Newfangled Audio Saturateセール・レビュー！音抜けと音の太さを付与できミックス時に活躍するサチュレーションプラグイン

2024年2月20日

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Saturate とは？

「 Eventide’s Newfangled Audio Saturate 」は名前の通りシンプルなサチュレーションプラグイン。
シングルトラックまたはミックス全体につかっていけるプラグインです。

「Saturate」はこんな人におすすめ

・ミックス時/マスタリング時に使えるサチュレーションプラグインが欲しい人
・サチュレーションとクリッパー機能の両方が欲しい人

Eventide’s Newfangled Audio Saturate レビュー

「Saturate」の特徴としては以下があげられます。

・最大24dB＋できるDrive
・選べるSoft or Hardクリッパー
・以前の設定値と比較できる「compare」ボタン
・Peak,RMSメーター付きのInput/Outputメーター
・Output Levelのauto設定

サチュレーションの中でもかなり歪ませられるタイプのプラグインで、クリッパーのタイプがSoft~Hardまで変化させられることで出来上がりの質感を変化させることができます。
エキサイターとはまた違い、音を太く抜けをよくできるので他の音と同時に鳴らしたときに存在感が抜き出てきますよ。

24dBまでDriveを上げまくると倍音成分ばかり聞こえて破綻してしまうのですが、24dBまで上げてたとしても歪を加えても音全体が破綻することなく、全体の音像がクッキリしたまま倍音を追加できる印象です。
ミックス・マスタリング用途と謳っているだけあり、使い勝手が良いプラグイン。レート評価が高いのも納得です。

複数トラックに挿していくサチュレーションプラグインとしては若干負荷があります。

Outputのオートゲインボタンも地味に便利で、高域だけ少し上げたいけど音量は変化させたなくないときにも「Saturate」が役立ちます。

Ver1.7よりDETAIL PRESERVATION ノブが追加されクリッピング中に保持されるオーディオのディテールの量を制御できます。
またアンチエイリアシングの効きも良いのでサチュレーションからクリッパーまで汎用性の高いプラグインです。

今すぐSaturateを購入するにはこちら

Eventide’s Newfangled Audio Saturate 使い方

Saturateについて

Saturateは、ElevateプラグインのSpectral Clipperの最終段として人気を博したサチュレーション・プラグインです。Saturateは2つのコントロールで構成されていますが、その内容は以下の通りです。
をオーバードライブさせることができる高度な信号処理エンジンです。
トーンバランスに影響を与えることなく、信号をオーバードライブさせることができます。
「オーバードライブさせることができます。このため、ミックス全体をオーバードライブするのに適していますが、個々の楽器に対しても非常に効果的です。
は、個々の楽器に対しても有効です。の後に配置すると、トランジェントを透過的に処理することができます。
の後に使用すると、ブーストしたトランジェントを透過的に処理することができます。

※マニュアルより

Drive

最大+24dBまでGAINをあげられます。
Shapeカーブを0%にしたときにはなめらかな歪を再現。
Driveレベルを12dB以上にすると歪みがだんだんと追加されていき暴れる感じになります。

CEILING

Saturate が出力オーディオをクリップする最大レベルを設定します。ANTI-ALIASING がオフの場合、出力はセイリングを超えることはありません。ANTI-ALIASING がオンの場合、出力はセイリングをわずかに超えるかもしれません。この場合、シーリングを下げるか、HARD LIMIT ボタンをオンにすることで、補正することができます。

Clipper Shape

文字通りHardよりにすると音が固くなっていきます。

ゲインカーブの形状をソフトからハードに変更します。このクリッパーは、追加される高調波成分を最小限に抑えながら最大限のブーストを可能にする理想的なシェイプを使用しています。DRIVEが0dBの時はゲインなし、ソフトとハードのSHAPEは全く同じになります。

Detail Preservation

DETAIL PRESERVATION パラメーターは、Saturate のマジックの中心的なものです。通常のクリッパーは、波形のピークを除去する際に、クリップされた部分の細かいディテールをすべて再移動させてしまいます。Saturateは、この微細なディテールを保存し、回復させるスペクトル・アルゴリズムを備えています。

DETAIL PRESERVATION コントロールは、保存されるディテールの量を上下させることができます。0%に設定すると標準的なソフトクリッパーとして機能し、100%に設定するとすべてのディテールが保存されます。

Symnmetry

SYMMETRYパラメーターは、クリップパーの片側の硬度を上げ、もう片側の硬度を下げます。これは、形状が対称的であるときに生成される奇数倍音に加えて、偶数倍音を生成する非対称のサチュレーターを作成します。この偶数倍音は、多くの人が心地よいと感じ、多くのヴィンテージギアの秘密であると言う人もいる、豊かなサウンドを生み出します。