Sonnox ListenHub使ってみたレビュー!他セール・レビュー情報
リファレンス曲を使って作曲、ミキシングする人は絶対欲しくなります。
Sonnox ListenHub はこんな人におすすめ
・シンプルに使える曲のリファレンスツール・分析ツールが欲しい人
・作成中の曲とリファレンス曲の切り替えに煩わしさを感じる人
・Hi,mid,low,sub,sideの帯域ごとにリファレンスを比較したい人
Sonnox Listenhub – Introduction by Mo Volans
プロ向け仕様のプラグインを数多く出している「Sonnox」から新しいリファレンスプラグインが登場しました。
公式の動画だけ見てもさっぱり使い方のイメージが沸かないと思いますので補足を入れていきます。
#Sonnox ListenHubの出来が良すぎて感動しています。
リファレンス切り替えをiPhone,iPadからワンタップで可能、ラウドネス値が違う音源の音量をあわせられるのがすごい。Systemで鳴らす元のYoutubeやspotifyの再生・停止もListenHubが勝手にやってくれるhttps://t.co/nVIMwcAITi#DTM pic.twitter.com/6qdTDj4xwi— 誰得ギター(DTMセール情報配信中) (@guitarSakurai) April 9, 2022
Sonnox ListenHub レビュー
Inputsに用意されている 「System,Main,Reference、(Plugin)」の入力系統を1クリック・1タップで切り替えられる非常に便利なリファレンスプラグインです。
■用語解説
Input | 詳細 |
---|---|
System | Macで指定しているサウンド出力。主にYoutubeやSpotifyをリファレンスとして聞きたいときに使用 |
Main | DAWのメインアウトから出る音 |
Reference | リファレンス用のトラックが鳴る |
Plugin | Sonnox Listenhubをプラグインとして使用したときに鳴る |
リファレンスプラグインを使わない場合、専用のトラックを用意してOn,Offを切り替えて、作成中の曲とリファレンスを聴き比べることになります。
一度ぐらいなら良いですけど、『聴き比べる』わけですから何度も何度もOn,OFFを繰り返すことになるわけです。
Sonnox Listenhubだとinputsに入れている音を切り替えると他で鳴らしている音が再生停止されるので、ON,OFFをする手間が大幅にカットできます。特定の場所を繰り返し聞きたいとなると戻す手間はどうしても出てしまいますがON,OFFを切り替える手間がガッツリ減ります。
例えばSpotifyの曲をリファレンスとして聴き比べたいとしたら,SystemのinputからSpotifyの音源を鳴らして、DAWの再生をして…とどちらかを聞くときに必ずOFFにする手間が発生します。
Sonnox Listenhubはその手間をカット。
「System(spotify) ⇒ Main」と切り替えるときにはMainを鳴らした時点でSystemの音が勝手に再生停止になります。
わざわざウィンドウを切り替えてON,OFFしなくて良いんですね。
iPhone,iPadのアプリでBluetooth連携すれば、Macのウィンドウをいちいち切り替えずにリファレンスの聴き比べができます。
このアプリも便利でDTMをやるときに机の上にiPhone,iPadを置いているなら導入したい機能です。
そして「Match Input Loudness」が良い仕事をしています。
Match Input Loudness
リファレンス曲はマスタリング済みで音量も上がっている状態の曲になっていて、作成中の曲との音量差があります。
この音量差をMatch Input Loudnessを使うことで音量差をなくしてくれます。
リファレンスを切り替えて、音量が上がるたびに耳が痛いからモニターの音量を下げる…って手間から解放されます。
帯域ごとに聞く(バンドソロ機能)
Sub,Low,Low-Mid,High-Mid,Highの特定帯域ごとに音を聞くことができます。
数値で帯域指定ができるわけでは無いのですが、リファレンスとの聴き比べを突き詰めるときに便利。
リファレンスツールならではの機能で、耳コピするときにも使える機能です。
Tonal Balance Control 2ではLow,Low-Mid-High-Mid-Highの4バンドでしか聞けませんし、突き詰めて聴きたいときにListenHubのバンドソロ機能は便利です。
バンドソロ以外に左右の音を聞く機能が付いています
これがめちゃくちゃ便利で、通常片側だけ聞くとき、例えばRightだけ聞きたいと左をミュートすると右側のヘッドホンもしくはスピーカーでしか鳴らず
右側だけ音が鳴っていて気持ち悪い状態になるのですが、Sonnox Listenhubの場合は「Right」を押した場合、右側で鳴っていた音が両方のスピーカーで鳴ります。
片側だけ音が鳴り続ける耳に負担がかかる状況になりません。
ありそうで無かった機能なので、耳コピするときや細かい調整をしたいとき非常に便利で助かっています。
機能 | 詳細 |
---|---|
Left | 左チャンネルのみ鳴る |
Swap L/R | 左と右を入れ替える |
Right | 右チャンネルのみ鳴る |
Mono | モノラル再生 |
Sides | 中心の音がミュートされてサイドだけ鳴る |
リファレンスプラグインはなぜ必要?
