Logic Pro 11が登場!AI機能を搭載し作曲が捗る機能を追加


ついにDAW Logic Proのバージョン11が登場!合わせて、Logic Pro for iPad 2も登場します。
システム要件はmacOS Ventura 13.5以降 / iOS, iPadOS 14.0以降
Logic Pro 11は、Appleが2024年5月13日に発表した、Mac用の音楽制作ソフトです。約11年ぶりのメジャーバージョンアップとなり、AIを活用した新機能を多数搭載しています。
主な新機能
- スタジオアシスタント: AIが作曲、編曲、ミキシングなどの作業をサポートする機能です。
- フレーズ生成: AIがメロディーやコード進行などを自動生成する機能です。
- ステム分割: 複数のトラックを個別に編集できる機能です。
- その他: 新しいエフェクト、インストゥルメント、サウンドライブラリなども追加されています。
iPad版Logic Pro 2も同時に発表されました。こちらはiPad OS 17.4以降に対応し、月額700円あるいは年間7,000円のサブスクリプションとして提供されます。
AI機能追加
- 作曲も、ビートの組み立ても、編集も、ミキシングも。プロのためのパワフルなクリエイティブツール。
- 空間オーディオで聴けるように曲をミックスしたり、書き出したり。統合されたドルビーアトモスツール。
- 創造力を刺激する、プラグインとサウンドの膨大なコレクション。
- iPadとiPhoneから音楽制作のセッションをコントロールできるLogic Remote。
- あなたの曲に合わせてベース、キーボード、ドラムをリアルに演奏するSession Players。
- トラックに暖かみを加えたり、ミックスをマスタリングしたり。あなたの芸術性を高めるパワフルなツール。
新しいLogic Pro11についてですが、Appleは2024年5月7日に、AIを活用した新機能を搭載したLogic Pro 11と、iPad向けのLogic Pro 2を発表しました。これら新バージョンは、5月13日にリリースされる予定です。
Logic Pro 11は、AIベースの新しい機能が追加されています。例えば、ベースとキーボードの「セッションプレイヤー」は、ドラマーが提供する機能をベースに、それぞれの楽器に特化した演奏を提供します。また、音源を分離してリミックスの作成が可能な「Stem Splitter」や、スタジオハードウェアの響きを再現する「ChromaGlow」などの機能が追加されています。
一方、Logic Pro for iPad 2は、iPadOS 17.4以降で動作し、iPad Air(第5世代)やiPad Pro(第3世代以降)などのApple A12 Bionicチップ搭載デバイスで利用できます。このバージョンでは、iPadで音楽制作がより快適になるよう、操作性や機能の改善が行われています。
これらの新バージョンは、音楽制作の進化を象徴するものであり、プロフェッショナルから初心者まで、さまざまなユーザーが楽しめるものとなっています。
システム要件
最低システム条件
- macOS Ventura 13.5以降
- 最小構成のインストールには6GBのストレージ空き容量、サウンドライブラリ全体のインストールには72GBのストレージ空き容量
Logic Remoteの最低システム条件
iPad:iPadOS 14.0以降
iPhone:iOS 14.0以降*
iPod touch:iOS 14.0以降*
* Smart Control、サウンドライブラリの操作、スマートヘルプ、フルミキサー、プラグインコントロールへのアクセスにはiPadのみが対応
一般
- 定義可能な2,114のキーコマンドとMIDIコマンド
- 呼び出し可能な90のスクリーン
- 200ステップの取り消し履歴(プラグインとミキサーの編集の取り消しにも対応)
- 外部オーディオとMIDI装置でもプラグインレイテンシを完全に補正
- MIDIイベントの1/3,840ノート分解能
オーディオ
- 最大32ビット/192kHzのオーディオファイル分解能
- 最大24ビット/192kHzのオーディオI/O分解能
- 96kHzで最大6時間以上、44.1kHzで最大13時間のプロジェクトの長さ
- プロ仕様のディザリングアルゴリズム(POW-r、Apogee UV22HR)
- 64ビットの集約エンジン
スコアエディタ
- パートごとに最大16の独立したボイス
- 4,000以上の定義済みコードグリッド
- あらゆるチューニングで最大16弦の楽器をサポートするタブ譜
- Logicおよび他社製の音源で、アーティキュレーションをキースイッチで直感的に切り替えられるアーティキュレーションセット
楽譜記号
- 様々な長さの音符と休符
- 自動適応する複数小節にわたる休符
- 調号と拍子記号
- 音部記号
- スラーとクレッシェンド/デクレッシェンド記号
- 打楽器スタイルを含む様々な種類の符頭
- 特定の音符に適用するアクセント、運弓記号、フェルマータなどの記号
- フレージング記号
- トリルなどの修飾記号、トレモロ記号
- サスティンペダル記号
- 小節線、反復記号、セーニョ記号とコーダ記号
- コード記号
- コードグリッドとタブ譜記号
- 改ページ記号と改行記号
- Bravuraフォントに対応
- MusicXMLの読み込みと書き出し
プラグインとサウンド
プラグイン
- 35のストンプボックスを含むPedalboardなど、108のエフェクトプラグイン
- 28のソフトウェア音源プラグイン
- 9のMIDIプラグイン
- 最大7.1chサラウンドに対応する7の音源およびエフェクトプラグイン
- 最大7.1.4chサラウンドに対応する14のエフェクトプラグイン
- 97の固定チューニングプリセット、平均律、カスタム、Hermodeを含むカスタム音源チューニングシステム
