「ARTURIA MiniFreak V」使ってみたレビュー!他セール・レビュー情報!ハードシンセをプラグイン化
ARTURIAプラグインおすすめを紹介
「MiniFreak V」はARTURIAによるソフトシンセプラグイン!
MiniFreak Vとは
もともとはARTURIAが発売しているハードシンセの「MiniFreak」購入者特典だったプラグインです。
MiniFreakは10万円前後するハードシンセのためそれなりの金額が必要なのですが、ARTURIAの遊び心あるシンセで小型ながらも扱いやすい上、迫力あるサウンドが出せ気になっていた人もすくなくないはず!
レトロ~最新の音まで鳴らせるサウンドとアルペジエーターを手軽に扱えるようにした可視化したボタン、マクロ設定した音の変化でバリエーションがつけられるマクロスライダーと小型ながらも多機能。
豊富な音作りの機能が詰まっているデジタルボイスとモデル化されたアナログフィルターが扱えるハイブリッドポリシンセです。
MiniFreakの音がPC上で再現できます。
実機シンセ MiniFreak サウンド
MiniFreak V はこんな人におすすめ
・Arturia好き
・MiniFreakを触ってみたかった人
・今どきのシンセを触りたい人
MiniFreakはMiniFreak V と連携して使えるため、
ARTURIAの動画内ではMiniFreakを中心に紹介されています。
2オシレーター,アナログフィルター,エフェクトx2を備えたシンセ。
MACRO/MATRIXタブ、LFO Shaperタブ等見やすく理解しやすい配置になっているのが特徴です。
Tutorials | MiniFreak V – Overview
MiniFreak V レビュー
MiniFreak V の第一印象は洗練されたシンセ!
メイン画面に2オシレーター、フィルター、エフェクトしか並んでいないのでショボいのでは?と気になるところですが、かなり今風のサウンドが作れるし、ファクトリープリセットで用意されています。
MiniFreak Vの「Mini」の名前に騙されてはいけません。
VPS Avenger,Pigmentsのようにツマミが多くて自由度の高すぎるシンセで挫折してしまった…という人には、操作のハードルが低くて良い教材になります。
ツマミがそこそこの数しかなく、合計22のオシレーターモードを選んでいく所からスタート。
シンセを初めて触る人にも理解しやすいです。
オシレーターでひときわ目立つのが「Speech」
この「Speech」どんな場面で使うのやらと思っていたら「Galaxy Gilder」のプリセットで使われていました。
英単語が発音されるようになっていて「Word」パラメータを回していくとしゃべる英単語が変化します。
31.2前後だと「Filter」,82.3前後だと「Synthesizer」のようなシンセ由来の英単語が切り変わります。
単語数は10個もないのですが、なかなかおもしろい。
加工していくと単語のアクセントが強調された部分で何か人が話している風に聞こえてくる程度で単語自体の聞き取りはできませんが、最初から用意されている音作りの素材としては新鮮です。(ボコーダーはMiniFreakには入っていません)
Advanced設定のVOICEをParaにしたときはオシレーターが1つしか使えなくなりますが、
ポリグライドが使えるようになります。グライドを使おうとすると1音しか発声できなくなるシンセが多いので珍しいです。(VPS Avengerはポリグライド可能)
エフェクトはノブ以外にも波形画面を上下左右にドラッグすることでパラメータ変更できるので、直感的な操作感が非常に好印象でした。
画面が用意されているのに必死でクリックしてなにも起こらなくないとちょっとテンションさがりますよね?こういったことが少なくストレスなく扱えます。
マクロとシーケンスを扱うための物理ノブは用意しておいたほうがMiniFreak Vのポテンシャルを引き出せます。
プリセット
プリセットは256種類。
レトロサウンドから最新のシンセサウンドまで用意されていてそのまま使えるクオリティです。
ベースプリセットはワブルベース系のアグレッシブな力強さのある音もありますし、KeyプリセットはDX7っぽいレトロな響きのエレピ音も入っています。
用意されているレトロサウンドでも、アニメーションしていき動きある音になるので古臭さを感じさせないのがセンスを感じます。
ARTURIAシンセには英語限定ですが本体内にチュートリアルがついていて、この機能なんだったっけ?となった時に見返すことができるのもありがたいです。
MiniFreak V 動画サンプル
How to | MiniFreak / MiniFreak V – Performative Arpeggios
How to | MiniFreak / MiniFreak V – Using Macros
Arturia MiniFreak Review // vs MicroFreak // Playing 250+ presets // Pros, cons & full tutorial
MiniFreak V 使い方
■オシレーター
オシレーター1と2では14個は共通ですが、できる処理が異なります。
オシレーター2で独立して用意されている7個はオシレーター1の音を処理するように設計されています。
オシレーター1にあるAudio Inは実機の場合AudioIn端子から送られてきた信号に対して処理を加えるというもの。
