リリース以降、アップデートを繰り返して人気と存在感を保ち続けているモンスターシンセ「VPS Avenger」
Vengeance-SoundとKeilwerth Audioによって生み出されたシンセサイザーです。
ソフトシンセを選ぶ場合にSerumと比較対象になっていますね。
配信されているダンス系・EDM系の曲に多様されている音がたくさん詰まっています。
プリセットを鳴らしていくと「この音聞いたことあるな〜」というトーンがたくさん見つかります。
それだけ即戦力なサウンドがプリセットでつまっており、プリセットだけでも十分な品質の曲が作れます。
個人的にはRoland Cloudにあるシンセよりも音を鳴らしたときにテンションがあがりました。
音も太く存在感があるのですが、ウィンドウが大きく自在に可変できる点が地味に良いですね。
つまみの場所が把握しやすいのは音楽を作る時のストレス軽減になります。
出音がクリアでシンプルに太いので、存在感のある音を出したいときはAvengerに頼ってしまいますね。はっきりした【ぶっといシンセベース】をほしい人にも良いです。
音源サンプル動画「VPS Avenger」
VPS Avenger 使い方
サウンドライブラリからプリセットを選んでいきます。
サウンドライブラリのカテゴリは以下に分かれています。
・Arp
・Bass
・Bell
・Chords
・Drum
・Effects
・Instruments
・MultiLoops
・Organ
・Pad
・Piano & Keys
・Plucked
・Sequences
・Synth
・TrangeGate
・Voice
とくにSequencesフォルダにあるループデータはすでに作り込みされているものがほとんどでそのまま曲に使えるものばかり。
プリセットの量が多いのでどれを選んでいいかわからないときや、見落としていて良さげなプリセットでてこやー!という気分のときには
カテゴリ検索にある「SURPISE!」ボタンを押すとAvenger側でプリセットを自動選択してくれます。
プリセットの検索では
・使われる音楽ジャンル、
・プリセットカテゴリ、
・プリセット音源の雰囲気、
・アーティスト別、
・テキスト検索、
・お気に入りのみ検索
があります。
プリセットを選ぶだけでも十分なサウンドが出てきますが、
ここからさらにカスタマイズができます。
インターフェイスを見るとわかるとおりものすごい数のつまみが並んでいます。
このつまみがどういう風に動作して、どういう音ができあがるのか?
自由すぎるサウンドメイクの壁がありますが使いこなせれば、作れる音楽の幅が広がり、夢も広がります。
VPS Avenger 主な特徴
930種類以上のファクトリープリセット
620個のマルチサンプル
218個のスペシャル・サンプル(アタック、ノイズ)
154個のリサンプラー波形
168個のドラムキット、168個のドラムシーケンス
596個のウェーブテーブル
数千のオシレータ・シェイプ
30種類のエフェクトタイプ(ArtsAcousticのアナログコーラス、リバーブ、フェイザーなども含む)
47種類のフィルター・タイプ
リサンプリング/ウェーブテーブル・ジェネレータ搭載
フリーフォームOSC / 波形を書き込めます
エイリアス・フリーOSC / ウェーブテーブル、FM、AMモジュレーション
ドラッグ&ドロップで操作可能な、パワフルで簡単なモジュレーション・マトリクス
操作画面のリサイズ (4k対応)
アンドゥ機能
快適なプリセット検索システム/タグクラウド
8つのアルペジオ、8ステップシーケンサ、18エンベロープジェネレータ
素早くサウンドを調整できるマクロ・コントローラ
外部MIDIコントローラーとペダルのサポート
自在にルーティング可能なFXバスとセンドエフェクト
カスタマイズ可能なLFO、4つのシェイパー・モジュール
ユニゾン機能:コーダー、“V-Saw” - Supersaw
お手持ちのサンプル、ドラム、ウェーブテーブル、オシレータ波形のインポート
MIDIラーン
シンセに必要な機能が一覧できる大画面インターフェイス
そして使い方が独特ではありますがドラムシーケンサー付きです。
さらにサードパーティ製品のAvengerライブラリを追加インストールして音源を増やすことができます。
ファクトリープリセットでは最近のシンセサウンドが多めでヴィンテージ系のサウンドは少なめです。
サードパーティライブラリは即戦力になる音源がおおく(TRAP,HOUSE,FUTURE BASS、EDM,TRANCEなど)Avengerをいじりたおしていくとますます欲しくなってしまうのがデメリットかもしれません。
VPS Avenger 買い方
VPS Avengerを購入するなら「Plugin Boutique」がお得に買い物できます。
Plugin Boutiqueは英語のサイトではありますが、わかりやすいサイト構成になっていますので簡単に買い物できますよ!
詳しい買い物方法はこちらの記事「Plugin Boutiqueでのプラグインの買い方を解説。「Xpand!2」のインストールを例にして紹介」を参照してください。
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