「Sampleson SkyWaves」レビュー! 動作がとても軽い!アナログシンセをベースにしたシネマティックサウンドスケープ音源


「Sampleson SkyWaves」
Sampleson SkyWaves はこんな人におすすめ
・SFシーンの曲・サウンドスケープ向けの音を作りたい人
・極力軽い音源が欲しい人
SkyWaves – SkyWaves – Live Playing Demo. No DAW
SkyWaves – Analog Cinematic Soundscape Creator
Sampleson SkyWaves はこんな音源!
ANALOG CINEMATIC SOUNDSCAPESと名前をつけているように「Sampleson SkyWaves」はSFシーンの曲・サウンドスケープ向けの音を作るための音源!
「Sampleson Sandstorm」とコンセプトやエンジンは同じになっていて、もう少しシンセサウンドを強く前に出した1世代前の懐かしいSF臭がする音源です。
Sampleson SkyWaves レビュー


「Sampleson SkyWaves」ざっくり
基本的には「Sampleson Sandstorm」と同じです。



簡単にシネマティックな質感が出せる・価格が安い



音を掘り下げて設定できない
「Sampleson SkyWaves」メリット
SkyWavesで特徴的なのが、
・シンセ操作が簡単
・動作がとても軽い
・「マウスを上下左右にドラッグしてマクロを操作できる点」です。
Samplesonの音源は基本的にハードディスク容量をほとんど必要とせず、動作がめちゃくちゃ軽いです。
後半の2点が最大のメリット。
マウスドラッグを使ったマクロ操作が可能になっています。
CCを細かく配置して操作できるMIDIコントローラーを持っていない人だと、マウス操作だけでオートメーションレコーディングできるためオートメーションを描く時間を省けます。
画面上にデカいXYPADがついていると思ってください。
ただEDIT画面を隠さないと画面のXYPADが機能しないのでどのパラメーターが変化しているのかが、わかりにくいのが難点。
マウスドラッグマクロ
MOUSE-DRAG MACORSはNormalになっているものが起動します。
Min,Maxの値は枠上でマウスを上下させると数値が上下します。

各ノブで右クリックメニューで開いて「Add to Mouse-Drag Controller」を選ぶとマクロに登録されます。


Add to Mouse-Drag Controllerからマクロを設定
MOUSE-DRAG MACORSに指定したノブは「1」が表示されます。

「Sampleson SkyWaves」 デメリット
XYPADがついているシンセだと動作が重いものが多い傾向があります。
最新のCPUだと気にならないですが、かなり古いパソコンスペックで頑張って動かしている場合には重宝すると思います。
オシレーターは4つ
・アナログシンセx3
・ウェーブテーブルx1
・アナログエフェクトx1
と非常にシンプル
アナログシンセ1のみアルペジエーターが設定できます。
SkyWavesのアナログシンセ1
アナログシンセ1のみアルペジエーターが付いています。

外側のボタンはフリーズスイッチ(音が鳴り続ける)とアルペジエーターのONスイッチ。

SkyWavesのアナログシンセ2
アナログシンセオシレーター2と3の機能はまったく同じ。

SkyWavesのアナログシンセ3

SkyWavesのウェーブテーブルシンセ

SkyWavesのエフェクト
使えるエフェクトは
・Algorithmic Reverb.
・Shimmer Ambient FX.
・Stereo Delay.
の3つ。
各オシレーターの右端にある「FX」セクションからSEND RETURNで信号を送るエフェクトになっていて、エフェクトのオンオフはありません。



Wavetableエディットは不親切で、ノブを回すだけの極力単純化されている仕様。
どんなWavetableを変更しているのか見た目で分からないシンセを長年使っている人の場合はストレスが多そうです。
アナログシンセを多用した昔のSFサウンドを作るのに特化しているため、このサウンドを活かす以外は期待はずれになる可能性があります。
音は洗練されていると感じましたが、プリセットがちょっと少なすぎるように思えました。
もう少しプリセット数が多いと評価がガラリと変わる印象です。
Sampleson SkyWavesの買い方
SkyWavesを購入するなら「Plugin Boutique」がお得に買い物できます。
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