボードを組んでいる人なら、一度はこんな場面にぶつかったことがあると思います。
そんな悩みに向けて、BOSSから「EX-4 Effects Expander(エフェクツ・エクスパンダー)」という新製品が発表されました。この記事では、EX-4が何をする機材なのか、これまでのBOSS製品と何が違うのかを、初心者の方にも分かるように整理します。専門用語は出てきたところで説明しますので、安心して読み進めてください。
結論:EX-4は「ペダルボードに足す、4スロット分のエフェクト・ボックス」



超コンパクトなマルチエフェクターという位置づけ。
持ち物を減らしたいセッションではこういったペダルは嬉しい!



複数機能があるので、ペダルボードの中に設置しても良いですよね!



GT-1000 COREだと機能が多すぎる、筐体が大きすぎるという人にもピッタリ。
先に結論からお伝えします。EX-4は、ペダルボードの上に置いて使う、コンパクトな筐体のマルチエフェクトです。


エフェクトを最大4つ同時に使えて、その4つは120種類のエフェクトから自由に選べます。
ここで言う「ペダルボード」は、複数のエフェクターを1枚の板の上にまとめて並べたものです。ギタリストの「足元の音作りの基地」のようなものですね。「マルチエフェクター」は、1台の中にたくさんのエフェクトが入っていて、切り替えて使える機材のことです。


BOSSは公式ページでEX-4を「ペダルボードの可能性を拡張するコンパクトなマルチ・エフェクト・ペダル」と紹介しています。英語版の公式ページには、今のボードで働いているものは変えずに、使えるサウンドの幅だけを広げる、という趣旨の説明もあります。つまり、今使っているペダルを全部入れ替える機材ではなく、今あるボードにもう1台足して守備範囲を広げる機材、という位置づけです。
まずは、公式のリファレンス・マニュアルに載っている主な仕様を一覧にしておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エフェクト・タイプ | 120種類 |
| 同時に使えるエフェクト | 4つ(FX1〜FX4)+ユーティリティ6つ |
| メモリー | ユーザー128+プリセット128 |
| ディスプレイ | カラー・グラフィックLCD(320×240ドット)、公式ページでは2.4インチ |
| オーディオ入出力 | INPUT L/MONO・R(RETURN)、OUTPUT L/MONO・R(SEND)(標準タイプ、モノ/ステレオ対応) |
| その他の端子 | MIDI IN/OUT(ミニ・タイプ)、CTL1(3)・2(4)/EXP、USB Type-C、DC IN |
| 電源 | ACアダプター(PSA-100S、付属) |
| サイズ | 117(幅)×138(奥行)×63(高さ)mm(ゴム足除く) |
| 質量 | 800g |
サイズと重さは、ペダルボードに載せることを前提にしたコンパクトさです。サイズの感覚については、あとで他のBOSS製品と並べて比べます。
EX-4でできること


ここからは、EX-4の機能を順番に見ていきます。ギターのアンプやエフェクターに例えながら説明しますね。
120種類のエフェクトから、最大4つを同時に使える
EX-4には、コンプレッサー、歪み(オーバードライブ/ディストーション/ファズ)、EQ、ワウ、コーラスやフェイザーなどのモジュレーション、ディレイ、リバーブ、ピッチシフターなど、120種類のエフェクトが入っています。公式のパラメーター・ガイドには、アコースティックギターのシミュレーターやシタールのシミュレーター、ギターシンセのようなちょっと変わったタイプも並んでいます。ベース向けにチューンされたエフェクトも用意されています。
エフェクトの中には、有名なペダルの音をモデリングしたタイプもあります。パラメーター・ガイドを見ると、歪みの中にはIbanezのTS-808、KlonのCENTAUR、Proco RAT、Electro-HarmonixのBig Muffなどを再現したタイプが入っています。ディレイにはRoland RE-201(スペース・エコー)やBinson Echorec2をモデリングしたタイプがあり、リバーブにはホール、プレート、スプリング、シマーなどが揃っています。「モデリング」とは、実在する機材の音の特徴をデジタルで再現する技術のことです。
BOSSらしいところでは、ボリューム奏法(バイオリン奏法)のような効果になる「SLOW GEAR」や、音を細かく刻む「SLICER」も入っています。この2つは、海外の紹介記事でもBOSSらしいエフェクトの例として名前が挙がっています。
