『ujam VOGUE』使ってみたレビュー!セール情報!ピアノが弾けない人向けなピアノ音源
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「ujam VOGUE」
ujam VOGUEは「UJAM VIRTUAL」シリーズの音源」で2022年5月に新しく追加された『ピアノ音源』です。
ujam VOGUE レビュー
今作のujam VOGUEは見た目にまず惹き込まれました。
精悍なピアノを感じる黒をベースにしたデザインとぱっと見てどこを操作したら、どの音が変化するか見てわかるUI設計。とても素晴らしい。
「UJAM VIRTUAL」シリーズの音源はギタリスト、ベーシスト、ドラマーと出ていましたがピアノ音源は初。
それぞれの楽器の演奏方法がわからない・それぞれの楽器っぽさを感じられるフレーズが思い浮かばないときに役に立つ音源で、
左指で演奏方法を指定し、右指でkeyを指定するだけで楽器を演奏してくれる「楽器演奏が苦手な人」には本当に嬉しい音源なんです。
打ち込みするにもそれぞれの楽器をなんとなくでも理解しておかないといけませんし、準備段階の労力のコストを下げられる時短音源です。
今作のujam VOGUEはギタリスト音源「ujam IRON 2」,ベーシスト音源「ujam SLAP」同様に、
個別に1音ずつ鳴らせる『Instrumentモード』
をユーザーが選んで使用できます。
ujam VOGUEはピアノ自体のサウンドも良く、この価格帯でピアノフレーズが付いてくるなら全然有りだな!と思わせられるクオリティになっています。
自分でMIDI打ちこみをして本物っぽさを出すのが難しく、なんか違うな〜と感じることがある人は要チェックです。
ピアノの音作りの幅も広く、ujamシリーズおなじみの超簡単ワンノブエフェクト「Finisher」を搭載。
エフェクトの種類を決めてエフェクト量を調整するノブを回すだけと超簡単!!
エフェクトの細かい設定をするのが嫌・面倒くさいと感じる人にとっては都合の良い機能です。
そして収録されているピアノフレーズはMIDIのドラック&ドロップが可能です。
DAWのトラックにMIDIフレーズを書き出してそこから再編集、もしくは手持ちのピアノ音源へ置き換えることも可能です。
もちろん単体のピアノ音源の音質も及第点!
Walkthrough | Virtual Pianist VOGUE
Preset Show | Virtual Pianist VOGUE
ピアノ音源は非常にたくさんありますが、他にKeyの変更が出来てピアノフレーズが付いている音源はToontrack EZKeysぐらいでしょう。
ピアノが弾けない人の救世主的な音源になっていて、音源の選択肢が増える待望のピアノ音源となっています。
ujam 公式で公開されているVOGUEを使った作例を一度聞いてみてくださいね。
ujam VOGUEの使い方
画面上がサウンドキャラクターを設定する画面で、画面下が演奏する設定の画面です。
ujam VOGUEのサウンドキャラクター
ujam VOGUEは基本となる5つのサウンドキャラクターを指定して音を鳴らします。
- Emotion
- Ballad
- Concert
- Power
- Plastic
Character | 詳細 | ROOM | ジャンル目安 |
---|---|---|---|
Emotion | 暗いが温かみがある、響きがある – ほとんどぼやける、アンビエントサウンド | 木造の部屋 | シネマティック、アンビエント、インティメート |
Ballad | フルボディーでクリスピーなトランジェント。暖かく、かつダイレクト。ミックスの中で、あるいはボーカルに対して目立つことができる。 | 明るいステージ | ロマンティック、ポップ、バックグランド |
Concert | コンサートグランドグランプリのような、大きく、ダイナミックで、ワイドで、きらびやかなサウンド | 大きなスタジオ | ボーカル伴奏、アンサンブル(オーケストラ、バンド)の中で目立つピアノ |
Power | やや人工的。すべてのコントロールがパワーとアティテュードに設定されている。強いトランジェントと高域。 | ハードで繊細なアンビエンス | ポップスやロックバンドのセッティング、リズミカルなアクセント |
Plastic | 完全な人工物、ほとんどデジタル。明るさと強いトランジェントに設定されている。 | バウンシーな人工的な部屋 | モダン、レトロな電子音楽ジャンルのリフやテーマ |
下で貼り付けているmp3データはMIDIノートを1本書いただけで、ピアノが弾けない人からしたら凄まじい演奏をしてくれます。
■ujam VOGUE Emotion
■ujam VOGUE Ballad
■ujam VOGUE Concert
■ujam VOGUE Power
■ujam VOGUE Plastic
ujam VOGUEのエフェクト
今作のVOGUEは音質に直接影響するエフェクト(Finisherマルチエフェクト)と空間エフェクト(Ambience)が分かれて指定できます。
Finisherはujamの音源シリーズで採用されているワンノブマルチエフェクトで、エフェクト量のみを操作し
エフェクト効果の設定はujamに丸投げしている項目です。
Finisherについて
エフェクトとしての質感も良く、Finisher自体はシリーズ化して単体プラグインとして販売されています。
Finisherエフェクトが気に入ったら、単体プラグインも試してみると良いです。
特にエフェクト設定に面倒くささを感じる人にはおすすめです。
Finisherごとにテーマが違うので、どれも鳴らして楽しいマルチエフェクトプラグインです。
