Rhodes V8 Pro Virtual Instrument はこんな人におすすめ
・Rhodes公式のエレピサウンドが欲しい人
・最強のプラグインエレピが欲しい人
「Rhodes V8 Pro Virtual Instrument 」
エレクトリック・ピアノ(エレピ)の代表メーカーである「Rhodes(ローズ)」からついにRhodes公式プラグイン版が登場。
Rhodes の唯一の公式エレクトリックピアノソフトウェア「Rhodes V8 Pro Virtual Instrument 」
リアルな実機を模したUIになっています。
エレクトリック・ピアノの代名詞とも言える「Rhodes」の最新モデル「Rhodes MK8」 エレクトリックピアノの音を再現します。

Rhodes MK8の音を実機で手に入れようとすると100万円以上は費用が必要になります。
ここまでの金額はさすがに手が出ないということでプラグイン版が活きてきます。
エレピのサウンドはあらゆるジャンルの曲で使われていて、POPS,ROCKだけでなくLo-Fi Hiphop等の緩やかな曲調の曲ではよく使われる音です。
Rhodes V8 Pro Virtual Instrument レビュー
「Rhodes V8 Pro」がリリースされてから数ヶ月後に、UADから「Electra 88 Vintage Keyboard Studio」がリリースされました。
「Electra 88 Vintage Keyboard Studio」の質感がとても良かったので、この質感はなかなか超えられないだろうと思いこんでいたのですが、Rhodes公式と大々的に売り出しただけありサウンドは別次元でした。
Rhodes V8 Pro 「VARI−PAN」
他のエレピ音源でも、「Electra 88 Vintage Keyboard Studio」でも近いニュアンスの音は作れますが、非常に細かいベロシティの差だったり音の揺れ方だったりの解像度の高さが「Rhodes V8 Pro 」の方が極めて優れているように感じました。
特にエレピで大事になってくる音の揺れたときの臨場感が凄まじい。
「Rhodes V8 Pro」には「VARI−PAN」というパラメーターノブがあり、このピアノの個性にもなっています。
小さいノブがRATEで外側のノブがDEPTHになっていて、DEPTHをあげていくと色濃く波形の音が重なって鳴ります。

「VARI−PAN」 小さいノブがRATEで外側のノブがDEPTH
オリジナルのRhodesスーツケース・ピアノのクラシックなステレオ・パンニング効果を再現するだけでなく、4つの波形(Square, Ramp, Triangle, Sine)を備えてレイヤーしていきます。リング・モッドやシンセのようなテクスチャーを含むオーディオ・モジュレーテッド・エフェクトもできるようになり音づくりの幅が広いです。
音づくりの幅の広さも良いのですが、パンニングしたときの音の定位感の心地よさが断トツです。
また最大127のベロシティレイヤーによるリアルな表現力も素晴らしく、ピアノの演奏が出来る人であればしっかりとベロシティが表現できるピアノ鍵盤でMIDI入力したくなるはず。
個人的にエレピのダークな音質がとても気に入っています。
「Rhodes V8 Pro 」では0~10前後の非常に小さいベロシティ値で鳴らしたときの繊細な音も柔らかく聞こえてくるのがめちゃくちゃ心地よいです。
データ容量がデカいだけのことはあります。このデータ容量の大きさのためインストール時は時間がかかるので注意です。
■Arturia stage73 V2
■UAD Electra 88 Vintage Keyboard Studio
■Rhodes V8 Pro
Rhodes V8 Pro セットアップビュー
プラグイン版ならではの機能として「セットアップビュー」が用意されています。
実機も調整できるような仕様になっていますが、画面UIでサッと調整できるのはプラグイン版ならでは。
このセットアップビューではティンバー、ダンパー、チューニング、音量レベルを各88鍵で個別設定できます。
ここまでやらんでもいいでしょ〜というほど細かく設定できるのでエレピにこだわりがある人はチェックしておきたい設定値です。

セットアップビュー
Rhodes V8 Pro ディテールビュー
ディテールビューでは各ノブの詳細設定ができます。
鍵盤を打鍵したときの「機械的」ノイズと「ペダル」ノイズやのアンプ/キャビネットシミュレーションの設定まで追い込めます。
ここまで細かく調整できると音作り面倒くさいなと感じるかもしれません。
それは全く問題ありません。
自分で作る必要がないほどプリセットが用意されています。
CPU負荷も低く、UAD Electra 88 Vintage Keyboard Studioに比べるとかなり低めです。

アイドル時
デメリット
これだけ多機能で音の良いエレピ音源ですがデメリットもあります。
前述の通り、インストールデータ容量が巨大なため導入前にはディスク容量に余裕が欲しいですね。
もう一点は価格です。
Rhodes V8には通常版とPro版の2種類がありますが、導入するのであれば機能が全開放してあるPro版の方が良いですよね。
Pro版だと4万超えになってしまうためエレピの音にこだわり続けている人でもないと少しためらいが出てしまいそうです。
Rhodes V8 はたまにセールがあるのでセール時期を狙っていきましょう。
Introducing: The Rhodes V8 / V8 Pro
「Rhodes V8」と「Rhodes V8 Pro」の違い
今回発売されたのは「Rhodes V8」と「Rhodes V8 Pro」の2種類で、Proの方が機能拡張されている上位版に当たります。
大きく違うとしては以下が挙げられます。
・プリセット数
・エフェクト数
・セットアップビューからのすべてのノートパラメータエディット(Timbre、Damper、Tuning、Level)
鍵盤ごとのトーンの明るさやチューニング調整をしたい!、内蔵エフェクトで積極的に音作りしたいならPro版を選びましょう。
共通仕様
- 96 kHz / 24 ビットで録音された 30,000 以上のサンプル
- 最大 100 のベロシティ レイヤー、サステインからさまざまなタイプのスタッカート、ポルタメント、レガートまでの 14 のアーティキュレーションで、ノート - オフ、共鳴、機械的ノイズなどを表現できます。
- 72 のファクトリー プリセットと 72 のファクトリー プロファイル。
- オリジナル録音の合計サイズ: 約。ディスク上の合計サイズ (ロスレス データ削減後): 約 60 GB 22GB
- Low Gain、Mid Gain、Mid Freq、High Gain を備えたパラメトリック EQ
- クランチや重く歪んだサウンドのためのダイオードベースのドライブコントロール
- オートワウエフェクトのエンベロープコントロール
「Rhodes V8 Pro」にしか無いもの
- 100のファクトリープリセット
- 108 のアーティスト プリセット
- 66 のアーティスト プロファイル
- VCAモデリングコンプレッサーと4段ステレオフェイザー
- オートワウエフェクトのエンベロープコントロール
- Bucket Brigade モデリングされたディレイとステレオ コーラス
- マイク/アンプ/キャビネットのシミュレーション
- セットアップ ビューを使ったパラメータエディット
The Rhodes V8 - A Deep Overview
最大127のベロシティ レイヤー、14 のアーティキュレーション、エレピのリアルさを出すメカニカルノイズを含み MK8 ピアノから直接サンプリングされた 30,000 のサンプルを収録。
ファイルサイズは60GBですが解答後22GBまで落ちます。
デモ版の無料試用期間は14日です。
Rhodes V8 Pro Virtual Instrument まとめ
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Rhodes V8 Pro Virtual Instrument おすすめ度

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以前私がメールで問い合わせした時には、日本語で返信が届き驚きました。

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