「Noises by AudioThing」レビュー!ノイズでオリジナリティを演出!シリアスな劇伴やアンビエント系の曲で使えるプラグイン
AudioThing Noisesはこんな人におすすめ
・ノイズでオリジナリティを出したい人
・アンビエント系の作曲で使えるプラグインを探している人
AudioThing Noises のサンプル動画
2022年2月18日,AudioThingからまたまた面白そうなプラグインが登場です。
NoisesはAudioThingのテクスチャサウンドプラグイン。
Gong Amp等Hainbach氏とのコラボレーションによる4番目のプラグインです。
シリアスな劇伴やアンビエント系の曲で使えるノイズを音楽的に扱えるサウンド。
ノイズを扱うプラグインでNoiseShaperがありますが、NoiseShaperはリズム面に重きをおいて加工をするプラグインでした。
Noisesはノイズシンセのようなサウンドでノイズ音を音楽的に聞こえるように元の音へ付与加工していけるのが面白い。
一般受けするかどうかの視点では中々厳しいと思いますが、他人とかぶらないサウンドメイクが出来そうなワクワクする期待度が高まるプラグインです。
サンプラーのようにMIDIノートで音程付してノイズが鳴るのではなく、MIDIノートはトリガーになっていて音程の操作はPitchのノブで行います。
Noisesは、音の探求のための遊び心と刺激的なインタラクションのすべてを提供し、より少ないクリックでより多くの音を提供するように設計されています。Noisesの中心には、大きなノブがあります。このノブは、Hainbachが厳選しデザインした各バンクの8つのサウンドをつなぐ精密なクロスフェーダーとして機能します。テスト機器やビンテージのマルチプレクサーのモーターコントロールにヒントを得て、ノブをコントロールするためのシーケンサーを追加しました。サウンドをミュートしたり、シーケンスを再生したり、ランダム化したり、ファジーコントロールでコーヒー1杯分多く飲ませたようなジッターを発生させたりします。
AudioThing Noises サウンドサンプル
AudioThing Noises の特徴
・21ノイズバンク
・1.18GBの手作りサンプル
・Hainbachによって作成された118のプリセット
・マルチモードフィルターとビットクラッシャー
・トリップ変調
・サイズ変更可能なウィンドウ
・ランダマイザー付きプリセットシステム
Noisesに収録されている21のノイズバンク
Autobahn
B00GA
Bandpass Pulses
Cosmic Chords
Cosmic Root
Cosmic Waves
Drum Drones
Electro-Acoustics
EMF
Filterbank
Flight to MARS
Military Wires
Noise-Denoise
Oddular
Pan Step
Phaserland
Soviet Tape
Tape Hiss
Test Voltages
Wave Analyzer
Noises 使い方
Noises起動時にはTRIGGERのボタンがONになっています。
TRIGGERのボタンがONになっている間(光っている間)はずっとNoiseがなりつづける仕様です。
SYNCモードを「HOST」にした場合にはDAWのstart,stopにあわせてNoiseがなります。
任意のタイミングに鳴らす場合には、FreeにモードにしてMIDIノートを書いていきます。
Performance
パラメーター | 詳細 |
---|---|
Level | 楽器の音量を調節する |
Pitch | 楽器のピッチを調節する |
Out Gain | 楽器のゲインを調整する(ポストエフェクト) |
Trigger | サウンドの再生を開始または停止 |
Sync | トリガーモード(フリーまたはDAWの再生に同期)を設定 |
Attack | サウンドのアタックをコントロール |
Release | サウンドのリリースをコントロール |
Trip
パラメーター | 詳細 |
---|---|
Speed | トリップモジュレーションの速度設定 |
Fuzzy | トリップモジュレーションのランダム性を制御 |
Mode | トリップモジュレーションの波形を変更(振り子(PEN:行って帰ってくる動き)、ランダム(RAN) |
Filter
パラメーター | 詳細 |
---|---|
Type | LowPass、HighPass、BandPass、Notchから選択 |
Cutoff | フィルタのカットオフ周波数を制御 |
Resonance | フィルターのレゾナンス(共鳴)量を調節 |
Crusher
パラメーター | 詳細 |
---|---|
Bits | 音のビット深度を下げて歪みを発生させる(24~2bit) |
Downsample | サンプリングレートを下げてエイリアシングを発生させる(1x~50x) |
Mix | クラッシャー効果の量をコントロールする |
自分のサウンドファイルをNoisesで加工できる
右上にある三本線のアイコンから Global Settings >Banks Path>Open Banks Folder
を選ぶとノイズデータが収納されているBANKフォルダを開けます。
用意されているノイズファイルとは別にフォルダを作って自分のデータを収納すると、自分のサウンドファイルをNoisesで加工することができオリジナルサウンドを作り上げることができます。
読み込み対象のファイルは「WAV, AIFF, FLAC, OGG」です。
Noise Bank
1つのBANKに8種類のノイズが収録されていて、TRIPモードからの指定でノイズ間を行き来することにより音楽的なサウンドに仕上げています。
使いたいサウンドのボタンをON(点灯)させればOK.
一つも点灯しない場合にはノイズは鳴りません。
Noises レビュー
MIDIノートで音程が上下するのかな?と思っていましたがMIDIはトリガーになっているだけでしたその点は注意です。
プリセットはたいていTriggerがONのままになっているのでプリセットを選んだあとにノイズが鳴り続けます。OFFにする手間はちょっと面倒でしょうか。
Noisesを全面に押し出したプラグインはそうそう無いので、ノイズ音を自分の曲に取り入れてみたい人にとっては楽しいプラグインです。
基本的には効果音な使い方がメインになりそうです。聞いてくれる人は絞られそうですがノイズを重ねていって曲にしても面白そうです。
Riftのような動きをつけるエフェクトを追加するとまた面白いサウンドメイクが楽しめます。
AudioThing Noises サウンドプリセットテスト
■noise-preset-Ambient Room Hero
■noise-preset-Calming Notes
■noise-preset-Comfort Phase
Noisesの購入はこちら >>
※ シリアスな劇伴やアンビエント系の曲で使えるノイズを音楽的に扱えるプラグイン!!
AudioThing Noisesの買い方
AudioThing Noisesを購入するなら「Plugin Boutique」がお得に買い物できます。
[st-myblock id=”30671″]
Noisesのサウンドが気に入ったなら同じくハインバッハ氏が開発に携わっているGong Amp も同じ系統で気に入るはずですのでこちらもおすすめです。
Noises 過去セール履歴
2022年 3/3まで 34%OFF イントロセール
Noises インストール方法/アクティベーション方法
AudioThingプラグインのインストール方法
AudioThingのアカウントが必要です。
AudioThingのページで新規アカウントを作成します。
AudioThing | Sound InspiredAudioThingのシリアルコード入力ページを開きます。
Register Your Product | AudioThingシリアルコードを入力しRedeemを押します。
ダウンロードページにあるリンクからOSに合わせてインストーラーをダウンロードします。(PCと書かれているリンクがWindows版)
この時に「Offline Activation License」もダウンロードしておきます。DAWを立ち上げてプラグインを適応します。
ログインボタンを押してAudioThingのアカウントでログインします。
ログイン後でアクティベーションが実行されて使えるようになります。ログインせずオフラインで認証する場合には、「メニュー > Registration」を開き
左上の矢印を押してオフライン認証画面を出します。「Offline」を選択してダウンロードした「〇〇_license.atl」を読み込ませると
アクティベーションが完了します。
コメントはこちら