ujam VOGUEのピアノの表情豊かな演奏を再現
ujam VOGUEの特徴的な機能として「Dynamics」ノブがあります。
演奏の音量差、弱いところと強いところの差を表現する「ダイナミクス」は楽器全般で必須項目です。
このダイナミクスが表現できるかでプレイヤーの技量が問われるところ。
ピアノはダイナミクスの幅が大きく、ピアノを鳴らした時の説得力に大きく関わってきます。
このダイナミクスを調整するのが「Dynamicsノブ」です。
Tuneノブは、Virtual Pianistを半音または50セント単位で上下にチューニングすることができます。
Dynamics ノブは、キーベロシティに対するピアノモデルの感度を調整します。つまり、ピアノは、あなたがキー を打つほど柔らかくなるか、あるいは、あなたが受け取る MIDI ベロシティ値が低いほど柔らかくなるか、ということです。それを完全に下げると、ピアノの音は常に大きくなり、ダイナミクスに欠けます。上げれば上げるほど、低いベロシティ値でピアノが柔らかくなり、ダイナミックレンジが広がります。
■ujam VOGUE Emotion Dynamics 0%
■ujam VOGUE Emotion Dynamics 100%
ujam VOGUEの演奏方法
個別に1音ずつ鳴らせる『Instrumentモード』
どちらかを選んで鳴らします。MIDIノートを1本引っ張って鳴らすタイプはフレーズを演奏する『Playerモード』です。
自分の手でピアノを演奏したい場合には『Instrumentモード』を選びます。
ujam VOGUE Playerモード
ujam VOGUE Playerモードの肝となるモードです。
特殊な独自の演奏方法になるので、最初にやり方を覚えましょう。
ピアノを弾く鍵盤の幅を指定できます。広くとればそれだけ音域の広い演奏になります。
オレンジが左手で弾くレンジ、紫が右手で弾くレンジです。
ujam VOGUE Style
自動演奏フレーズを変化させたいときは「Style」の項目を変更します。
好きなものを選んでいくだけ。BPMが記載されていますが、これはあくまでコレぐらいのBPMの時に鳴らすと良いフレーズになるよという参考です。
全然違うBPMで鳴らすと違う聞こえ方になるので、適時良いBPMに合わせて使います。
ujam VOGUE Key
曲のKeyを指定します。
指定したkeyに合うコードがなります。
ujam VOGUE独自のルールがあるので、ここは予め押さえておく必要があります。
実際にMIDIキーボードでコードを押さえられる人の場合は、Key設定は外して使ったほうが分かりやすいかもしれません。
ujam VOGUE コード表
簡単なコード知識が必要になります。
このコード表は、「コードC」を例にしたものです。
『ルート音+コードを構成する特徴音』の組み合わせでコードにあったピアノ演奏が鳴らせます。
別のコードを鳴らすときは「Cの位置」をコードネームの名前に変えて鳴らします。
「Csus2」を弾く時は 「CとD」を、 「Esus2」を弾く時は「EとF#」のMIDIを鳴らします。
右手で押さえるレンジ(紫のレンジ)であればオクターブが変わっても同じコードの演奏が鳴ります。
ujam VOGUE 演奏パターンの拡張
左手で押さえるレンジ(オレンジのレンジ)で調整します。
割当は以下。
Intensityの値が強くなっていくと音符や音の強さが増えて行きます。
「 C1(Intensity1) < D1(Intensity2) < E1(Intensity3) 」は右手だけの演奏
「 F1(Intensity4) < G1(Intensity5) < A1(Intensity6) 」は左手が加わります。
B1を押すと演奏がSTOPします。
黒鍵を間に入れることでコードを追加して弾いたりフィルを追加して演奏します。
・ C#1 : Low Chord
・ D#1 : High Chord
・ F#1 : フィル1
・ G#1 : フィル2
・ A#1 : フィル3
どのキーがどの役割なのかわからなくなったときには、マウスを鍵盤の上に乗せるとツールチップが表示され確認できます。
VelocityとBusyness
「Velocity」はMIDIのVelocity値を調整するもので、上げていくと音が強く鳴ります。
モーメンタリー式で一度操作すると定位置へ戻ります。
「Busyness」はフレーズの数を指定。中央が基準になっていて中央より上にすると音数が増えます。中央より下げても音数に変化はありません。
VelocityとBusynessは初期状態でMIDIキーボードのPITCHとMODホイールで調整できます。
ujam VOGUE Instrumentモード
Instrumentモードにすると、MIDIキーボードでピアノのように演奏できます。
VelocityとBusynessの機能はそのまま適応されます。
Busynessを最大にしておくと後追いでコードが鳴ったりします。
ピアノフレーズはMIDIのドラック&ドロップが可能
ujam VOGUE のすごい機能のもう一つがコレ。
「ピアノフレーズのMIDIのドラック&ドロップ」
鍵盤上の「点々」をドラックしてDAWのトラックへ重ねるとMIDIのエクスポートができます。
フレーズを自在に変更したり、他のピアノ音源へ差し替えたりすることができます。
書き出される内容は最後に押さえたコードで書き出されます。
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※ ピアノが弾けない人にも便利なフレーズ演奏機能が付いたピアノ音源!!
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