iPhoneで曲の編集ができるiOS版GarageBandの使い方と概要
GarageBandとは
もともとはMacで使えるDTMや作曲ができるアプリケーションです。
Macを買ったときに最初から入っているアプリケーションで、使い勝手の簡単さと音質の良さで定評があります。
何と言っても無料で使えるのがありがたいところ。
そして、GarageBandは「楽器ができない人でも作曲・編集が簡単にできる」のが特徴。
もちろん楽器ができた方が有利ではあります。
もっとグレードアップさせた上位機種にあたるのが「Apple Logic Pro X」です
「Logic Pro X」は有料のアプリケーションではありますが、DTM・作曲に使うアプリケーションは基本的に高いものが多い中
Logic Pro Xは2万円台という破格であり、音質・機能ともに優れているためLogicを使いたいためにMacを買う人もいたぐらいです。
□DTMソフト金額(170/10/15現在)
名称 | 価格 |
---|---|
Pro Tools 永続ライセンス版 | 62,0000円前後 |
Studio One 3 Professional 日本語版(USB edition) | 43,000円前後 |
STEINBERG Cubase Pro 9 | 53,000円前後 |
ABLETON Live 9 Standard | 57,000円前後 |
MOTU Digital Performer 9 | 66,000円前後 |
Logic Pro X | 23,800円 |
GarageBand | Mac購入時にバンドル |
GarageBandはiPhoneでも使える
iPhoneに使われているiOSの進歩によりGarageBandはiPhone,iPadでも使えるようになりました。
ノートパソコンを使わずにどこでも作曲ができるわけですね。
音楽アプリは画面が大きい方が使いやすいのでiPadをメインにGarageBandでDTM・作曲している人は多いのですが、
iPhone Plusのディスプレイ拡大にともなってiPhoneでも使い勝手がよくなりました。
演奏、録音、送信ができます。
iPhone版GarageBandは無料
パソコン版に比較的近い機能を搭載しているのにもかかわらずiPhone版GarageBandは無料で使用可能です。
iPadにも対応していてこちらも無料で利用ができます。DTMをいざはじめようとすると、気がつけば何かと費用が増えていくことが多いので嬉しいかぎり!
iPhone版GarageBandのダウンロード
iPhone版は購入時にバンドルされているのでダウンロードの必要はありません。
iPhone内を「Garageband 」で検索すると表示されます。
もしも入っていない場合、消してしまった場合には再度 App Storeよりダウンロードができます。
曲を作る
iPhoneのGarageBandを開いたら、左上の「+」を押して楽器に使うトラックを選択します。
トラックはそれぞれの楽器の演奏データを保管する引き出しのようなものと考えてください。
演奏したデータを1トラック1楽器で保存。
トラックをふやしていくと楽器数も増えますね。それで楽曲が華やかに複雑・緻密に作られていきます。
シンプルな例をあげてみると、5人組バンド形態で演奏しているとします。(ボーカル、キーボード、ギター、ベース、ドラム)
それぞれの楽器ごとに1トラックずつ割り当てていくと、5トラック必要です。
5トラックを同時再生することで5人組のバンドの音になります。
実際にバンド演奏を録音するときには、ドラムの太鼓やシンバルの音を別のトラックで複数用意したり、
ギターもソロとバッキングごとにトラックを増やして分けたり、ボーカルのハモリを入れたいからトラックを別にわけて2声状態にするなんて
展開が考えられますね。
どれくらいトラック数が必要なのかはDTMを続けていくうちになんとなくわかってくると思います。
なお、トラック数と録音時間は再生できるiPhoneのCPUのパワー、ハードディスク容量によって上限が変わりますよ。
Live Loops
最初に楽器を割り当ててトラックを作ります。
画面上に「Live Loops」と「トラック」をという2つのタブが出ています。
「Live Loops」は最初から用意されているループ(繰り返される演奏データ)です。
ジャンル別にわかれていてLiveLoopを組み合わせるだけでも曲っぽくなります。
Live Loops に用意されているジャンルは「EDM、Hip Hop、Dubstep、RnB、hill、Rock、Electro Funk、Beat Masher」と幅広いです。
上にある再生ボタンをおして、下の「↑」を押すとLiveLoopsを聞きくことができます。
トラックを選ぶ
トラックを押して楽器を選びます。
トラックで使える楽器は「Keyboard、Drums、Amp、Audio Recorder、Sampler、Smart Drums、Smart Strings、Smart Bass、Smart Keyboard、Smart Guitar、Drummer、Inter App Audio App」とたくさんあります。
「Keyboard」を選ぶと鍵盤が表示されます。
もちろんドラムを選ぶとドラムが表示されます。
適当に画面をタップするとかなり本格的な音が出るので、GarageBandを初めて触った人はびっくりしますよ。
「Smart○○」の楽器トラックは楽器が演奏出来ない人でも使えるように、画面を押しただけで鳴る楽器です。
Smart Guitarは弦を縦にスワイプするとコードを弾いている感じがだせたりと面白いです。
Smart Drumsはちょっとしたドラムマシンとしても使えますね。
プリセットからパターンを選ぶだけです。
録音の流れ
トラックを作ったらどんなメロディーにするかを考えて、GarageBandに打ち込むことになります。
最初にやることは曲のテンポを決めることですね。
右上の「スパナのアイコン」が曲の設定です。
なぜ最初に決めるかというと、LiveLoops、Smart○○の楽器は「テンポ、キー、拍子」の変更に応じて、変更対応してくれますが、
直に打ち込んで作った演奏データは変更されません。
後からやり直しが内容に最初にテンポ、キー、拍子を決めます。
「テンポ」を変えると、画面上に曲の小節数を表示したルーラーがあるのでこれの長さが変わります。
「キー」はLiveLoops、Smart○○の楽器の演奏するときのキーです。
「拍子」は曲の基準となる拍子。
トラックに音を録音していき、完成したら音源を送信、保存したら出来上がりとなります
今後は各楽器の使い方を記載していきます。
- CDからiPhoneに取り込んだ曲をGarageBandで編集するやり方
- iPhone版GarageBandのインタフェースの操作
- iPhone版GarageBandのメトロノームの合わせ方
- iPhone版 GarageBand 素材の入れ方
GarageBandを極めるならこちらも参考になります。
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