そして、この120種類から、4つのスロット(FX1〜FX4)に好きなものを入れて同時に鳴らせます。公式では、4つ全部を同じ種類のエフェクトにすることもできるとされています。たとえば、歪みを2つ重ねて厚みを出したり、ディレイを2つ使って違う長さの反響を重ねたり、といった使い方ができます。
ディレイは音をやまびこのように繰り返すエフェクト、リバーブは部屋やホールの響きを足すエフェクトです。この2つの違いが少し曖昧な方は、ディレイとリバーブの違いを解説した記事や、リバーブの種類を解説した記事も参考になります。コーラスやフェイザーなどの「揺れ系」については、コーラス・フランジャー・フェイザーの違いの記事で仕組みを整理しています。
GEAR SUITE:ノブを回すだけで「お勧めの設定」が呼び出せる
初心者がデジタル機材でつまずきやすいのは、パラメーターが多くて、どこをどういじればいいのか分からないところです。EX-4には、その入口を楽にする「GEAR SUITE(ギア・スイート)」という機能があります。
マニュアルによると、エフェクトのタイプごとに、そのエフェクトの特徴を知り尽くしたプロのギタリストが設定したお勧めの設定が複数入っていて、ノブを回すだけで呼び出せます。パラメーターを細かく調整しなくても、まずは完成度の高い音から始められる、という考え方ですね。ギターアンプで言えば、つまみを全部自分で決める前に、メーカー推奨のセッティング例から始めるようなものです。
自分で作った設定を、GEAR SUITEのユーザー領域に名前を付けて保存することもできます。
マニュアル・モードとメモリー・モード:足元の踏み方が2通り
EX-4のフットスイッチは2つで、どちらもLEDで状態を見分けられます。この2つのスイッチの動きを切り替えるのが、「マニュアル・モード」と「メモリー・モード」です。
- マニュアル・モード:初期設定では、左のスイッチでFX1、右のスイッチでFX2をオン/オフします。コンパクトエフェクターを並べて、1台ずつ踏むのと同じ感覚です。
- メモリー・モード:あらかじめ保存した音色の組み合わせ(メモリー)を切り替えるモードです。左のスイッチで1つ前のメモリー、右のスイッチで次のメモリーに移ります。
「メモリー」というのは、4つのエフェクトの種類・設定・並び順をまとめて保存したものです。ユーザーメモリーが128個、書き換えられないプリセットが128個入っています。2つのスイッチを同時に押すと、モードを切り替えられます。
本体には、FX1〜FX4のボタンも別についています。足元のスイッチが2つでも、手で押せるボタンでFX3・FX4をオン/オフできるので、事前に音を作る場面では困りません。また、スイッチの役割は変更もできて、メモリー・モードでも「FX1とFX2をオン/オフ」「FX3とFX4をオン/オフ」といった使い方に切り替えられます。
直列と並列、並び順も自由に組める
エフェクターは、つなぐ順番で音が変わります。たとえば歪みのあとにリバーブを置くのと、リバーブのあとに歪みを置くのでは、まったく違う音になりますよね。EX-4は、4つのエフェクトの並び順を画面上で入れ替えられます。
さらに、エフェクトのつなぎ方(STRUCTURE)として、1本の線に沿って順番に通す「直列」に加えて、信号を2つに分けて別々のエフェクトを通し、あとで合流させる「並列」も選べます。画面には、直列の2種類と並列の3種類のパターンが用意されています。並列にすると、原音を残したまま別の系統でエフェクトをかける、といった凝った組み方もできます。
ユーティリティ:エフェクトの外側を支える6つの道具
EX-4には、4つのエフェクトとは別に、6つのユーティリティが入っています。マニュアルでは「4(FX1〜4)+6」と書かれている部分です。
- フット・ボリューム:エクスプレッション・ペダルをつなぐと、足で音量を操作できます
- ノイズ・サプレッサー(2つ):弾いていないときのノイズを抑える機能です。歪みを深くかけるほど、ジーッというノイズが気になりますよね。それを抑える道具です
- グローバルEQ:出力の音質全体を整えるイコライザーで、設定を3つまで保存できます
- センド/リターン:外部のエフェクターをEX-4の中に組み込むための端子と機能です
- ディバイダー/ミキサー:信号を2つに分けたり、合流させたりする部分です
公式の説明によると、ユーティリティはエフェクトの並びの中で好きな位置に置けます。
キャリーオーバー:音色を切り替えても余韻を残せる
デジタルのマルチエフェクターでは、メモリーを切り替えた瞬間にディレイやリバーブの余韻がプツッと切れてしまうことがあります。EX-4には、これを避けるための「キャリーオーバー」機能があります。
