「Sampleson MetaPiano」レビュー! 「60MB」の超軽量グランドピアノ音源
Sampleson MetaPiano はこんな人におすすめ
・ディスク容量が少なくて済む音源を探している人
・コスパ良いピアノ音源を探している人
MetaPiano 1.5 – New updated version available
Sampleson MetaPiano はこんなピアノ音源!
Samplesonの音源シリーズ。
Samplesonの音源はとにかく軽量なのが売りになっています。
以前発売された「エレピ音源の Sampleson MetaPianoに関してはわずか「45 MB」でした。
今回のMetaPianoはなんと「60MB」です。
「60MB」の何がすごいかというと、サンプルベースのピアノ音源は色々なマイクポジションで収録した音を混ぜられるようにピアノの素材音を大容量で必要とします。
よりリアルに臨場感あるピアノの音を求めていけば求めていくほど容量が巨大化していきます。
■参考
Heavyocity ASCEND Modern Grand 約21.7 GB
Synchron Boesendorfer 280VC 約93.1 GB
HANS ZIMMER PIANO 約211GB
もちろん軽量ピアノ音源を探すと物理モデリングピアノ音源の「Pianoteq」は50MB以下ですが価格がMetaPianoと比べると若干高い。
MetaPianoは独自のスペクトルモデリングにより日本のコンサートグランドピアノ88鍵の音を再現している音源です。
Sampleson MetaPiano レビュー
MetaPiano サンプル音源
前半がJazz曲、後半がClassic曲です。
トラック9は「Jamiroquai – Virtual Insanity」風のフレーズです。
Soundcloudに上がっているサンプル音源の出来は素晴らしいのですが、「鳴らした第一声は微妙だな〜」でした。
何かがもの足りないと感じたのはリバーブでした。
MetaPianoの1音1音のピアノ音自体は良いのですが、内蔵のリバーブがあまり良くないのでリバーブをあまり必要としないフレーズは際立って鳴ります。
リバーブに関しては専用のリバーブプラグインをつけて鳴らした方が絶対良いですね。
マイクで録音している音ではないためピアノの音が張り付いて聞こえる感じがするのに好き嫌いが分かれそうです。
またハンマー音が調整できないのでピアノの音にうるさい人だと気になる点でしょう。
デメリットが反転してメリットになります。
MetaPianoのトーンが明るいサウンドなので、オケに埋もれない音抜けが良い音です。
ダイナミクスの幅が広いのでMIDIのベロシティ値の設定は細かく調整でき音の表現幅が広いのが特徴。
あまり音量差をつけすぎるとクリップしてしまうので注意。
他のピアノ音源よりもノブが少なく,設定に時間を費やさずに済む単純な所は良い点です。
Dynamics,Width,Wood,Reverb,Volubmeと非常にシンプル。
「Width」は音を広げるノブで、モノからステレオへ広がりをコントロールします。
「Wood」はピアノの共鳴成分を調整します。
プリセット数は必要最低限の数になっています。
どんなピアノの音を求めるかによってMetaPianoの評価が変わってきてしまいますが
明るくタッチのハッキリした音を狙っているならコスパ良く使っていけるピアノ音源になってくれます。
Sampleson MetaPiano特徴
・Spectral は 88 ノートのグランド ピアノをモデル化しました。
・60MB。
・低 CPU 使用率。
・実際のサンプルに基づいています。
・速度切り替えなし。
・スケーラブルな HD インターフェイス。
・インパルス応答ベースのアンビエント リバーブ
・マスターゲイン
・ウッドレゾナンス
・幅(ステレオからモノへ)コントロール
・動的速度調整
Sampleson MetaPianoのまとめ
コスパ良いピアノ音源です。
空きのディスク容量に余裕がなくこれ以上増えてほしくない人には嬉しいなんと「60MB」のサイズ感です。
明るい音が特徴的で「60MB」とは思えないダイナミクス幅も魅力的です
Sampleson MetaPiano の過去セール
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