【厳選】スタジオ移動で使用するギター用ギグバッグはどれが良いのか比較。SADOWSKY ( サドウスキー ) / GUITAR PORTABAG PLUSが良かったので購入&レビュー
7,8年使用していたIGiG ( アイギグ ) のギター用バッグの底に穴が合いてしまい、
別の物を用意するか、そのまま買い直すか決めかねていました。
その時の検討材料として自分なりの考えが参考になるかもしれませんのでご紹介します。
□アコギ用のギグケースはこちらがおすすめです。
【レビュー】「ARIA ( アリア ) / AGC-AG」コストパフォーマンスにすぐれたアコギ用ギグバッグ
ギター用ギグバッグの種類
最近ではセミハードケースも出てきましたが、ギター用バッグはソフトケース、ハードケースに大きく分類されます。
ギター用ギグバッグ :ソフトケース
主に移動用に使われるギグバッグです。
安めのギターを買ったときについてくるバッグですね。
ソフトケースはなんといっても「軽い」ので移動用にぴったりです。
反面、生地が薄いのでギター本体へのダメージが怖いですね。
特に満員電車の中や、車や飛行機での移動、宅配便を送るときなどは注意が必要です。
ギター用ギグバッグ :ハードケース
ソフトケースと対称的なのがハードケースです。
湿度がある程度一定に保てる、高価なギターを買ったときにはギターが動かないようにピッタリの寸法で作られているものが多いので
ギター本体へのダメージが一番少ないケースです。
、欠点は「重い」「かさばる」点です。
ギブソンのギターを持ち歩くときは必ずハードケースに入れて持ち歩く姿が様になるということで、
町中をハードケースで持ち歩くう強者もいますので、運べるかどうかは本人次第です。
長期保管する場合にはハードケースが良いですね。
ギター用ギグバッグ :セミハードケース
近年出てきたのがソフトケースとハードケースの良いところどりしたのが「セミハードケース」です。
頑丈でギター本体へのダメージも少ない上に、持ち運ぶには重すぎないのが魅力的。
メーカーによっては、スリム化するために「ポケットをつけていない」「ポケットの広さが足りない」場合があるのがデメリットです。
ソフトケースは移動が楽、ハードケースは頑丈な作りでギターへの傷や外部からの圧力に負けないのがメリットになっています。
ちょっとお高いギターを買うと大抵ハードケースはついてきます。
ギターは大切に長期間使いたいですよね。
「今回は背負えるギターケースで且つ頑丈なものを選ぶ」ことを念頭にいれました。
1万円以下のソフトケースは保護する素材の量が極端に減るため、選択からはずしました。
□ギターギグバッグ比較(価格はサウンドハウスによる)
メーカー | 重さ | 種類 | 価格 |
---|---|---|---|
NAZCA ( ナスカ ) | 約1.7kg | ギグバック | (¥29,920 税込) |
サドウスキー Professional Road Bag Electric Guitar Gig Bag | 約3.5kg | セミハードケース | (¥ 27,500 税込) |
MONO M80 VEG-GRY | 約2.7kg | ギグバッグ | (¥25,800 税込) |
IGIG G310B | 約2.5kg | ギグバッグ | (¥14,080 税込) |
NAZCA ( ナスカ )
少々値が張りますが(いやかなり高値)、圧倒的な軽さと丈夫さが人気のNAZCAのギグバック。
背負ったときの軽さには驚かされますよ。
楽器自体が重いので、重いバックは絶対イヤって人に人気です。
肩こり持ちの人はバッグが軽いだけで負担が軽減されます。
純日本製のクオリティも素晴らしいバッグ。
既製品だと割合すぐに手に入りますが、公式サイトからスタンダードモデルをベースにカラーオーダー、カスタムオーダーが可能になっていますので、
オリジナルギターギグバックがほしい場合にはオーダーしてみるのもありでしょう。
NAZCAケース カスタムオーダー
イケベの楽天ショップ等では既製品のNAZCAギターバッグが手に入ります。
色にこだわりが無い人は既製品で十分です。
サドウスキー Professional Road Bag Electric Guitar Gig Bag
