Cinesamples Viola Da Gamba はこんな人におすすめ
・ヴィオラ・ダ・ガンバの音が欲しい人
求めている中世の音がする楽器
「Viola Da Gamba 」は
名前の通りヴィオラ・ダ・ガンバの音をサンプリングした『民族楽器音源』
ルネサンスとバロック時代に最も人気のあった楽器で、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ)よりも歴史が古い「古楽器」に位置づけされる弦楽器です。
大きさ的にはチェロに近いのですが「ヴァイオリン属」ではなく「ガンバ属」に区分されます。

ヴィオラ・ダ・ガンバ
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%80%E3%83%BB%E3%82%AC%E3%83%B3%E3%83%90
弓の持ち方や演奏方法が異なるヴァイオリン属と異なることと、
ガット弦を使っているため【柔らかい音】が出せるのが特徴的です。
Viola Da Gamba レビュー
「Cinesamples Viola Da Gamba 」でサンプリング対象になっているのは
6弦モデルのヴィオラ・ダ・ガンバ。
D1、G1、C2、E2、A2、D3 にチューニングされています。
シネサンプル ワールド シリーズ: ヴィオラ ダ ガンバ。ロサンゼルスのソニー ピクチャーズ スタジオにある伝説的な MGM スコアリング スコアリング ステージで録音されています。
Viola Da Gamba articulation.nkiの場合のアーティキュレーションは
- LEGATO(1音1音がつながる音)
- STACC(短く弾む音)
- SFZ(力強い音)
- CHUG(弦と弓が擦れる鋭い音)
- PIZZ(弦を指で弾いた音)
現物のスフォルツァンド(SFZ)で弾いたときの音を知らないのでなんとも言えませんが、
スフォルツァンドのアーティキュレーションを選んだときの雑音というかノイズというか原音以外に入っている音があまり美しくないのが気になった点。
それ以外のアーティキュレーションはそんな気にはならないのですが、SFZだけどうも気になりました。リバーブを上げていくと余計目立つのが残念。
これぞ中世の音楽のサウンド!
特にピチカート(PIZZ)はハープのような美しさです。
ついているリバーブはほぼHallタイプで、レガートで鳴らしていくとファンタジーゲームのBGMで聞けるような優しい弦楽器の音が心地よい。
リバーブはたっぷり効かせると雰囲気が強調されますね。
基本的にはキースイッチでアーティキュレーションを切り替えますが、
Viola Da Gambaの場合、独特の仕様でSHIFTキーを押しながらアーティキュレーションを選ぶと
複数のアーティキュレーションで同時に鳴るようになっています。
音符の詰まった速い曲は苦手な音源ですが、この音で速く弾く曲には使用することはおそらくないでしょう。
割りと生々しいサウンドなので、他の弦楽器音源と差別化されて重宝しますね。
ファンタジー世界のゲームBGMや癒し系のヒーリング曲を作ろうと考えている人は使ってみるとアンテナに引っかかると思います。