iZotope Neutron Transient Shaperの押さえておきたい使い方
この記事では「Neutron 4」のTransient Shaper(トランジェントシェイパー)について解説していきます。
■トランジェントシェイパーとは?
音のアタックと持続音(サスティン)を調整して存在感を出すためのプラグイン。
ドラムやアコースティックギターなどアタック音が大事になる楽器に使われるのが一般的です。
Neutron3とNeutron4のトランジェントシェイパーの違い
Neutron3とNeutron4でトランジェントシェイパーエフェクトの大きな違いはありません。
Neutron4のトランジェントシェイパーの特徴
一般的なトランジェントシェイパーより多機能です。
・最大3バンドのマルチバンド対応
・マルチバンドを自然な周波数帯の位置に合わせるLearn機能
・マルチバンド・スペクトラムにおける各バンドのレスポンスを選択する「Contour」設定
エンベロープ・モードがあり、入力された信号へどのようなADSRエンベロープの種類を適応するかを最初に選びます。
■PRECISE(プリサイス):
次のトランジェントへのリカバリー・タイムが最も速く、アタックの設定によっては最も 正確で敏感なエンベロープになります。■BALANCED(バランス):
PRECISEとLOOSEの中間となるモードです。複数のトランジェントに、速いアタックと程よい リリース・タイムを適用します。■LOOSE(ルース):
リカバリー・タイムが最も遅く、長めのサステインを追加します。
Neutron4トランジェントシェイパーを使う時これだけは絶対押さえておきたい項目
最大3バンドのマルチバンド対応
帯域幅を調整できる最大3バンドまでのマルチバンドに対応しています。
区切った帯域で独立したトランジェントシェイパーを設定できます。
ドラムバスのシンバルアタックだけ強くしたい、胴鳴りだけ強くしたいなど細かい調整ができます。
マルチバンドを自然な周波数帯の位置に合わせるLearn機能
マルチバンドに付随する機能で、他のNeutronでのマルチバンドエフェクト同様に「Learn機能」があります。
マルチバンドに帯域を切っている状態でLearnを実行するとNeutron4側で、自然に聞こえる帯域を探してマルチバンドの幅を決めてくれます。
マルチバンド・スペクトラムにおける各バンドのレスポンスを選択する「Contour」設定
Contour | 内容 |
---|---|
SHARP(シャープ) | タイトで速いリリース・タイム。短めでスタッカートのようなサウンドに便利 |
MEDIUM(ミディアム) | 透明な線形のエンベロープ。殆どのサウンドに使用可能 |
SMOOTH(スムース) | 3つの中では最もスローなエンベロープで、Sustainに僅かな影響を与えます。サステインが長めのサウンドに便利 |
Neutronのトランジェントシェイパーの使用例
Neutronのトランジェントシェイパーをアコギに使っている事例
https://youtu.be/eYPjGMQXk08
Neutronのトランジェントシェイパー公式マニュアル
トランジェント・シェイパー (Transient Shaper) – Neutron 3 Help Documentation
iZotope Neutron4 レビュー
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