実機のMiniFreakで使うときには「Audio IN端子」があるのでそこへ接続すれば良いだけなのですが、MiniFreak V の場合 、音のルーティング設定をしないといけません。
音を出してみた印象だとMiniFreak V 内で加工できない?(バグ?) 音が素通りしている感じがするので実機を使った場合じゃないとAudio Inの恩恵はないかもしれません。
オシレータータイプ
TYPE | OSC 1 | OSC 2 |
---|---|---|
Basic Waves | ○ | ○ |
SuperWave | ○ | ○ |
Harmo | ○ | ○ |
KarplusStr | ○ | ○ |
VAnalog | ○ | ○ |
Waveshaper | ○ | ○ |
Two Op.FM | ○ | ○ |
Formant | ○ | ○ |
Speech | ○ | ○ |
Modal | ○ | ○ |
Noise | ○ | ○ |
Bass | ○ | ○ |
SawX | ○ | ○ |
Harm | ○ | ○ |
Audio In | ○ | × |
FM / RM | × | ○ |
Multi Filter | × | ○ |
Surgeon Filter | × | ○ |
Comb Filter | × | ○ |
Phaser Filter | × | ○ |
Destory | × | ○ |
Filter
LP,BP,HP
FX
エフェクトはFX1,FX2,FX3の順で直列
- Chorus,
- Phaser
- Flanger
- Reverb
- Delay
- Distortion
- Bit Crusher
- 3 Bands EQ
- Peak EQ
- Multi Comp
Advanced機能
上のAdvancedを押すと開くメニュー。
CHORD,Voice,LFO1,LFO2.Cycling Envelope,Envelopeを調整します。
LFO,Envelopの適応はMATRIXから行います。
MIDI初期値
CC | Control |
---|---|
16 | FX2 Amount |
17 | FX3 Amount |
18 | Hold |
19 | FX1 Amount |
71 | Reso |
72 | Osc2 Timbre |
73 | Macro 1 |
74 | Cutoff |
75 | Macro 2 |
76 | Env Amt |
77 | Rise |
79 | Osc1 Timbre |
80 | Attack |
81 | Decay |
82 | Sustain |
83 | Release |
85 | Osc1 Volume |
93 | Fall |
Sequencer
MODEの切り替えボタンでアルペジエーターとシーケンサーを切り替えます。
SpiceとDice
SpiceとDiceが再生している内容を切り替える時にバリエーションを作ります。
SpiceとDiceで1ステップごとに変化するパラメータは以下。
- ベロシティ
- オクターブ(1オクターブアップまたはダウン)
- ゲートの長さ
- ステップのオン/オフ(音符や休符など)
- エンベロープのディケイとリリース
SpiceとDiceの再生によって、保存されているノートやその他のシーケンスデータは書き換わったり失われたりしません。
アルペジエーターパターン
アルペジエーター形状と演奏範囲の2箇所は必ず選択されている(赤くなっている)状態になります。
アルペジエーターの基本的な流れをup~ Patternまでで決めます。
OCT1~OCT4で演奏する音域を指定します。
Repeat,Ratchet,Rand Oct ,Mutateはボタンを押している間アルペジエーターに変化を加えます。
内容 | 詳細 |
---|---|
Repeat | 各音符を1ステップずつ2回演奏します。 |
Ratchet | 各音符を半音(倍速)ずつ2回ずつ演奏します。 |
Rand Oct | アルペジオの音を選択した順番で再生しますが、各音はランダムに選択されたオクターブで再生します。 |
Mutate | 押している音からアルペジオで演奏されている音を変えます。Mutateが押されるたびに、アルペジオの各ノートが変更される可能性があります。 |
シーケンサーではリアルタイムに入力するか、ピアノロール上でクリックし入力する2つの手法があります。
modulationの状態を指定する場合は名前の上で右クリックします。
(左クリックするとAdvanced画面に戻ってしまうのはバグ?)
MiniFreak V 仕様
- Windows10以上 、macOS 10.13 以降 (M1 Mac 対応)
- スタンドアロン、VST、AAX、オーディオ ユニット、NKS
- Arturia Software Center で認証
- 定価$218.90 イントロセール$108.90
MiniFreak V マニュアル
公式サイトからWEBマニュアルを見ることができます。
メニューのHelpからもリンク先へ飛べます。
Arturia – MiniFreak V – MiniFreak V
MiniFreak V の購入はこちら >>
「MiniFreak V」の買い方
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