サウンドライブラリ
- オーディオ、Aux(オグジュアリー)、ソフトウェア音源、出力トラックに対応する合計5,953のパッチ
- 幅広いジャンルをカバーする13,552のApple Loops
- 1,250のサンプラー音源
- 110のQuick Sampler音源
- 3,556のAlchemyプリセット
- 3,066以上の個別のキットピースのパッチを持つ、150のDrum Machine Designerキット
- 104のプラグインのための4,529のプラグイン設定
- Space Designer用の1,060のリバーブ空間とワープエフェクト
- Arpeggiator MIDIプラグイン用の54のグルーブパターン
- 26のLive Loopsグリッド
- 4のチュートリアルプロジェクト
- ステップシーケンサー用の161のパターンとテンプレート
ミキサー
- 最大1,000のステレオオーディオチャンネルストリップ
- 最大1,000のソフトウェア音源チャンネルストリップ
- 最大1,000のAux(オグジュアリー)チャンネルストリップ
- 最大256のバス
- 最大1,000の外部MIDIトラック
- 内部またはAudio Unitsエフェクトプラグイン用の15のインサート
- 内部またはAudio Units MIDIプラグイン用の8つのインサート
- チャンネルストリップ、プリフェーダーまたはポストフェーダー、ポストパンごとに12のセンド
- オーディオ、ソフトウェア音源、MIDIチャンネルストリップ用の32のグループ
コントロールサーフェスのサポート
利用可能な他社製プラグイン
- Frontier Design Group:AlphaTrack
- Jazzmutant:Dexter
- KORG:nanoKONTROL
- M-Audio:Axiom、Axiom Pro、Axiom AIR、Oxygen
- Novation Launch Pad:すべてのモデル
- PreSonus:FaderPort
- Roland:V-STUDIO 20
- Smart AV:Smart Console
コントロールサーフェスプラグインを
- Apogee Electronics GiO
- iPhoneとiPad用のApple Logic Remote
- CM Labs:Motor Mix
- Custom Recording Light
- Emagic:Logic Control、XT
- Euphonix / AVID Artistシリーズコントロールサーフェス用EuConプロトコルをサポート
- Frontier Design Group:TranzPort
- hexler:TouchOSC
- JL Cooper:CS-32、FaderMaster 4/100、MCS3
- KORG:KONTROL49、microKONTROL
- Mackie:Baby HUI、HUI、Mackie Control、C4、Extender、MCU Pro、MCU XT Pro
- M-Audio:iControl
- Novation:すべてのAutoMap対応デバイス
- Radikal Technologies:SAC-2k、SAC-2.2
- Roland:SI-24
- TASCAM:US-2400
- Yamaha:01V96、01X、02R96、DM1000、DM2000
- MIDI Learn経由でコントロールハードウェアを包括的にサポート
- SSL UF1、UC1、UF8
サラウンドと空間オーディオ
様々なサラウンドチャンネル構成をサポートサラウンドフォーマット
- Quadraphonic
- LCRS
- 5.1(ITU)
- 6.1(ES/EX)
- 7.1(3/4.1)
- 7.1(SDDS)
- 5.1.2
- 5.1.4
- 7.1.2
- 7.1.4
空間オーディオフォーマット
ベッドフォーマット
- 5.1(ITU 775)
- 7.1
- 7.1.2
モニタリングフォーマット
- バイノーラル(ステレオヘッドフォン用)
- 2.0
- 5.1
- 7.1
- 5.1.4
- 7.1.4
- Mac Built‑in Speakers3
- Renderer for Studio Display Speakers4
互換性
- Logic 5以降のプロジェクトを開く
- iPadのためのLogic Proのプロジェクトを開く
- GarageBandの曲をLogic Proで直接開く
- Core Audioに対応するMIDIおよびオーディオハードウェアをサポート
- Audio Unitエフェクト、音源、MIDIプラグインをサポート
- AAF、XML(Final Cut Pro)プロジェクトの読み込み/書き出し
- ドルビーアトモスのミックスをApple Musicに対応するADM BWF64ファイルとして書き出し
- サラウンドベッドトラックとすべてのオブジェクトトラックおよびメタデータを含むADM BWF64ファイルからプロジェクトを作成
- MIDIリージョンをMIDIファイルとして読み込み/書き出し、MIDIおよびオーディオリージョンをApple Loopsとして書き出し
- MusicXMLに楽譜を読み込み/書き出し
- AIFF、WAV(BWF)、CAF、SDII、Apple Lossless、対応するMP3、AACの再生(非対応ファイルはPCMに変換)
- AIFF、CAF、WAV(BWF)の録音
- AIFF、WAV(BWF)、CAF、MP3、M4A(Apple Lossless、AAC)にバウンス
- バウンスしたオーディオでCDまたはDVD-A(PCMオーディオのみ)を直接作成
- Ableton Linkによる同期をサポート
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