「Future Audio Workshop Circle2」セール・レビュー!わかりやすさを追求したシンプルさ抜群のシンセ
Future Audio Workshop 「Circle2」はこんな人におすすめ
・シンプルなシンセが欲しい人
・今どきのベースサウンドに仕上げたい人
Future Audio Workshop のシンセ音源「Circle2」
Circle2は2015年発売のシンセ。
設定が複雑で音作りに時間がかかるシンセをシンプルな一画面にまとめ上げているシンセがFuture Audio Workshop Circle2です。
なんと言ってもわかりやすさを追求したシンセになっていて、これから本格的にシンセで音作りをしてみたい!という人にもおすすめ。
ソフトシンセといえば実機のシンセを再現するインターフェイスのものが多かったですが、ここ5年くらいはフラットデザインのシンセが増えてきた印象を受けます。
Circle2は見やすくパラメータを認識しやすくなっています。
・一画面内に収まるパラメータ
・わかりやすく色分けされたカテゴリ
・Circleをドラッグ アンド ドロップするだけで完了するモジュレーション設定
また時間の経過とともに変化する、調和のとれた豊かなトーンを作成できるVector Phase Shaping(VPS)が取り入れられたシンセサイザーでもあります。
4 x Analog oscillator
4 x Wavetable oscillator
4 x VPS oscillator
1 x Noise Source
1 x Feedback
となっていて、音の方向性はクリアな王道シンセです。
そしてプリセットは300 以上のパッチが用意されており、別売りのExpansionで拡張できます。
シンセに難しさを感じる人はCircle2を経由してから他のシンセを使ってみるという段階を踏んでいくのもありですね。
Circle2 公式サンプル音源
Circle2 レビュー
すべてのパラメーターが円状のUIのしています。
円をなぞるようにドラッグしていくのではなく「上下」にマウスを動かしてパラメータを変更します。
この動かし方の認証を間違えると反応の悪いシンセだな…となってしまうので注意です。
わかりやすいシンセだなあというのが画面を開いたときの第一印象です。
連動させているモジュレーション要素は色の上にマウスカーソルを乗せるとちょっと大きくなります。
もう少し大胆に変化がくわわっても良かったのですが、同じ色で見分けてね!という方針なのでしょう。
Phase Plantのようにラインが表示されるともっと把握しやすいですかね。
音質は澄んでいるトーンで素直な印象。
飛び抜けてよいというわけではなく、時代を経て築き上げてきた様々な音色を出せる幕の内弁当的なシンセです。
シンセライブラリをあまり持っていなくて、色々な音を出せるようにしたいなら使えるシンセ。
構造がわかりやすいのでシンセの勉強にも良いと思います。
プリセットブラウザにある年代別styleのボタン(1970,1980,1990,2000,2010)で選ぶその時代で流行った音を瞬時に探せるのは好印象でした。
Patchesタブでは一つ一つの音にメモを入れられます。
オシレーターの音に音階をつけるためのキーボード設定。
2タイプ設定を保持できます。一つはglideさせてもう一つはglideさせないといった使い方も可能。
Settingタブではボイシング設定、ランダマイザーが使えます。
エフェクトタブでは最大3つのエフェクト設定が可能。
エフェクトの並べ替えはできません。
Controlタブではcc設定を行います。
「Circle2 ver2.2.1」、macOS Monterey12.6.1でテストしていましたがちょっと動作不安定なのが懸念点です。
新しめのOSを使っている場合には、ちょっと注意が必要。メーカー側のアップデートを期待します。
Circle2 仕様
4 x Analog oscillator
4 x Wavetable oscillator
4 x VPS oscillator
1 x Noise Source
1 x Feedback
■Modifiers
1 x Mixer
2 x Mouth Filter
2 x Fuzz Distortion
2 x Overdrive
2 x Parametric EQ
2 x Crusher
1 x Analog Modeled Filter
1 x Dual Analog Modeled Filter
1 x VCA
■Modulators
5 x Wavetable LFO
5 x ADSR Envelope
5 x Step Sequencer
■Effects
3 x Analog Phaser
3 x Reverb
3 x Double Echo
3 x Ping Pong Echo
3 x Chorus
3 x Panner
3 x Analog Modeled Bucket Delay
3 x Analog Modeled Tube Distortion
Circle2 の体験版(デモ版)
Circle2 にはデモ版があります。
インストール後,DAWを立ち上げTry Circle!のボタンを押すとデモ版が利用できます。
■デモ版の制限
・Saveできない
・20分のみ
・定期的にノイズが入る
Circle2 の買い方
「Circle2」を購入するなら「Plugin Boutique」がお得に買い物できます。
定期的に変わる購入時のおまけプラグインがもらえる他、サイト内で使えるバーチャルキャッシュ(ポイントみたいなもの)がためていけます。
Circle2には買い方がいくつかあります。
ソフトウェア代理店で購入する方法とCircle2はSpliceでサブスクリプションプランで使うことも可能です。
Circle2 Expansions
パッチを拡張できるExpansionが用意されています。
Circle2 Expansion: City Sounds Las Vegas
エレクトロニック ミュージックのアンセムにインスパイアされたきらびやかで雰囲気のあるサウンドを微調整して変換します。
このパッチ パックは、ダンス ミュージックのさまざまなジャンルを探索して、新しいアイデアを生み出し、その秘密のソースを追加し、完全に独自のものに変身させます。多くのジャンルと数十年にわたる国際的な現象として、これらのパッチは、Future Bass、Acid House、Latin House、Hip-Hop、Ambient、Digital hardcore、Trap、Pop bangers、Diva House、Latin House などに役立ちます。
■収録Patches
1 arp
13 bass
12 chords
1 FX
13 leads
8 pads
4 plucks
3 seqs
Circle2 Expansion: City Sounds Los Angeles
ロサンゼルスのサウンドにインスパイアされたこれらのハーモニー豊かで専門的に作成されたパッチで、Future Bass の修正を行います。
これらのパッチは、Acid House、Vaporwave、Trip hop、Breakcore、Digital hardcore、Hip-Hop、Neurohop、Trap、Pop bangers、Diva House などに役立ちます。
■収録Patches
1 arp
5 bass
3 chords
4 FX
14 leads
4 pads
8 plucks
1 seqs
Circle2 Expansion: City Sounds Atlanta
大地を揺るがすサブベース、きらめくシンセ、分厚いブラスで、トラップ ミュージックの多様なサウンドを探求し、変化させましょう。
■収録Patches
18 bass
7 FX
15 keys
14 leads
12 pads
5 plucks
6 percussion
4 seqs
Circle2 Expansion: City Sounds Miami
これらの分厚いベース、甘美なパッド、幸福感に満ちたリードは、至福のトロピカル ハウスの雰囲気をどこにでももたらします。
他の多くのジャンルからインスピレーションを得たハイブリッド ジャンルとして、これらのパッチはフューチャー ベース、アシッド ハウス、ラテン ハウス、ヒップホップ、アンビエント、トラップ、ポップ バンガー、ディーバ ハウス、ラテン ハウスなどに役立ちます。
■収録Patches
12 bass
1 chord
2 keys
12 leads
9 pads
3 plucks
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Future Audio Workshop Circle 2 インストール方法
[1]インストーラーをダウンロードします。
[2]
[3]
アイコン上で右クリックメニューを開き「開く」を選びます。
インストーラーウィンドウが立ち上がるので、順番に実行していきます。
[4]
DAWを立ち上げたらcircle2を起動します。
左下の「Activate」を押します。
[5]
シリアルナンバーを入れる欄が表示されるので
購入後にもらったシリアルナンバーをそのままコピペして認証します。
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