2018年注目のモデル「IbanezAZシリーズ」が国内販売開始
2018年注目のモデルIbanezAZシリーズがいよいよ国内販売開始です。
プロモーションを積極的に行っていたのでギター雑誌やYoutubeなどで名前を見ている人と多いかもしれません。
■Ibanez AZ Electric Guitar – Story of the AZ
海外で先行販売されていて、AZのサウンドをYoutubeへアップしているプレイヤーが沢山。
動画を見て指を加えて待っていた人も多いのでは。
現代的な演奏に必要なピッキングニュアンスがしっかりと前に出てくる玄人好みのギターサウンドが良いんですよね。
ようやく日本でも楽器屋へ入荷され試奏することができるようになります。
Ibanez AZシリーズはいままでのIbanezのモデルとは大きくことなり、スタンダードなデザインながらも現代的な演奏に必要なスペックを搭載。
見た目もビンテージギターのような落ち着いたデザインになっているので、シンプルで機能性の高いギターを探している人は触手を伸ばしていくことは間違いないでしょう。AZ24シリーズに至ってはSuhrギターに見られるハイエンドギター系のデザインです。
Ibanez AZシリーズについて
IbanezはRGシリーズのモデルが代表的な一本です。
RGシリーズは、テクニカルなプレイが弾きやすいように作られた薄いネック(スーパーウィザードネック)やハイパワーのピックアップを搭載、ロック色の強い現代音楽を作るためのスペックが詰め込まれているギターモデル。
Ibanezは7,8,9弦ギターなどギター市場における「先進的な技術を取り入れる攻めたブランド」として見られる傾向が強く、ハードロックやメタル寄りのハードなサウンドを求めて使う人が多いです。テクニカルな演奏をする人が好んで使っている印象を受けます。
Ibanezは鋭利的なデザインやTree of Lifeのネックインレイデザインなどもド派手なので、ギターのデザイン的にカッコよく目立つ!というのもウケています。
AZシリーズはRGシリーズよりもっとヴィンテージ感のあるギターのデザインに代わり、
様々なジャンルを行き来して使うことができるデザイン・スペックが選ばれています。
2010年ぐらいから、ヘビィさよりもクリーンなギターサウンドの音楽に人気が集まってきている背景も考慮されているのでしょう。
AZシリーズはギターのニュアンスがしっかりと出せるギターでありながら、テクニカルなプレイもやりやすいIbanezがリリースしているギターのいいとこ取りをしたモデルになっています。
AZシリーズの基本仕様
22フレットの「SSHピックアップ仕様」の「AZ22○○」と、
24フレットの「HHピックアップ仕様」の「AZ24○○」がラインナップ。
ネック
ネックと指板は加熱処理されたローステッド・メイプルの1ピースネック。
Oval C(オーヴァル”C”)ネック・シェイプでネックの厚みは「1フレットで20.5mm,12フレットで22.5mm」、指板は305mmR。
音の立ち上がりが早いHv220ステンレス・フレットを使用。
蓄光の指板サイド・ドット・ポジション・インレイが暗所でのプレイを助けます。
Super All Access(スーパー・オール・アクセス)ネック・ジョイントと名付けられたボディとの結合部は、ネックとの接合部を球面に仕上げることで高い演奏性を実現。
ペグはポストの高さ調整が可能なH.A.P.機能付きGotoh Magnum Lockマシンヘッドを搭載。
ボディ
セイモア・ダンカンと共同開発したHyperion(ハイペリオン)ピックアップを搭載。
マグネットは全てAlnico-5を使用しており、原音のクリーンさが表現されるピックアップ設計になっています。
特徴的なのは幅広いサウンドバリエーションが作れる「アルター・スイッチ」
5WAYピックアップスイッチの組み合わせでHHモデルは10種、SSHモデルは9種のサウンドバリエーションが表現できます。
また、GOTOH 510ブリッジとIbanezによる新設計トレモロブリッジIbanez T1802 Tremolo Bridgeはスムーズなアーミングを実現。
弦間ピッチは10.5mmと従来のブリッジより狭めになっていてスキッピングやハイブリッド・ピッキングがやりやすくなっています。
Ibanez AZ サウンド
■Ibanez 2018 AZ 2204F-TAB Playthrough
■Ibanez AZ Series – a good hard look at all the models!
■Ibanez AZ 2204 Sound Demo (no talking)
■Ibanez MM1 Signature Guitar Playthrough: Earthquake (Valeriy Stepanov)
Prestige(プレステージ)とPremium(プレミアム)
AZシリーズはPrestigeとPremiumとのランクでラインナップされます。
Ibanezでは「j.custom > Prestige > Premium 」とギターのグレードに差があります。
2018/03/22現在では上位モデルの「Prestigeが4モデル」、「Premiumが3モデル」用意されます。
このラインナップとは別に「マーティン・ミラー・シグネチャー・モデルのIbanez MM1-TAB」「トム・クァイル・シグネチャー・モデル Ibanez TQM1-NT 」が購入できます。
■Martin Miller & Tom Quayle – Bathsheba (Brecker Brothers) – Live in Studio
2つのシグネチャー・モデルはボディカラーリングやツマミのノブのパーツが違ったり、ピックアップがダイレクトマウントされているなどの違いで、基本的なスペックはAZ Prestige同様です。
大きく異なる点として、Prestigeは日本、Premiumはインドネシアと生産国が違います。
細かいパーツは違いますがメインのスペックは同等で「Premiumはコストパフォマンスに優れたモデル」になっています。
Premiumは15万前後、Prestigeは26〜32万前後。
価格帯も大きく違うのですがどこまでこだわるかはユーザー次第になっています。
まとめ
オールジャンルを一本のギターでこなしたい人には注目したい一本。
ハイエンドギターのようなデザインながらもPremiumモデルだとコスパが良いのも魅力的ですよね。
Ibanezはj.customが良い!というこだわり派プレイヤーも居ますし、売れ行き次第では将来的にAZシリーズj.customもいずれラインナップされると予想しています。
発売以降、AZはシリーズ化していて2021年はテレキャスターシェイプの「AZ with Single-cut Body “AZS”」がリリースされます。
AZシリーズのパーツをくみあげて作る一本で現代的な音質から「AZ with Single-cut Body “AZS”」も人気が出そうなモデルです。
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