ブルースロック入門8曲|ギターと歌から好みを広げる公式音源ガイド

ブルースロックの入口には、歌とギターを一緒に知るJoe Bonamassa「Driving Towards The Daylight」、古いブルースへ広がるLarkin Poe「Preachin’ Blues」、楽器の編成に注目するAna Popovic「Can You Stand The Heat」を。公式音源と演奏から探す8曲です。
ギターソロが好きでも、ブルースロックのどこから聴けばよいか迷うことがあります。ここでは歌、カバー、バンドの編成、ライブ演奏と入口を分けました。好きな奏法の名前を先に覚える必要はありません。一曲を気に入ってから作品や別の演奏者へ進むためのガイドです。
この記事の選曲基準
ブルースとロックの接点を知る入門の案内順で、歴史を網羅する選曲や演奏技術のランキングではありません。アーティスト、レーベル、演奏を収録した媒体の正規公開から選びました。Dani Wildeはブルースとカントリーの周辺へ広げる候補として選んでいます。
おすすめ8曲の比較表
曲名を押すと各曲の解説へ移動します。プレーヤーが再生できない場合は「YouTubeで開く」の補助リンクをご利用ください。
| 曲・アーティスト | 好みを探す入口 | 掲載版の確認 |
|---|---|---|
| Driving Towards The Daylight Joe Bonamassa | 歌とギターを一緒に知る | 同名アルバムへ進む |
| Preachin’ Blues Larkin Poe | 古いブルースへ橋を架ける | Son Houseの曲のカバー |
| Mud Honey Joanne Shaw Taylor | 歌の言葉にも関心を向ける | ギタリストの歌を入口に |
| Can You Stand The Heat Ana Popovic | ギター以外の楽器にも注目 | ホーン・鍵盤の参加を確認 |
| Fresh Out Christone “Kingfish” Ingram | セッションから歌い手を知る | 音楽の開始案内は00:22 |
| Swamp Eric Gales | ギターの演奏を近くで見る | 公開媒体による正規演奏 |
| Open Road Dani Wilde | ブルースの周辺へ広げる | カントリーとの接点を探す |
| Once Philip Sayce | ライブ音源を作品で知る | 『Scorched Earth, Vol. 2』収録 |
1. Joe Bonamassa「Driving Towards The Daylight」
合わせたい聴き方:歌とギターを一緒に知る
ブルースロックの入口を、ギターの速さだけで決めたくない人へ。Joe Bonamassaの「Driving Towards The Daylight」は、同名アルバムの曲として公式に案内されています。最初から奏法の名前を覚える必要はなく、歌をもう一度聴きたいか、ギターをもっと追いたいか、自分の関心を一つ決めてみてください。気に入った部分があれば、この曲の入った作品へ進む道が作れます。
楽しみ方のヒント:同じ曲の別公演もありますが、ここで掲載するのは公式ミュージックビデオです。ライブ録音とスタジオの曲を比べたいときは、版の表示をそろえて探しましょう。
Joe Bonamassa公式ミュージックビデオ / YouTubeで開く
2. Larkin Poe「Preachin’ Blues」
合わせたい聴き方:古いブルースへ橋を架ける
新しい歌い手から、以前のブルースへ関心を広げたい人にはLarkin Poe。「Preachin’ Blues」は公式説明でSon Houseの曲のカバーと明記され、アルバム『Peach』へ案内されています。Larkin Poeのオリジナル曲と考えるのではなく、まずこの演奏を入口にし、気になったらSon Houseの正規音源へ進んでみてください。同じ曲名を別の演奏者で聴くという、ジャンルの楽しみ方を始められます。
楽しみ方のヒント:題名が同じでも録音や歌い手は異なります。先に正解となる一つの演奏を決めるより、自分がどちらをもう一度聴きたいかを比べてみましょう。
Larkin Poe公式音源/アルバム『Peach』 / YouTubeで開く
3. Joanne Shaw Taylor「Mud Honey」
合わせたい聴き方:歌の言葉にも関心を向ける
ギタリストの名前は知っていても、歌までは追っていなかった人の入口に。「Mud Honey」はJoanne Shaw Taylorの公式リリックビデオを選びました。ギターの演奏だけを切り出した動画から入る方法に加え、一曲の歌として好みを探す方法もあります。言葉を確認できる映像から関心を持ったら、画面を見ずに聴く回も作り、自分がもう一度戻りたい箇所を探してみてください。
楽しみ方のヒント:動画内の歌詞は本記事へ転載していません。奏法の難易度や歌唱の優劣を順位付けした選曲ではなく、好みの入口が違う演奏者を並べています。
Joanne Shaw Taylor公式リリックビデオ / YouTubeで開く
4. Ana Popovic「Can You Stand The Heat」
合わせたい聴き方:ギター以外の楽器にも注目
ブルースロックをギター一本の音楽として捉えていたら、Ana Popovicの公式映像も候補に。公開元の編成表には、ギターと歌に加えてハモンドB3、トランペット、サクソフォン、リズムギター、バックボーカルまで記されています。演奏する人の顔と楽器を結び付けながら一曲を知ると、次は別のパートを追ってみるという聴き方ができます。バンド全体へ興味を広げる入口です。
楽しみ方のヒント:公式説明のメンバー表を根拠に楽器を紹介しています。音の聞き分けを試験のようにする必要はなく、まず気になる一人の演奏へ注意を向けてみてください。
Ana Popovic公式スタジオ映像 / YouTubeで開く
5. Christone “Kingfish” Ingram「Fresh Out」
合わせたい聴き方:セッションから歌い手を知る
