「Klevgrand Tomofon 」セール情報!オーディオデータからウェーブテーブルを作って音を作り込めるシンセ!
Tomofonでしか鳴らせない独特のサウンド。
Klevgrand Tomofon はこんな人におすすめ
・他のシンセとは違うサウンドが欲しい人
Tomofon 1.2 & Loney Dear
Tomofon – Make your own Audio Models
Tomofonレビュー
「VPS Avenger」や「MASSIVE X」のようなウェーブテーブル機能を備えたこれぞ現代シンセ!というものを想像していると全然違うものが出てくるので、この点は気をつけてください。
Tomofonでは通常のオーディオファイルからウェーブテーブルを抽出してピッチゾーンにマッピング。
各ゾーンに「ウェーブを入力」してゾーン間でモーフィングできるようにしたものを「オーディオモデル」と名前付けています。
このオーディオモデルを自在に鳴らしていくのが「Tomofon」です。
「オーディオモデル」のエディターでは、今使っているオーディオモデルに別のウェーブテーブルを組み合わせるマージ機能があり(自動・手動)、この機能で複雑なウェーブテーブルを作成して鳴らすことができます。
出来上がるサウンドは柔らかめなものになりますが、他のシンセでは出せない独特の柔らかいサウンドで落ち着いた雰囲気のシーンにピッタリなサウンドになります。
Releseの音を長めにするとウネウネする動き方が心地よいサウンドです。
Tomofonデモ
「aaa」と発声した音を録音してシンセで鳴らしてピッチを変えているのですがこれだけだとサンプラーと変わりません。
audio Modelでは2つの違うオーディオデータをモーフィングさせていくことができサウンドのキャラクターを変化させて鳴らしています。(3:15~)
オーディオモデル
オーディオファイルを取り込んで使う必要があるので素材を用意しないといけないのでしょうか?
そんなことはなく、Tomofonでは初期状態で124個のAudio Modelのパックを収録、180プリセットをダウンロードして使用が可能。
最初のうちは用意されたオーディオモデルを使って音作りしていくのが良いですね。
エンベロープセクション
エンベロープセクションでは直感的に使えるツールが用意されています。
アイコン通りでポイントを足したり、カーブを緩やかにしたりできます。
Voice setting
Voice settingでは最大4音まで重ねることができます。
現在のモデルの同じ音を重ねていくことになりますが、Pitch,とPan、ボリュームを変更でき微妙なチューニングのズレやハーモニーが再現できます。
OUTPUTセクションにはポストエフェクト(Delay,Reverb,Body)が3つとEQが用意されています。
Bodyは共鳴の仕方が若干変わるエフェクトです。
Bodyタイプを変更できます。
- Pine Fame
- Maple Frame
- Small Frame
- Vibrant Cube
- Silver Platter
- Large Body
- Large Rich Body
- soft Body
- Thin Body
- Open Barrel
- Deep Thud
- Resonant Pipe
- Big Hard Box
- Big Wood box
- Hollow Barrel
- Bold Case
音を伸ばして鳴らすとウネウネするので、「OUTPUT Portal」のようなグラニュラーエフェクターとは相性が良さそう。
エフェクトを全部切ってもはっきりした力強い音像にはならないため、個性として割り切ことになります。
少しずつ注目度が上がっているメーカーKlevgrandなだけに新しものシンセ好きは試してみたくなりますね。
音作りが好きな人はのめり込んで時間を溶けていくシンセです。
Tomofon バージョン1.2
MPEに対応しています。
Tomofon – Music Examples
モーフィングさせて鳴らす系統のシンセでは他に
『Lunacy Audio CUBE』,
「Arturia Augmented VOICES 」,
「Arturia Augmented STRINGS 」
などがあります。
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