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「Audio Damage Quanta 2」レビュー!実践的なグラニュラーシンセサイザー

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Quanta 2とは?

Quanta 2」はAudio Damageのグラニュラーシンセサイザーです。

グラニュラーシンセの音はどう使っていいかわからん!という人は「Quanta 2」を一度触ってみてください。
定番はアンビエント系の音ですが出来上がっている音がプリセットとしてあるので、方針が定まると思います。

バージョン2になってインターフェースが一新された他、 VAオシレーター(バーチャル アナログ オシレーター)が一基追加されています。
2つのVAオシレーターとグラニュラーオシレーターで音作りをしていきます。
またエンベロープジェネレーターとLFOが大幅に改善されています。
購入時すでにQuantaを持っているユーザーはアップグレード版が適応されます。

手持ちのWav素材を「Quanta 2」に入れてグラニュラーを作っていくこともできます。

目次

「Quanta 2」はこんな人におすすめ

・グラニュラーサウンドが好きな人
・グラニュラーシンセをお手軽に触ってみたい人

Quanta 2 Granular Synth Demo

Audio Damage Quanta 2レビュー

Quanta 2」はグラニュラーシンセシスの中でも評判の高いシンセです。

最大15ボイス再生、2基のVAオシレーター、Noise,グラニュラーオシレーターがサウンドのメインとなり、
2つのフィルターとコーラス、ディレイ、リバーブの3つのエフェクトを使うことができます。

Quanta 2 オシレーター画面

Quanta 2 オシレーター画面 左側にVAオシレーター、中央にNoise、右側にグラニュラーオシレーター

有名所のシンセで「Omnisphere 2」や「Pigments 3」などグラニュラーシンセシスの機能がついている人気シンセは多くあり,知らずのうちに触れていた?ということも少なく無いと思います。

Logic ProのAlchemyにあるグラニュラーシンセス、Ableton Liveを使っているのなら「Max for Live Granulator」があります。
Bitwig Studioにもグラニュラーモジュールがありますし、グラニュラーサウンドに触れたことがなかったら今使っているDAWに機能がついているか確認してからグラニュラーシンセを触っていくのも面白いですね。

Quanta 2 WAVEFORM

Quanta 2 ENVELOPE

Quanta 2 MODULATION

Quanta 2 Setting

Quanta 2 でできること

ドラッグ&ドロップでオーディオファイルを入れてから、グレイン生成するためのツール(再生位置、切り取り、ピッチ変化、ランダマイザー、ENVELOPE設定)を完備。
グラニュラーシンセとしての機能は網羅しています。

Quanta 2独自の面白い機能としてグレイン再生の方向を決められてます。
「リバース」にしたりランダムにしたりと5パターンが用意されています。

  • Forward (グレインがサンプルを前方再生)
  • Reverse(グレインがサンプルを後方再生)
  • Played (Quanta はグレインソースの位置の変化、つまりグレインポジション値の変化を監視し、それがサンプルファイルの終端に向かって前進しているのか、あるいはファイルの先頭に向かって後退しているのかを記録します)
  • Played (PLAY DIR モードと同じですが、グレイン位置の移動方向と反対方向に再生されます。)
  • Random  (グレインの方向はランダムに選ばれます。)
グレイン再生の方向

グレイン再生の方向

Quanta 2 フィルター

フィルターは直列・並列が選べ2つのフィルターを扱えます。
フィルター形状はプリセット選択後、バンドを直接クリックして操作ができます。

Quanta 2 エフェクト

Quanta 2 で扱えるエフェクトは

  • Chorus
  • Delay
  • Reverb
    の3つ。


Chorusは2モード、ディレイは左右の時間をずらせるデュアルディレイ、リバーブにはDiffusionがついており、表現力豊かな設定が可能です。

Quanta 2」のグラニュラーシンセシスでは設定値にランダムのパラメーターが用意されていて、偶然性の高い幅広い音の表現ができます。
またMPEにも対応しているので、MPE対応MIDIキーボードを持っているならさらにこだわった表現が可能です。

ファクトリープリセットのカテゴリにはアーティストが作成したプリセットがありChris Carter,Hainbach,Joseph Fraioli,Ken Flux Pierce,Marcus Fischer,Red Means Recording,RedSkyLullaby,Richard Devineのものがあります。

アーティストシリーズのプリセットは充実しているのですが、それ以外のカテゴリのプリセットはもう少し多かったらなお良かったです。特にSoundScapeのカテゴリはもう少し欲しかった。
グラニュラーシンセだとアンビエント系の曲で使う事例が多く見られるのでプリセットもアンビエントよりのものが多めです。

個性的な自分のサウンドを作るのであれば、WAV素材を読み込ませてグラニュラー加工していった方が良いですね。

あっさりした見た目のUIですが、理路整然としているので少しずつ配置を覚えていけば使いやすいです。
本格的にグラニュラーシンセで曲作りをしたい人には機能が充実している良いシンセです。

グラニュラーエフェクターもある

グラニュラーシンセを持っていなくともPortalMGranularMB ,Efx FRAGMENTSといったエフェクトプラグインでもグラニュラーサウンドを体感できますが、グラニュラーサウンドが好きな人ならこだわって音作りを楽しみたいですよね。

