NAMM2018で「BOSS GT-1000」が発表。3.6kgと軽量化された32bit/96kHz対応。期待のマルチエフェクターフラグシップモデル
NAMM2018で「BOSS GT-1000」が発表されています。
BOSS GTシリーズはマルチエフェクターでも人気シリーズであり、BOSSのエフェクターてんこ盛りで初心者〜プロまで愛用されている楽器です。
GTシリーズは2017年に持ち運びしやすいサイズのGT-1が発売され人気がありすぎて数ヶ月入手できない現象が起こりました。
2018年はBOSSのマルチエフェクターでもフラグシップモデルの「GT-100」が待望のアップグレード。
「GT-1000」となり他のメーカーのフロアタイプマルチエフェクターを意識した作りになっています。
ボディデザインが多機能・スタイリッシュに変わっています。
GT-1000の実機が手に入ったのでレビューをしました。
GT-1000の特徴
- 32bit/96kHz対応 最新のエフェクトアルゴリズム搭載
- チューブアンプサウンドを再現する「AIRD」
- サウンドエディターBOSS Tone Studio完備
32bit/96kHz対応 最新のエフェクトアルゴリズム搭載
BOSSのエフェクターでインパクトがあるのが「32bit/96kHz」に対応している所。
デジタルディレイDD-500やモジュレーションエフェクターMD-500も「32bit/96kHz」です。
「32bit/96kHz」はものすごく単純に言うと、数値が上がることで音の再現できる細かさが上がり、よりリアルで細かいサウンドがシュミレートできます。
DD-500のサウンドを一度聞くと他のディレイとは広がりが違うのがわかると思います。
「32bit/96kHz」は他のマルチエフェクターではまだ存在しない数値ですので
高品質サウンドが期待できます。
搭載エフェクトは116 types。
パッチ数はプリセット250とユーザーカスタムできるプリセットが250ありますので
これだけあれば十分使い切れないほど。
チューブアンプサウンドを再現する「AIRD」
AIRD”(Augmented Impulse Response Dynamics)は新しいサウンド技術で、デジタルアンプでよりチューブアンプっぽさを出すことが可能になります。
BOSS KATANAアンプが評価が高いので、これを踏襲したサウンドになると予想されます。
サウンドエディターBOSS Tone Studio完備
GT-1000ではBluetoothを搭載。
スマホ(iOS,Android)の専用アプリからサウンドの編集が可能になります。
もちろんPC用のソフトもあります。
フットスイッチのLEDはプリセットによってカラー変更が可能。
踏み間違いを防ぎます。
端子
端子も充実していてMIDIはもちろんsend,Retrun,エクスプレスプレッション、USB、キャノン端子と必要なものは一通り完備されています。
GT1000は買いか?
GT100を持っていた人が皆口を揃えて言っていたこととして「重くて運ぶのがイヤ」ということ。
BOSSの中の人も重さを懸念していたのでしょう。
GT1000はGT100に比べて1kg弱軽くなっています!
GT100 | GT1000 | |
---|---|---|
寸法 | 543Wx271Dx80Hmm | 462Wx248Dx70Hmm |
重量 | 4.8kg | 3.6 kg |
長時間運ぶときに1kgはかなり大きな要因になりますからね。軽量化は非常にありがたい。
発売は2018年の4月頃。
Helix LTなどの10万円以上のプロ仕様マルチエフェクターが出ていますから、
5,6万円の価格帯なら買いやすくて人気が出でますね。
2018-03-09追記
価格はオープンプライスで、10万円前後になる模様。
2018-03-24追記
価格が発表されました。
税込 ¥108,000。予約開始は2018/3/30(金) 17:00から開始
発売日は2018年4月14日(土)
2018-04-13追記
BOSSから公式のGT-1000のプリセット音源が公開されました。
従来のBOSSっぽいドライブ感が消えている!と言った第一印象でした。
久しぶりにワクワクさせてくれる長年使える機材になりそうです。
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