
Expressive Eからリリースされた物理モデルシンセで人気のAAS(Applied Acoustics Systems)が開発に関わっています!
Expressive Eから物理モデルシンセ「imagine」がリリースされました。
Expressive Eは物理モデル音源「Archéシリーズ(Violin,Viola,Cello)や物理モデルシンセ「noisy」で知られているメーカー。
imagineはこんな音が出せます。
Expressive EはハードのMIDIコントローラーも開発している企業で、動画の中でもExpressive Eの「touche」を使っているシーンを見ることができます。

コントローラー「touche」
AASが開発に携わっているということで「Chromaphone3」に近いインタフェースです。
「Chromaphone3」に加えてモーフィングエフェクト、独自のシーケンサーが追加されている印象を受けます。
最初にピンクとオレンジに分けられた見やすいUIが目に入ります。
2つのインストゥルメンタルレイヤーでどの楽器を使うかを選び、FXをかけて音を作っていく流れ。
選べるのはTubes,bars,skin,stringの組み合わせにmallet,noise,sequenseの要素を加えます。
物理モデル音源らしく明るくはっきりとした音像が良いですね。
touché / liéを持っている場合、操作の連携ができます。
imagineのライセンス管理はiLokで行われます。

Expressive E imagineのサウンドサンプル
ドラムを除いた音はすべてのサウンドはImagineで100%作成されている作品例です。
Expressive E imagineのレビュー・使い方
Imagineの音出ししました。
とにかくUIのデザインが良いシンセ。
わかりやすいですし、色の見た目もポップさがあって良いですね。
このデザインは他のシンセには見られない独特な点。
全部パラメーターではあるのですが、つまみだらけのシンセアレルギーがある人には良いデザインです。
プリセットは以下のフォルダ分けがされています。
- Selected,
- Arp,
- Bass,
- Bells,
- Keys,
- Lead,
- Mallets,
- Organs,
- Pads,
- Plucks,
- Soundscape
シンセリードやエレクトリック・ピアノといった名前のプリセットもあるのですが、従来のアナログシンセなサウンドを想像していると期待を裏切られます。
従来のこれぞシンセサウンドといったクラシカルな音ではなく、新しい音楽に取り込んでいけるであろうImagineならではの独特なサウンドです。
打楽器の音がメインになっているのは「Chromaphone3」に近い印象ですね。
AASが開発に携わってるのもうなずけます。
Imagineは『かわいい音』の表現が近いのか、リバーブやディレイを深くかけても音の形が残る物理モデルシンセならではのはっきりとした音。
この音はが好みの分かれるところです。
ImagineのInstrument
メインとなるエキサイテーター(mallet,Noise,sequence)のタイプを選び、
それぞれのカテゴリからinstrumentsを選びます。
これらの技術は、アコースティック楽器の共鳴体であるチューブ、バー、スキン、ストリングをモデリングしています。
- skin + string
- string +tube
- bar + bar
- skin + bar
- string + bar
- skin + tube
- bar + tube
- skin + skin
- tube + tube
- string + string
これらのinstrumentsを2レイヤーで組み合わせて音作りを行います。
選んだエキサイテーターによって設定できるパラメータが異なります。物理モデリング音源ならではの緻密な設定が可能です。
mallet パラメータ
マレットは色々なものをマレットで叩いたときの加振している状態を再現して音を作ります。
パラメータ | 内容 |
---|---|
Shine | レゾネーターがかけるフィルターの量をバランスよく調整することができます。暗いこもった音から、明るいカミソリのような鋭い音になります。 |
mute | レゾネーターの振動を止めることができます。ギターでいうパームミュートのようなもので、あらゆる種類の素材に対応します。 |
position | ハンマーがレゾネーターに当たる位置を変更することができます。ハンマーがレゾネーターを叩く位置を変えることで、音色に微妙な変化を与え、楽器に生命を吹き込むことができます。 |
impact | ハンマーの素材に影響を与え、硬いヘッドから柔らかいフェルトや金属ブラシまで、さまざまな素材に対応します。ハードヘッド、ソフトフェルト、メタルブラシなどです。 |
noise パラメータ
|パラメータ| 内容|
|--|--|
|Color|colorは Shine にたパラメータ|
|Resonance |Mute に似ていますが、こちらはノブを回すほどレゾナンスが強くなります。ノブを回すほどレゾナンスが強くなります。|
|grains|Grainは、ノイズを小さな粒子に変える効果があります。ノイズを小さな粒子に変えてランダムにヒットさせる効果があります。非常にオーガニックなタッチで、サウンドの可能性を広げます。|
|shape/rate/amount |下段はLFOのパラメーターで、エキサイターのハーモニックコンテンツに動きを与えます。エキサイターのハーモニックコンテンツに動きを与えます。豊富な波形から選択し
豊富な波形から選択し、好みのクロックスピードでエフェクトをかけることができます。|
中央右上にある「noise / adsr」より画面切り替えができ、ADSRコントロール画面を表示できます。
sequence パラメータ
Timbre1とTimbreは、音の明るさ、形、エキサイテーター素材、減衰に非常に有機的な影響を与えますと書かれており、
具体的にどんなもの音色を変化させるのかは理解しにくいところです。
Timbre1は反響感、Timbre2は共鳴感を上下させていく印象を受けました。
randamizerはベロシティをランダムに上下させます。
arp selectでは2つ用意されているアルペジエーターを行き来させることができます。
アルペジエーターのプリセットパターンはたくさん用意されています。

