SSL Fusion Vintage Driveのレビュー・セール情報！自然なアナログサチュレーション

SSL Fusion Vintage DriveはSSL(Solid State Logic) サチュレーションプラグインです。

SSLは「Fusion」という2Uサイズの完全アナログアウトボードをリリースしています。
SSL Fusionの実機は35万円相当のプロセッサーでこの中のモジュールがプラグインとして販売されています。

SSL Fusionには【6つのアナログツール】が入っており、その中にある『Vintage Drive プロセッサ』を
エミュレートしたのがプラグイン版のSSL Fusion Vintage Driveです。

下の動画でSSL Fusion Vintage Driveの音が確認できます。

SSL Fusion Vintage Drive　のレビュー

数あるサチュレーションプラグインの中でもSSL Fusion Vintage Driveはかなり使い勝手が良く楽器を問わずに利用ができる印象を受けました。
ディストーションのように激しく歪ませられるタイプのプラグインではありません。また最近はキツめに歪むサチュレーションが多く出ていますが、こういったタイプでもありません。

あくまで緩やかな倍音をつけて音を太く、音抜けを良くできるサチュレーションです。
音の弱いセクションにSSL Fusion Vintage Driveを挿すことで倍音が付与され音が全面に出てきます。

サチュレーションをかけるときの基準はLEDランプが「緑」の状態を維持するのですが、必ずしも緑を維持せずとも良くて
歪の掛かり具合を激しくしたければDriveノブをあげてLEDランプが「赤」になるようにします。

緑のランプだとちょうどよい塩梅

LEDランプで確認するも良いですしSaturationメーターを見て確認するのも良し。

「SSL Fusion Vintage Drive」が持っている他のサチュレーションと違うユニークな点として
中央にある「Density」のノブがあります。

名前の通り「歪具合の密度」を調整するもので、他のプラグインでいうとドライブタイプを切り替えていくような雰囲気の機能です。
スイッチで切り替えるのではなく密度の％を調整していくので、自分の好みの感じに近づけることができます。
あっさりした倍音付与をさせたいときにはDensityを低めにして、音の厚みを印象づけたいときにはDensityを高めにします。
オートメーションで調整しても面白い効果を狙えそうです。

SSL Fusion Vintage Driveはこんな人におすすめ

使い方・機能解説

ここからはSSL Fusion Vintage Driveの使い方・機能について解説します。😀

Auto Gain

サチュレーションをかけていくとどうしても音量が上がります。気持ちよいサウンドにしたのに音量がピークになっていた…となるのはあるあるネタ。
「SSL Fusion Vintage Drive」にはAuto Gain機能がついており、歪ませたときのOUTPUTの音量が出来るだけ変化しないようにできます。
これがとても便利。

ClaroやKnock等、最近のプラグインではAuto Gainがついているものが増えてきていますがあるとかなり便利です。
「GainMatch」のようなオートゲインのためのプラグインもありますので需要があるのが伺えます。

ECOモード

CPU負荷が強いとどんなに良いプラグインでも使わなくなってしまいます。
作曲のためにプラグインを買っているのに、重すぎて作業できなくなったら本末転倒ですから。

「SSL Fusion Vintage Drive」ではCPUに優しい「ECOモード」が用意されています。

Echoモード
プラグインをゼロ レイテンシー & 低 CPU モードに落とし、アプリケーションの追跡と記録を行います。

ECOモードはレコーディングやトラッキングに最適なモードで、レイテンシーとCPU使用率が低下します。

他にも使う時に便利な機能として
・UNDO/REDO
・比較できるA/B設定
・プリセット機能
が用意されていてこのあたりはSSL Fusionシリーズ同様です。

SSL Fusion Vintage Drive　サウンドテスト

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SSL Fusion Vintage Drive　の特徴

・独自の非線形飽和回路 / オリジナルのアナログ回路を参考にした優れたDSP設計
・DENSITY と DRIVE が相互作用して、ハーモニクス、ソフト クリッピング、自然な圧縮を生成します。
・エフェクト量のパラレルMIX
・オートゲイン
・ ECO モード
・Adrian Hall、Alan Moulder、Caesar Edmunds、Charlie Holmes、Michael Brauer、Romesh Dodangoda、Sean Divine、Wez Clarke など、ワールドクラスのプロデューサーやエンジニアによるプリセット

SSL Fusion Vintage Drive　の使い方

マニュアルのTips & TrcikではSSL Fusion Vintage Driveのコツが記載されていますので引用
用途に応じてDrive・Densityを使い分けると良いですよという内容になっています。

■MIX + MASTER
ミックスやバス全体に作用する繊細な効果を得るには、LED を緑色のゾーン（点滅）に維持します。
LED がグリーンゾーンにあることを確認してください（オレンジの点滅も可）。
オレンジ色に点滅しても問題ありません.

■個別ステム
よりアグレッシブなサチュレーションを実現するためにLEDがオレンジ色に点灯し始めるまで、回路をがオレンジ色に点灯し始めるまで回路を駆動します。
赤のゾーンに入るとレッドゾーンに入ると、かなり明らかなミックスバス全体では望ましくない歪みですが
ミックスバス全体では好ましくありませんがは、個々のステムにうまく作用します。

■DENSITY
DENSITY を低く設定すると、より多くの偶数次高調波が発生します。
2 ～ 3 に設定すると、ミックスに豊かさを与えることができます。

DENSITYが中～高の場合（3以上）、全体的な倍音成分は少なくなりますが、奇数次の倍音成分が含まれます。
全体的な倍音成分は少なくなりますが、奇数次の倍音成分がを設定すると、全体的な倍音成分は少なくなりますが、奇数次 の倍音成分が目立つようになります。
3 番目の倍音は、この回路が与えるサチュレーション/アナログクリップ効果に関連します。

この回路がもたらすクリッピング効果に関連しています。これは一種のソフトコンプと考えることができます。
これは一種のソフトコンプレッションと考えることができます。
ピークが丸くなり、RMS（平均）レベルが上がります。これによって
ラウドネス “を得ることができます。
3 から 7 の間の設定は、ミックス全体を厚くするのに適しています。

SSL Fusion Vintage Drive　プリセット

ファクトリープリセットでは上記内容が反映されたプリセットが組まれているので
プリセット名にそって合わせていけばサクッと使えて即戦力プラグインになってくれます。

SSL Fusion の実機

SSL Fusion の実機は市場価格35万前後（2022年10月現在）
SSLのプラグインでバラ売りされている機能が一台のハードに詰まっています。
Vintage Drive,The Violet EQ,HF Compressor,SSL Fusion Full band LMC,Stereo Image,Transformerの機能と搭載。

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SSL Fusion Vintage Driveの買い方

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