音源のジャケットより、演奏する姿から新しい歌い手を知りたいときに。Christone “Kingfish” Ingramの「Fresh Out」は、Jam In The Vanが公開する2019年ロサンゼルスのセッションを選びました。公式説明には音楽が始まる位置として00:22の案内があります。冒頭の番組部分があることを知っておけば、曲を探しているときも迷いにくくなります。まず一曲を知って、本人の作品へ進んでみてください。
楽しみ方のヒント:掲載はセッションのライブ演奏です。アルバム版の録音や長さと同じとは限らず、この動画だけを使ってスタジオ音源の演奏内容まで説明しないようにしています。
Jam In The Van公式/2019年ロサンゼルス演奏 / YouTubeで開く
6. Eric Gales「Swamp」
合わせたい聴き方:ギターの演奏を近くで見る
ギターを弾く姿からブルースロックへ入るなら、Eric Galesの「Swamp」を。Guitar Worldが公開するJohn Page Classic提供のパフォーマンスで、公式説明にはニュージャージー州のNuthouse Recordingでの演奏と記されています。コンサートの遠景とは違う入口として、手元やバンドの動きを見ながら曲を知れます。機材の名前に詳しくなくても、もう一度聴きたくなる演奏かどうかで選んでかまいません。
楽しみ方のヒント:楽器メーカーの紹介を含む映像ですが、特定のギターを買わないとこの音楽を楽しめないという意味ではありません。演奏の入口と機材の購入判断は分けて考えます。
Guitar World公式/John Page Classic提供パフォーマンス / YouTubeで開く
7. Dani Wilde「Open Road」
合わせたい聴き方:ブルースの周辺へ広げる
強いギターの演奏を入口にしたあと、歌い手の作品へ寄り道したいときにはDani Wildeを。公式説明ではブルースとカントリーを歌うシンガーソングライターとして紹介され、「Open Road」はアルバム『Songs About You』からの曲と確認できます。厳密なブルースロックだけに範囲を固定せず、その周辺へ好みを広げる一曲として選びました。同じ言葉で分類される曲ばかりを探さない楽しみ方もできます。
楽しみ方のヒント:本記事の中心から周辺へ進むための候補です。公式クレジットではプロデュースがStuart Dixon。作品名や作り手を覚えておくと、次に聴く曲を見つける手掛かりになります。
Dani Wilde公式/Bri-Tone Records・2015年 / YouTubeで開く
8. Philip Sayce「Once」
合わせたい聴き方:ライブ音源を作品で知る
最後は、ライブの演奏を音源として持ち帰りたい人へ。Philip Sayceの「Once」は、『Scorched Earth, Vol. 2 (Live from LA and London)』に収録された正規配信を選びました。公式クレジットにはドラムのBryan Head、ベースのSam Bolleの名もあります。ギタリストだけでなく一緒に演奏するメンバーも覚えておくと、同じ作品の別曲を探すときに音楽のつながりを追いやすくなります。
楽しみ方のヒント:掲載は2026年配信のライブ音源で、スタジオ録音として紹介していません。ライブ版を好きになった場合は、次も同じ作品から選ぶと版をそろえて楽しめます。
Atomic Gemini正規配信/Live from LA and London / YouTubeで開く
演奏の速さ以外にも、次の一曲の手掛かりがある
歌が気になったら同じ人の別曲へ、Larkin Poeのカバーが気になったら元の演奏者へ進む方法があります。Ana Popovicのように編成が示される映像なら、ギター以外の楽器へ注目する回も作れます。八人を一度に覚えるより、好きになった一人と作品名を残してみてください。
ライブやセッションを入口にした場合は、次に選ぶ音源の版も確かめます。Philip Sayceなら同じライブ作品から、Dani Wildeなら『Songs About You』から別曲を選ぶ方法があります。ジャンル名だけで範囲を狭めず、歌や一緒に演奏する人を手掛かりに進んでみてください。
よくある質問
ブルースの知識がなくても聴けますか?
好きな声やギターから入れます。本記事は歴史や理論を覚えてから聴く構成ではなく、一曲から作品や演奏者へ進む案内です。
Larkin Poeの曲はオリジナルですか?
掲載した「Preachin’ Blues」は、公式説明でSon Houseの曲のカバーと確認しています。Larkin Poeの演奏版として紹介しています。
すべて同じジャンルの曲ですか?
ブルースとロックの接点を中心に、周辺へ広げる候補も含みます。Dani Wildeはブルースとカントリーを歌う人として公式に紹介される歌い手の入口です。
声とギターから別の音楽へ広げるなら、カントリー入門8曲も候補です。ブルースロックと同じジャンルと決めつけず、作家・歌い手・共演から好みの一曲を探せます。
次に読みたい音楽ガイド
参照した公式情報・音源について
各曲の動画タイトル・公開元・紹介する版を公式動画と以下の情報で照合しています。確認日:2026/10/28。試聴や比較の方法は編集上の提案であり、実測した音域・効果・人気順位を示すものではありません。動画の公開状況や再生条件は地域・時期により変わる場合があります。
- Joe Bonamassa「Driving Towards The Daylight」公式情報・音源
- Larkin Poe「Preachin’ Blues」公式情報・音源
- Joanne Shaw Taylor「Mud Honey」公式情報・音源
- Ana Popovic「Can You Stand The Heat」公式情報・音源
- Christone “Kingfish” Ingram「Fresh Out」公式情報・音源
- Eric Gales「Swamp」公式情報・音源
- Dani Wilde「Open Road」公式情報・音源
- Philip Sayce「Once」公式情報・音源
- Joe Bonamassa公式・同名アルバム案内