Portal,Efx FRAGMENTSを使ったけど変態的なサウンドにしかならなかったという人には「Quanta 2」方が音楽的な出来上がってる音が即鳴らせるので使いやすいと思います。

Quanta 2について

■マルチフォーマット サンプル ローダー
– Quanta 2 は、AIFF、WAV、ブロードキャスト WAV、FLAC、MP3、および Ogg を任意のサンプル レート、ビット深度、およびチャンネル構成でロードできます。サンプルをセッションのサンプル レートに自動的に変換し、ルート ノートを見つけようとします。

■グレイン エンジン
– グレイン レート、ピッチ、方向、形状、長さ、パンニング、ソース位置、およびレベルを制御して、ボイスごとに最大 100 の同時グレイン、最大 1 秒の長さ。

■2 つのバーチャル アナログ オシレーター
– 連続的に変化する波形、パルス幅変調、およびピッチの独立したコントロール (グレイン エンジンとは別)。グレイン エンジンに直接注入できます。

■Noise Source
– ノイズ ソースには、ノイズの音色特性に影響を与える「カラー」コントロールがあります。穀物エンジンに直接注入できます。

■デュアル マルチモード フィルター
– フィルターはシリアル モードまたはパラレル モードで使用でき、2 極および 4 極構成のローパス、ハイパス、バンドパス、およびノッチが含まれます。

■フレキシブル エンベロープ ジェネレーター (FEG) x 4
– 4 つの FEG は、最大 99 ステップ、カーブとステップ レベル コントロール、任意のループ ポイント、およびホスト テンポ同期を備えた任意関数ジェネレーターです。

■柔軟な低周波オシレーター (FLFO) x 2
– バイポーラ FLFO のペアは、5 つのコントロール (振幅、位相、形状、スキュー、ワープ) を使用して、事実上無限の波形パレットにアクセスし、ホストのテンポ同期と再トリガーを備えています。

■Sample And Hold
– S&H mod ソースは、ノイズ (ランダム) または他の mod ソースのいずれかを、ユーザー定義のレートまたは音楽分割でサンプリングできます。

■モジュレーション メニュー
– すべてのモジュレーションおよび MIDI ソースは、右クリックのコンテキスト メニューを使用して、任意の宛先に簡単かつ簡単に割り当てることができます。右クリックして、すべての mod ソースを追加および削除するだけです。

■チューニング テーブルとグローバル チューニング オフセットによるマイクロチューニング
– ODDSound の MTS-ESP セッション全体のチューニング システムのネイティブ サポートにより、新しいイントネーションと音律に Quanta 2 を再チューニングします。または、オープンソースで使いやすい TUN ファイル形式でチューニング
テーブルをロードします。グローバル チューニング オフセット (デフォルトは A=440) により、チューニング テーブルを使用せずに、シンセ全体を別の A 周波数に簡単に再チューニングできます。

■MPE (MIDI ポリフォニック エクスプレッション)
– Quanta 2 は、「レガシー」MIDI と MPE の両方を認識します。Linnstrument、Roli Seaboard、Haken Continuum、または Madrona Labs Soundplane (とりわけ) を使用して、ノートごとの圧力、ピッチ
ベンド、およびモジュレーションに直接アクセスします。

■インスタンスごとの設定
– Quanta 2 は、インスタンスごとのカスタマイズ方法を利用します。DAW の各インスタンスに対して、MPE モード、アフタータッチ スムージング、ピッチ ベンド レンジ オーバーライド、チューニング テーブル、グローバル チューニング
オフセットを設定します。

■ファクトリー プリセット
– Quanta 2 には、マーカス フィッシャー、ジョセフ フライオリ、クリス カーター、レッドのデザイナー プリセットを含む、ファクトリー
コンテンツの実質的なコレクションが付属しています。録音、赤い空の子守唄、リチャード・ディバインを意味します。

■クロスプラットフォーム プリセット フォーマット
– Quanta 2 は XML ベースのプリセット マネージャーを利用し、アセット管理を容易にするためにプリセット内にサンプルを保存します。複数のシステム間で問題なく作業し、作品を友達と簡単に共有したり、販売するプリセット
バンドルを作成したりできます。資産管理は必要ありません。

■完全にサイズ変更可能な Hi-Dpi/Retina GUI – Quanta 2 のベクターベースの GUI は解像度にとらわれず、すべてのシステムと解像度で同じように表示されます。郵便切手からポスター サイズまで、ビジュアル ニーズに合わせて (インスタンスごとに) UI のサイズを簡単に変更し、好みのサイズをグローバル設定に保存します。

CPU 最適化アルゴリズムなど

 Quanta 2 のプリセットフォルダ

■Windows
 C:\ProgramData\Audio Damage\Quanta2\

■macOS and Ubuntu
~/Music/Audio Damage/Quanta2/

 Quanta 2 のマニュアル

Audio Damageの公式サイトにマニュアルがあります。
Quanta 2 のマニュアル

Quanta 2 の買い方

Quanta 2を購入するなら「Plugin Boutique」がお得に買い物できます。
定期的に変わる購入時のおまけプラグインがもらえる他、サイト内で使えるバーチャルキャッシュ(ポイントみたいなもの)がためていけます。

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