「iZotope Stutter Edit 2」レビュー!スタッター効果をボタン一つで再現できるEDM系必須プラグイン
Stutter Edit 2
「Synth Wizard」(シンセの魔法使い)と称されるエレクトロニカ界のレジェンドBT(Brian Transeau:ブライアン・トランソー)とiZotopeによるプラグインが「Stutter Edit 2」です。
Stutter Edit2は非常に簡単なキーボード操作でリアルタイム音源に劇的なスタッター効果を加えるプラグインです。
Stutter Edit2でどんなことができるのか?
ここ20年以内の音楽を聞いていれば、こんな感じのボーカルは聞いたことがあると思います。
2:50~ぐらいからの視聴がおすすめ。
Before,Afterがハッキリわかるので使っていて気持ち良いエフェクターです。
ボーカルを激しく連続でスタッカートさせたようなあ、あ、あ、あ、あみたいにキレのよいサウンドですよね。
いわゆる有名な「スタッター効果」という技法で、EDMやTrapで聞けるこういったデジタルならではの特殊な加工がかんたんに再現できるのが「Stutter Edit 2」です。
音声データに対してリアルタイムにエフェクトを加える、MIDIをトリガーとしてリアルタイムにエフェクトを加えることができます。
Stutter Edit 2はプリセットがしっかりしているので適当に触っていてもそれっぽい効果を加えられるので、ちょっととっつきにくいUIではありますが、効果を加えられたときの気持ちよさは格別ですね!
最近の音楽の要素を入れたいならStutter Edit 2で加工した飛び道具エフェクトは必須なアプローチでもあります。
ワンポイントアクセント的にはドンピシャです。
ボーカルだけでなく、シンセ音の加工としてまた映画音楽作曲などでもよく使われている技法です。
※EDM必須エフェクトを簡単に再現するエフェクトプラグイン!!
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BTって誰?
ブライアン・トランソー(Brian Wayne Transeau、通称「BT」、1971年10月4日 – )は、アメリカ合衆国・メリーランド州ロックヴィル出身の音楽アーティスト。
ジャンルはエレクトロニカに分類されるのが普通だが、トランス、ブレイクビーツ、クラシック、ポップス、ロック、アンビエント、ヒップホップ、ジャズ、ニュー・ウェイヴといった様々なジャンルを融合した音楽をプロデュースする。90年代にはKaistar、Libra、Dharma、Prana、Elastic Reality、Elastic Chakra、GTB、2 Phat Cunts(DJサシャと)などの名義でもレコードをリリースしている。近年は映画音楽なども手がけるようになった。
Stutter Edit2 のレビュー
初期状態でPlayModeがMIDIになっているので、これをAutoPlayにしておかないとエフェクトを試したときに「あれ!?全然音が変わらんよ…」となってしまいます。
MIDIモード自体は面白い機能なのですが、この設定をミスすると全然使えないエフェクトじゃないかと誤認識してしまいます。
プリセットブラウザの使い方がちょっと独特です。
左側にブラウザ、右側にMIDIの鍵盤図があり、それぞれのMIDIノートに対してエフェクトプリセットを割り当てていける仕様になっています。
MIDIモードで扱っている場合は、キースイッチでアーティキュレーションを変えるようにStutter Edit 2 のエフェクトを適時変更できるのがこのプラグインの面白いアイデアです。
右側にMIDIの鍵盤図をダブルクリックしても音は変化しないのでこの点は注意。
ダブルクリックするとプリセットの名前を付け替える画面になります。
Stutter Edit 2ならではの独自な使い方があることを最初に知っておかないと不完全燃焼になります。
Stutterがメインのエフェクトですが、
- DISTORTION
- LO-FI
- CHORUS
- COMB
- REVERB
- FLANGER
- PHASER
- LOWPASS
- TAPESTOP
- HIGHPASS
- DELAY
のエフェクトが扱えてフィルターを入れたマルチエフェクターといった使い方も可能。
エフェクトの導入の敷居はShaperBox 3のほうが単純で簡単です。
Stutterのエフェクトを追い込み設定したい人にとっては楽しいマルチエフェクターです。
あとStutter Edit 2セール時の金額がかなり値引きされるのでお財布に優しいのも嬉しい点です。
Stutterのエフェクトを入れるだけで、一気にエレクトロな雰囲気に変えられるので表現の一つの方法として持っておくと楽しく作曲できます。
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