マニュアルによると、ディレイやリバーブをオフにしても残響を鳴らしたままにできる機能で、切り替え前後でエフェクトの構成と種類をそろえておくと、より自然に聞こえます。音色を切り替えるたびに余韻が途切れてしまうのが気になる人には、うれしい仕組みです。
接続の自由度:ボードの先頭にも、中盤にも、末尾にも
EX-4の背面には、モノ/ステレオ対応の入出力が4系統あります。マニュアルには、ペダルボードに置く位置ごとに、こんな使い分けが書かれています。
- ボードの末尾に置く(EX-4の出力をアンプにつなぐ):ディレイやリバーブを使うときはこの接続にします
- ボードの先頭に置く(ギターを直接つなぐ):歪みを使うときや、ピッチを検出するエフェクト(ハーモニストなど)を使うときに向いています
- ボードの中盤に置く:手前にお気に入りの歪みペダル、あとにお気に入りのディレイやリバーブを置きたいときの位置です
さらに、センド/リターンの機能を有効にすると、EX-4のエフェクトの途中に、外部のエフェクターを1つ差し込めます。お気に入りのコンパクトエフェクターを、EX-4の中の好きな位置に組み込めるということです。
上級者向けの使い方として、「4CM(フォー・ケーブル・メソッド)」にも対応しています。ギターアンプのセンド/リターン端子とEX-4をケーブル4本でつなぐ方法で、アンプの歪みの前後にエフェクトを分けて置けます。歪みの前に置きたいエフェクトと、歪みのあとに置きたいエフェクトを、1台の中で使い分けられるわけです。ただし、センド/リターン端子のないギターアンプでは、この4CMは使えません。
ほかにも、STRUCTUREを並列にして、ギター2本を持ち替えたり、アンプを2台鳴らしてステレオのリバーブやコーラスを楽しんだりする接続例も、マニュアルに載っています。
外部ペダルとMIDI、USB
CTL1(3)・2(4)/EXP端子には、別売のフットスイッチ(FS-5U、FS-5L、FS-6、FS-7)やエクスプレッション・ペダル(FV-500L、FV-500H、EV-30、Roland EV-5)をつなげます。エクスプレッション・ペダルは、かかとやつま先で踏み込む量に応じて、音量やエフェクトの深さを連続的に変えるためのペダルです。マニュアルによると、どの操作でどのパラメーターを動かすかという組み合わせを、最大8パターンまで設定できます。
MIDI IN/OUT端子は、ほかのMIDI対応機器とつなぐためのものです。MIDIとは、楽器同士が「この音色に切り替えて」「テンポをそろえて」といった指令をやり取りするための共通ルールのことです。マニュアルには、EX-4のMIDI OUTからMIDI対応のエフェクターにつないでメモリーを呼び出したり、テンポを同期させたりできる、と書かれています。
USB Type-C端子は、パソコンとつないでMIDIを送受信するためのものです。マニュアルには、EX-4の設定をパソコンにバックアップして、あとから戻す方法(MIDIバルク・ダンプ)が載っています。ただし、この操作にはSysExデータを録音できるDAWかMIDIシーケンサーが必要とされています。専用のエディター・ソフトについては、今回確認したマニュアルの範囲では記載が見つかりませんでした。
従来のBOSS製品と何が違う?いちばん近い機材と並べて比べる
ここからは、「これまでのBOSS製品と何が違うのか」を整理します。EX-4は、コンパクトエフェクターとマルチエフェクターのあいだを埋めるような機材です。近い位置にあるBOSS製品として、マルチ・エフェクト・スイッチャーのMS-3と、ギター・エフェクト・プロセッサーのGX-10、GT-1000COREを、各公式ページの数字で並べてみます。
| 製品 | 種類 | エフェクト数 | 同時に使える数 | サイズ(幅×奥行×高さ) | 質量 |
|---|---|---|---|---|---|
| EX-4 | マルチ・エフェクト・ペダル | 120種類 | 4+ユーティリティ6 | 117×138×63mm | 800g |
| MS-3 | マルチ・エフェクト・スイッチャー | 内蔵112種類 | 内蔵6系統、外部ループ3系統 | 275×97×68mm | 1.1kg |
| GX-10 | ギター・エフェクト・プロセッサー | 170種類 | 15+3(ユーティリティ) | 300×183×74mm | 2.2kg |
| GT-1000CORE | ギター/ベース・エフェクト・プロセッサー | 185種類 | 2つのプリアンプを含む24ブロック | 173×135×63mm | 920g |