後発の 「SADOWSKY ( サドウスキー ) / Professional Road Bag Electric Guitar Gig Bag」が販売されています。
「Professional Road Bag Electric Guitar Gig Bag」はボディエンド部に取り外し可能なパッドが追加されています。
残念ながら価格も上がっています。
サドウスキー GUITAR PORTABAG PLUSはシンプルなデザイン。
セミハードケースのため重量が少しありますが、クッションの多さで安心感があります。
外側のポケットが2つありポケットサイズも大きいのが良いです。
BOSS ( ボス ) / CB-EG10
なんとエフェクターメーカーのBOSSから発売されているギターギグバッグ。
ポケットは小さめですが、外装には滑らかで頑丈な600デニールのポリエステル生地を採用し、撥水性を備えています。
ケースの重さは約1.8kgとシッカリした作りの割には軽量です。
ネックはやはりポケットの小ささです。
別にバッグを持ち歩いてもOKな人向き。
MONO M80 VEG-GRY
MONO M80 VEG-GRYはシンプルな見た目が多いギターケースの中で
かなりおしゃれで目を引くデザインになっているのが良いですね。
クッション性も高く、上のファスナーからギター取り出す作りになっているので、
セッティングでの手間が軽くなるのが特徴。
エンドピンがあたる部分に大きくクッションがあり、破損を防いでくれます。
高い位置から落としてクッション性を試験する映像は安心感を与えてくれます。
問題はスリムなデザインのためポケットが少ないこと。
別売りのMONO ( モノ ) / M80 GUITAR TICK
IGIG
IGIGはコストパフォ-マンスにすぐれています。
ポケットも大きく、ギターシールドを入れられる専用ポケットなど細かく分類されているので
場所を決めていろいろ運びたい人には最適。
専用のレインコートが付いているのも移動時にありがたい点です。
「SADOWSKY ( サドウスキー ) / GUITAR PORTABAG PLUS」を買いました&レビュー
以上の点を踏まえた結果、サドウスキーのセミハードケースを選びました。
頑丈且つポケットが大きいという点が良かったですね。
背負ってみると予想していたよりIGIG G310Bとの重量差が感じられず、背中にあたるクッションが増えた分
移動時の安定感が増しました。
背負ったときのギターの位置が上がってしまったので、電車に乗る時など高さが制限されている場所を通るときは気を使いそうではあります。
やはり大きいポケットは良い。
内側はメッシュのファスナー付き使用になっています。
440mm程度のエフェクターボードならばすっぽり収納可能です。
こちらは上ポケット。
コンパクトエフェクターが2個入る程度の深さはあります。
主に小物がメイン。
裏面では背中あたりにクッションが付いています。
裏面上部にはフックがあります。
肝心のケース内です。
ネックピローが同梱されていて、これは上下に移動ができるようになっています。
移動幅は少ないものの大概のギターなら保護してくれます。
エンドピンがあたる部分にはクッションがあります。
このクッションはマジックテープ式ではずずことも可能。
上からボディをにあたる部分にもクッションがついています。
手持ちのギターを入れてみました。
ポールリードスミスCUSTOM22の場合は高さ、幅ともにすっぽり良い感じで収まります。
続いてMayansの7弦ギター。
ヘッド部分が長いのでギリギリ収まったかなあという印象です。
ネックが長いギター、ヘッドが大きいギターは内寸を下調べしておく必要があるでしょう。
もちろんエクスプローラー、フライングV,ランダムスターなどの変形ギターは無理でしょう。
ギターバッグとしては高価な価格帯ではありますが、
使用頻度が高く、手持ちのギターを安全に運ぶためには必要な買い物でした。
ギターバッグを選ぶときの参考になれば幸いです。
エフェクターバッグに関してはエフェクターの持ち運びに適したエフェクターバッグはどれか にて詳しく解説しています。
□製品仕様の詳細はこちらから
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