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Portatron レビュー!Lo-Fi,ドローンやアンビエント音楽向けのテープシンセサイザー

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『Robotic Bean Portatron』

『Robotic Bean Portatron』

目次

Robotic Bean Portatron はこんな人におすすめ

・Lo-Fi,ドローンやアンビエント音楽を作ってみたい人
・ちょっと変わったシンセサイザーを使って刺激を受けたい人

Robotic Bean Portatron はこんなシンセサイザー!  

Robotic Beanから新作音源Portatronが2022年3月にリリースされました。

Robotic Beanはリアルなサウンドでおしゃれな曲に使えるハンドクラップ音源「Hand Clap Studio」で知られているメーカー。

誰得ギター
Hand Clap Studioの作り込みは非常に良く、サウンドも良かったためRobotic Beanには非常に好印象でした。

Portatronもそのままの気分で期待したところテープのUIが出てきて非常に驚きました。
「今更テープのローファイなの?」と肩透かしを食らった気分で触ってみたところ…良い意味で期待を裏切られました。
新しい感覚なのでどうやって使おうかな?とワクワクさせてくれる、こういう音も面白いなと思わせてくれる音源でした!

このPortatronローファイ化プラグインではなくテープMTRの形をしたシンセサイザーです。
公式のキャッチコピーではTAPE SYNTHESIZERと称しています。
もちろんテープのエフェクトは入っているのでローファイ曲で使われるテープエフェクト効果も再現できます。

Robotic Bean Portatron レビュー

Portatronはテープサウンド風に加工できるサンプラーといったイメージ。
影響元はTASCAM PORTASTUDIOで、4つのレイヤーにサンプルを当てはめて鳴らします。

Portatronの特徴として3箇所の再生開始位置を記録しておきLocators1,2,3でサンプルの再生位置を変更できます。
もちろんLocatorsはMIDIノートでスイッチでき、テープ再生時の偶然性を出す仕掛けになっています。

L1,L2,L3となっているのがLocatorsの設定場所です。REVERSEスイッチを押すとサンプルが逆再生します。
4つのサンプル再生位置を同じ画面内で同時に確認できて、再生位置を自由に変更できるのは珍しいUIで非常にわかりやすい。

4つのサンプルで一番長いものが終わるとまた頭から再生するといった音の出方をします。
AutoPlayでDAWの再生に追従する鳴らし方もできるし、MIDIノートを書いて鳴らすこともできるユニークな使い方が可能です。

エフェクトはDelayとReverbをAuxエフェクトとして各レイヤーに振り分けて使えるのと、
マスターアウトにテープを再現するエフェクトが付いています。

用意されているサウンドはPADのようなものもあるのですが、基本的には飛び道具的なものが多いので歌ものに入れるには効果音的な使い方になりそうです。
その代わりドローンやアンビエント系の曲では他のシンセとは違う独自のサウンドが出せる強い味方になってくれます。

Portatronのテープ機能を生かしてLo-fiのチルポップな曲へ重ねても面白いです。
公式のデモソングではチルポップ風の曲があるので一度視聴をおすすめします。
普通のシンセに飽きてしまった人には面白く感じますよ。

また自分の持っているwav, aiff, flac, mp3 and ogg形式のファイルをPortatronに取り込んでテープ機能の付いたサンプラーのように使うこともできます。
手持ちの音素材がある人はPortatronに入れてサウンドメイクしていくのも楽しいと思います。

  Tape Editor画面のBrowseから自分のファイルを読み込める


Tape Editor画面のBrowseから自分のファイルを読み込める

Portatron Tape Synthesizer

デモ版は20分の時間制限付きで利用可能。

Robotic Bean Portatron特徴


・Four tracks of sample playback
・Library Sound Bank with patches and samples included
・Realistic lofi tape sound with Noise, Dropouts, Wobble, and Normal/Chrome settings
・Tape Speed from 0-200%
・Delay and Reverb Send Effects
・Drive, EQ, Level, and Pan on each track
・Tape Editor with resize, move, and repeat of samples
・3 Locators
・Return To Zero (RTZ)
・Auto-RTZ on Key
・Auto-RTZ every 1, 2, or 4 bars
・VST3, AU, and AAX formats

Portatron サウンドチェック

Portatron 使い方

プリセットはLibraryのボタンからカテゴリ別に選べるようになっていて、その隣にある横長のボタンはカテゴリ内でのプリセットを選択できます。

各レイヤーの数値下のwindowを押すとそれぞれ読み込むサンプルを切り替えられます。

『Robotic Bean Portatron』

『Robotic Bean Portatron』

テープセクションではLOCATORの設定ができます。
テープをクリックするとデザインを変えることもできます。

『Robotic Bean Portatron』

『Robotic Bean Portatron』

ボタン 詳細
RTZ(Return to Zero) 開始位置を強制的に頭へ戻す
LOCATORS 1,2,3 => セットした場所へ移動L1,L2,L3として表記
LOCATORS SET CURRENT TIMEで表示されている秒数の箇所をLOCATORとして記録
Auto RTZ MIDI キーが押されるたびに、テープはテープループの先頭にジャンプします。これによりPortatronは多かれ少なかれモノフォニックなMellotronになります。レガート(重なり合った)音を演奏すると、サンプルは現在のLag設定(下記参照)で、リトリガーをかけずに新しいピッチにゆっくりと移動します(ポルタメントまたはグリッサンドとも呼ばれます)。
Normal / Chrome クロームテープ(タイプIIとも呼ばれる)は、高音がリニアでノイズが少ないのが特徴です
テープコントローラー アイコンの表記の意味どおり。REVを押すと、一番後ろから再生される

テープエフェクト

カバーを外すことができ、Wobbleの詳細設定を変更するトリムノブが出てきます。

ボタン 詳細
Noise テープヒスノイズを追加。各トラックごとにノイズが発生するようになっていて4トラックすべてを使用するとノイズは大きくなる
Dropouts 値をあげていくと高域が削れていく
Wobble テープ再生時の摩耗を表現
Flutter Ammount 高域のフィルター
Flutter frequency 低域のフィルター
Drift ランダムピッチ
Lag モーターがテープスピードを変化させる速さをコントロール。Lagの値をあげるとTape Speedを変える時にポルタメントやグリッサンドが発生
Tape Speed 100%が通常。音の速度が変わる

テープエディットページ

各サンプルの再生位置を変更、逆再生の設定ができます。
L1,L2,L3の位置もマウスで指定可能。REVERSEで各サンプルが反転します。
Zoom in/outはメモリが拡大縮小します。

Robotic Bean Portatronの買い方

Portatronを購入するなら「Plugin Boutique」がお得に買い物できます。

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Robotic Bean Portatronのまとめ

一捻りされたテープMTR風のシンセサイザー音源。
ちょっと変わったサウンドを作りたい人にはおすすめしたい音源です。

Robotic Bean Portatron の過去セール

2022年3月イントロセール  30%OFF

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