数字は、BOSS公式の各製品ページ(MS-3、GX-10、GT-1000CORE)の仕様欄をもとにしています。
コンパクトエフェクターとの違い:「1台1エフェクト」から「1台で4つ」へ
BOSSのコンパクトエフェクターは、1台に1つのエフェクトが入っていて、ツマミが目の前に並んでいます。EX-4は、1台に4つのエフェクトを入れられて、しかもメモリーごとに切り替えられます。
面白いのは、パラメーター・ガイドを見ると、歴代のBOSSペダルを思わせるタイプが入っているところです。歪みには「BD-2風」「OD-1風」「OD-2風」「MT-2風」「HM-2風」「ML-2風」と書かれたタイプがあり、コンプレッサーにはCS-3をモデリングしたタイプ、フェイザーにはMXR Phase 90をモデリングしたタイプがあります。あくまで「風」「モデリング」なので、実物と全く同じ音になるとは限りません。ただ、名機の方向性の音を試せるのは、この機材の楽しいところだと思います。
その一方で、コンパクトのように1つのエフェクトに専用のツマミが何個も付いているわけではありません。EX-4の操作は、画面を見ながら、3つのつまみと、SELECT/TYPE/VALUEのつまみで行います。この点は、直感的に触れるコンパクトのほうが向いている場面もあるでしょう。
スイッチャー(MS-3)との違い:主役が「内蔵エフェクト」か「手持ちのペダル」か
MS-3は、手持ちのエフェクターを3系統のループにつないで、切り替えを管理する「スイッチャー」が中心の機材です。内蔵エフェクトもありますが、公式ページの説明は、3系統のループを組み合わせて多彩な音色を作ることに重点が置かれています。
一方のEX-4は、内蔵の4つのエフェクトが主役で、外部のペダルをつなげるのはセンド/リターンの1系統です。お気に入りのペダルをたくさん束ねて管理したいならMS-3のようなスイッチャー、ボードに足りないエフェクトを内蔵で補いたいならEX-4、という考え方が分かりやすいと思います。
GX-10・GT-1000COREとの違い:アンプまで入っているか
GX-10とGT-1000COREは、どちらも真空管アンプの音を再現するBOSS独自のAIRD技術を搭載した、ギター・エフェクト・プロセッサーです。GX-10は公式仕様でアンプ/プリアンプが32種類(ギター23、ベース9)、GT-1000COREは2つのプリアンプを含めて24のエフェクト・ブロックを同時に使えます。
EX-4のパラメーター・ガイドを見ると、エフェクトの一覧にアンプやキャビネットをシミュレートするタイプは見当たりません。アコースティックギターやシタールのシミュレーターは入っていますが、アンプの音づくりはしない、エフェクトに特化した機材だと考えられます。海外メディアのGearnewsも、EX-4にはアンプモデルが入っていない一方、GX-10にはアンプモデルが入っていて1台で完結するリグとして使える、という違いを挙げています。
サイズを見ると、EX-4の幅117mmは、GX-10の300mmの半分以下です。高さは、GT-1000COREとEX-4がどちらも63mm(ゴム足除く)で並びます。ペダルボードの上の面積を節約したい人にとっては、この差は大きいはずです。
同時に使えるエフェクトの数では、EX-4は4つ、GX-10は15個(+ユーティリティ3つ)と、大きな開きがあります。「たくさんのエフェクトを同時に重ねたい」のか、「必要な数だけを小さな筐体で足したい」のか、そこが選ぶ基準になります。
500シリーズなど「1つの系統に特化したBOSSのペダル」との違い
BOSSには、ディレイ、モジュレーション、リバーブなど、1つの系統を深く作り込んだ500シリーズのペダルもあります。当サイトでも、モジュレーション/リバーブの「MD-500」「RV-500」を紹介した記事があります。Gearnewsは、EX-4をこの500シリーズのような専門特化型と、GX-10のようなオールインワンとの中間に位置づけています。1つの系統だけを極めるのではなく、複数の系統を1台にまとめている、という違いです。
従来製品との違いをひとことでまとめると
ここまでを、3つのポイントにまとめます。
- ボードに足す前提で作られている:4つのエフェクトを同時に使え、外部のペダルもセンド/リターンで組み込める、拡張向けの設計です
- アンプ系のモデリングには手を出していない(と読み取れる):エフェクトに特化しているぶん、サイズは小さめです
- GEAR SUITEやカラー表示で、初心者にも入り口がある:パラメーターが多い機材でも、お勧めの設定から始められます
EX-4はどんな人に向いている?