曲をミックスするときに「こんな感じにしあげる」参考元の音源をリファレンスと呼んでいて、リファレンスを用意した上でミキシング・マスタリングに取り掛かるのが一般的な手法になっています。
リファレンス対象の曲と現在の曲を音量や帯域の周波数を聴き比べて調査するための便利な【リファレンスプラグイン】がいくつかリリースされています。
Mastering The Mix REFERENCE 2だったりMCompareなどがあり、この中にSonnox ListenHubが入ってきます。
ListenHubの効率よく作業でき、ひと目でわかるUIの便利さが売りになっていますね。
音楽ジャンルごとに音が強く強調されている場所があるので、お手本の波形やサウンドを聴き比べて近づけていくことで理想のジャンルの曲調に近づけていくことができます。
ListenHub for macOSを使用して、お気に入りの作品に対してミックスが強力であることを確認してください。これを使用して、Spotify、Apple Music、YouTube、または独自のメディアプレーヤーなどのストリーミングソースからの曲に対して簡単にA/Bを実行します。
ミッドまたはサイド、ローミッドまたはハイだけを即座に聞いて、ダイナミクスが競争力があるか、押しつぶされているかを発見します。ListenHubの独自の監視ツールのセットは、より適切なミキシングの決定を行うための洞察を提供します。
スタンドアロン、VST3、AU、AAX(Pro Tools 11以降が必要)に対応。
2022年3月14日時点でMac対応版のみ。Windows版は今の所対応していません。おそらく対応されるので後日対応を期待しましょう。
Sonnox ListenHub特徴
さまざまなソース、システムオーディオ、DAWにインポートされたファイル、およびインプロセスミックスを参照するための複数の同時入力
モニタースピーカーまたはヘッドホンの異なるセットの複数の出力を簡単に切り替える
任意の構成で、任意の出力でAUプラグインをホストします
スペクトルアナライザーと組み合わせてソロをバンドし、問題を特定したり、好みのミックスの特定の周波数範囲を参照したりします
モノラルの互換性とステレオ幅をチェックするためのチャンネルソロ
正確で再現性のあるリスニングレベルのための段階的な音量調節
[入力ラウドネスの一致]ボタンは、参照トラック間のレベル差を自動的に修正します
ListenHubの自動ミュートは、耳とスピーカーを保護する大きなバーストを即座にキャッチします
ダイナミックでエキサイティングなミックスを確実にしたいですか?あなたのミックスが押しつぶされているか、騒々しいか、競争力があるか、活気があるかを教えてくれます
短期LUFSメーターを使用して、アレンジメントのさまざまな部分の間で一貫したレベルを確保します
短期間のラウドネスを最も大きな部分に設定すると、他のすべてが適切に配置されます
各ストリーミングサービスは、トラックにラウドネスの正規化を適用するため、統合されたラウドネスについて心配する必要はありません。
Sonnox ListenHub 使い方
初期設定
[1]
プラグイン版でも使えますが、Macのデスクトップアプリとして常駐して使います。
[2]
ListenHubをインストールした後,Macのシステムサウンドを「ListenHub」に合わせます。
ListenHubに合わせた後はサウンドの音量をMAXにします。
ここでミュートしてしまうと音がでなくと故障したと勘違いしてしまう原因になります。
DAW設定
[3]
DAWの出力オーディオデバイスを「Sonnox ListenHub」にします。
[4]
オーディオI/O設定を行います。
「Sonnox ListenHub」ではOUTPUTの指定がされていて、MacのSystem音がOutput1/2, DAWの出力がOutput3/4,リファレンス用がOutput5/6と固定になっています。
ListenHubを使う過去のDAWプロジェクトはOUTPUT設定の変更が必要です。
用途 | OUTPUT |
---|---|
System音 | Output1/2 |
DAWの出力 | Output3/4 |
リファレンス用 | Output5/6 |
Volume
1クリックでボリュームを下げられるボタンです。
Volume setting vs dB level
Volume | dB level |
---|---|
Loud | 0 |
Normal | -6 |
Quiet | -12 |
Soft | -18 |
Dimボタンを有効にすると、選択した音量設定にさらに-12dBの減衰が適用されます。
Muteは出している音を消音します。
また自動ミュート機能があります。
耳とスピーカーを保護するために、出力ラウドネスが+12 dBを超えると、ListenHubは自動的にミュートになります。ミュートはすぐに発生し、過度に大きな信号が漏れるのを防ぎます。
自動ミュートレベルは、設定ページで指定できます。
OutputsのFXチェーンはMacのAUを使ってプラグインを追加できます。
左下にあるNew FX Chain NameよりFXチェーンを作成します。
iPhone,iPadのアプリでBluetooth連携
iPhone,iPadのアプリと連携して、ListenHubが動かせます。
MacのListenHubウィンドウをそのままiPhone,iPadで動かせるようにしているアプリでiPhoneは表示サイズの都合上少々配置が異なっていますが、
iPad版はMacのウィンドウと変わりません。
iPadを机に置いて操作している人には非常に便利なアプリになっています。
公式クイックスタートマニュアル
Sonnox ListenHubのまとめ
リファレンスツールの中でも非常に使い勝手のよいプラグインです。
2022年4月現在のOzone9,Tonal Balance ControlではListenHubの機能に追いついていません。
リファレンス曲を切り替えて聴き比べるのが面倒くさいと悩んでいるなら一度試してほしいプラグインです。
スタンドアロン、VST3、AU、AAX(Pro Tools 11以降が必要)に対応。
2023年11月2日時点でMac対応版のみ。Windows版は今の所対応していません。
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Sonnox ListenHubの買い方
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