右上からアルペジエーターの長さとパターンを変更
エクスプレッションノブ
上にあるエクスプレッションノブは画面下で設定するマクロを同時に動かし音に動きを作ります。
Imagineのエフェクト
■エフェクト
・ Vibrato & FREQ Shifter
・ Expressive FX
・EQ
・Comp / Limitter
・Stereo Delay
・Plate Reverb
下にあるEffectからエフェクトページが開けます。
Imagineの独特なエフェクトとして「 Vibrato & FREQ Shifter 」 「Expressive FX」があります。
音を自在に変化させることができるエフェクトモジュールです。
それぞれのamount,dry/wetの比率を下げる以外個別にエフェクトをOFFすることができません。
bypassは全エフェクトのON/OFFスイッチです。
下段中央にある 01,02,03,04はマクロノブのセレクトスイッチで、それぞれの番号になったときに右下のenvelope generatorsを設定します。
MIDI LEARN
シーケンス系の音はexprが0だと音が聞こえません。
exprの値を上げれば良いだけだが、出音の確認をしたいときだけは結構不便。
なぜこんな作りなのかと思いきや、MIDIコントローラーの利用が前提になっている作りのようです。
トレイラーもMIDIコントローラーのあるキーボードを使っていましたしね。納得です。
そのため最初に使っているMIDIキーボード・MIDIコントローラーのノブに変化させていくためのノブを割り当てないといけません。
下のメニューにある「MIDI LEARN」のタブから実行します。

わかりやすいMIDI LEARNタブ
MIDIコントローラーのしながら音を切り替えて、つなげていくのがImagineの良いところ・楽しいところです。
シーケンス機能はかなり作り込まれていて、2つあるアルペジエーターをノブで回しながら切り替えられます。
マウスだけだとやっぱりしんどいですねw
シーケンスパターンもアホみたいにプリセットが用意されているので変化させていきながら音の作り込みを楽しめます。
エンベロープフィルターのマクロは4つ保存ができ、これもMIDIコントローラーで操作できます。
エフェクターは下のFXのタブから設定します。
音の編集に時間を取られると思うので、必要最低限の項目で済むようになっているのは助かりますね。
モデリングシンセのためシーケンスをゴリゴリに動かすとCPUが負荷が高めです。

特につまみを動かしながらリアルタイムに演奏できるプレイヤーには強い味方となります。
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