向いている人
- ペダルボードの空きが少ないけれど、ディレイ、リバーブ、モジュレーション、ピッチ系などを増やしたい人
- 曲やバンドごとに違う音色を、足元のワンタッチで切り替えたい人
- お気に入りのコンパクトエフェクターは残したまま、足りない部分だけ補いたい人
- ベースで使えるエフェクトが欲しい人(入力タイプをベースに設定でき、ベース向けのエフェクトも入っています)
- 歴代BOSSペダルの方向性の音を、1台でいろいろ試してみたい人
別の選択肢を見たほうがいい人
- アンプやキャビネットの音そのものを、デジタルで作りたい人。GX-10やGT-1000COREのように、アンプ・モデリングを搭載した機材のほうが向いています。ペダルボード型のアンプ・モデラーとしては、当サイトで詳しく解説しているToneX Boardのような選択肢もあります
- たくさんの手持ちペダルを、1台でまとめて切り替えたい人。MS-3のようなスイッチャーのほうが向いています
- 4つを超える数のエフェクトを、同時に重ねて鳴らしたい人
初めてのエフェクター選びの場合は、まずコンパクトを1〜2台使ってみて、「あと少し足りない」と感じたところでEX-4のような機材に進むほうが、それぞれのエフェクトの役割が分かりやすいかもしれません。ボード全体の考え方は、BOSSのマルチエフェクター GT-1000の初心者向けの使い方の記事も、雰囲気をつかむ参考になります。
価格と発売時期(2026年9月25日時点で確認できた情報)
価格と発売日は、情報源によって表記が分かれています。
- 国内の販売店:イケベ楽器店の新製品情報では、販売価格は税込49,500円、発売は2026年内の予定と案内されています。
よくある疑問
EX-4だけでギターの音は完成する?
EX-4はエフェクトに特化した機材で、アンプの音は作りません。ギターアンプ(または別途のアンプ・シミュレーターなど)は必要になります。EX-4は、アンプの手前や、アンプのセンド/リターンの位置につなぐ機材です。
ベースでも使える?
使えると考えられます。入力タイプの設定にGUITARとBASSがあり、パラメーター・ガイドにはベース用のオクターブ、コンプレッサー、ディストーションなどが載っています。
チューナーやルーパーは入っている?
今回確認したマニュアルの目次と仕様には、チューナーやルーパーの項目は見当たりませんでした。あるかないかは、発売後の公式情報で改めて確認してください。
初心者でも使える?
GEAR SUITEで、お勧めの設定から始められます。ただし、画面を見ながら操作する機材なので、最初はマニュアルの「演奏する」の章から順に触っていくのがおすすめです。公式のリファレンス・マニュアルとパラメーター・ガイドは、すでに公開されています。
まとめ:EX-4は「ボードを作り直さずに、選べる音を増やす」ための1台
EX-4は、120種類のエフェクトから最大4つを同時に使える、ペダルボード向けのコンパクトなマルチ・エフェクト・ペダルです。GEAR SUITEでお勧めの設定から始められ、直列・並列の切り替え、センド/リターン、キャリーオーバー、MIDIなど、拡張向けの機能が揃っています。
従来のBOSS製品との違いは、大きく分けて次のとおりです。コンパクトエフェクターは1台1エフェクトですが、EX-4は1台で4つ。スイッチャーのMS-3は手持ちのペダルの切り替えが主役ですが、EX-4は内蔵エフェクトが主役。GX-10やGT-1000COREのようなプロセッサーはアンプまで入っていますが、EX-4はエフェクトに絞っていて、そのぶんサイズも小さめです。
今のペダルボードに「あと一歩」足りない音があるなら、EX-4は候補の1つになりそうです。国内の価格や発売日は、正式な案内を確認してから判断してください。







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