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ULTEX(ウルテム)素材のピックがすばらしい!デメリットはある?

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ウルテムピックにたどり着く以前。

元々筆者はピックを使用する際JAZZⅢを好んでいた。
JAZZⅢはナイロン素材なので感触は良いのだがちょっと音抜け面に不満があった。

ギタリストなら一度はコピーしたくなるポール・ギルバートの楽曲。
そこからポール・ギルバートモデルのピックへ行き着き、しばらくはポール・ギルバートモデルのピックに落ち着いた。

しかし弾きやすさのメリットはあるものの、ポール・ギルバートモデルは2つに剥がれてしまう現象がおき寿命が短い。

ピック探しの終わらない旅は続く。
他のピックへの浮気をしてみたいと思っていたところ、ULTEX(ウルテム)素材のピックというものがあって、新商品に目がない筆者は即手に入れた。

目次

ウルテムピックの魅力

ULTEX素材のピックは「鼈甲や爪に近いサウンド」が出るらしく、人爪の出音にこだわるプレイヤーには良い商品だ。

使用感としては、出音がはっきりした。シャープな印象。速い音符や、伴奏にも良い影響を与えるでしょう。また滑りにくいのも良かった。
皮膚が乾燥しやすいのでピックが滑るのが意外と問題だったのだ。
滑り止めがついているピックは触り心地が嫌だったのでこれまた大きなポイントだった。

チョーキングをするときにチョップを加えるとミュート音がハッキリと出でるので、アクセントとしての効果音がバッチリ出力される。
音抜けも良いのでギターがとても綺麗になってくれる。
欠点としては「キュ、キュ」といった弦のこすれる音もボリュームが上がってしまう点。

ウルテムピックにもデメリットはある。

市販されているウルテムピックは大体が1mmの分厚さだが、薄いウルテムピックも試したし、もっと分厚いウルテムピックでも同様の現象が起こった。

Presence領域を上げすぎると弦のこすれる音がかなり目立つので、弦をひっかくピッキングをメインにしている場合には不快な音になってしまう可能性もあり。

音の作り方によっては「カッカッカッ」というアタック音が耳障りになる人もいるだろう。
出音は非常に気持ちが良いのだけれども、ガンガンに歪ませて弾く場合にはリスキーな音も出ることは覚えておかねばならない。
1mm程度のウルテムは音の粒が非常に揃って演奏していて気持ちが良い。

代表的なセルロイドに比べると、ウルテムの方が高域が抑えられてしまう。
この辺りは好みのため、アコギを主体に演奏するのであればウルテムピックよりセルロイドのほうがシャリシャリ感がでて埋もれない。

弦を力強くアタックしたときの感覚は気持ち良いので、JAZZⅢだとどうしても音がこもりがちで気になる場合には試してみるのをおすすめする。


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