「Eventide Rotary Mod」レビュー!サイケデリックサウンドからLo-FIまで揺れ方が病みつきになるレスリースピーカーのシュミレートプラグイン!!
作り込めるロータリーエフェクトサウンド!
Eventide Rotary Modはこんな人におすすめ
・Eventideのエフェクトを安い価格帯で使いたい人
・ハモンドオルガンっぽい音やロータリーエフェクトが好きな人
・古い感じのモジュレーション効果を出したい人
Eventide Rotary Modについて
Rotary Modはギタリストにはおなじみのメーカー「Eventide」のモジュレーションプラグイン。
スピーカー本体を回転させて音に揺れを作るレスリーキャビネットをシミュレートする回転スピーカーエフェクト!
60年代のレトロなサイケデリックサウンド、トレモロのような細かい揺れ、Lo-fiサウンド、ジャジーなオルガン等、ハモンドオルガンに代表される独特の音の揺れ方をロータリーエフェクトと称しているものが多いです。
ハモンドオルガンだけでなく他の楽器の音へ手軽に古い感じのモジュレーション効果を追加できるのがRotary Modです。
1960年代に多様されたクラシックなサウンドで古い感じを出したいとき、今時の音楽に古い要素を入れて新しい音の質感を作りたいときに使えます。
■レスリースピーカーの仕組み
『下部に低・中音域用の回転スピーカー(ロータースピーカー)』が、
『上に高音域用の回転スピーカー(トレブルホーン)』が設置されていてそれぞれのスピーカーを回転させて音の揺れを表現します。
wikipedia:ロータリースピーカー
Rotary Mod レビュー
Rotary Modのメリットは
Rotary ModではStandardとGiantの2種類のレスリースピーカーシミュレーションがあり、
大きさ以外にもローターとホーンの速度を個別にコントロールできるのが特徴。
プラグイン上でリアルなサウンドを再現できます。
ローターとホーンの速度以外にも2つを音をミックスできる他、
音の広がりを調整、セカンダリーLFOのモジュレーションソースの音を加えられます。
揺れのBPM設定はSYNC,マニュアルが選べMono-In Mono-Out, Mono-In Stereo Out, Stereo-In StereoOut対応です。
またFAST/SLOWのボタンでFAST/SLOWの2タイプの速度を切り替えできる特殊なボタンです。
FAST/SLOWボタンを長押しするとBRAKE(ブレーキモード)に切り替わりLFOを一定の速度で減速させ、最終的にストップさせます。
ボタンを離すと解除されます。
H9シリーズで共通している点として、リアルタイムの演奏にて有効なリボンコントローラーがあります。
リボンコントローラーはそれぞれのノブのマクロ操作ができる機能です。
細かく打ち込んだときに表情豊かな演奏が再現できるプラグインとなっています。
ファクトリーにプリセットに音量が大きくなるものが多いため、音量調整がちょっと面倒くさいのが不満な点です。
Universal Audioにロータリースピーカーのシュミレートプラグイン「Waterfall Rotary Speaker」がありますが、
こちらよりもRotary Modの方がエフェクターとしての要素が強いです。
音が柔らかくなって聞こえるためPADやPluckに使ってもGOOD!なモジュレーションエフェクターです。
Rotary Mod の実機
人気機種「H9 Harmonizer」のフルスペック版「H9 MAX 」を導入することでペダルエフェクトとしてRotary Modがつかえます。
Rotary Mod 使い方
H9シリーズのプラグイン共通仕様
Rotary ModはH9シリーズのプラグインで、H9シリーズは共通仕様があります。
リバーブで調整するノブ以外の機能としてはMixLockとリボンコントローラーが特徴的です。
(Blackholeの画像になっていますが設定は同じです。)MixLock
Mixはリバーブ量を決める値です。
通常ですと、プリセットを切り替えたときにDRY/WETが設定値に切り替わりますが、MixLockがONになっているとプリセットを切り替えてもMIXノブの値は変化しません。
音の比較が簡単にできます!リボンコントローラー
リボンコントローラーはマクロ操作するコントローラーです。
といってもわかりにくいですね。HOTSWITCHの上にある白い縦線がうねうねしているエリアがリボンコントローラーです。
それぞれのノブの【外側に白い小さな点】がありまして、この小さな点をドラッグして広げていくと青い線が描かれます。
リボンコントローラーを動かしたときにノブが移動する幅を決める設定です。リボンコントローラーを動かすと青い線の幅を決めた範囲で、各ノブが同時に動く仕掛けです。
リボンコントローラーの値はオートメーションが書けます。
オートメーションを記述することで極端な音の変化をつけて表情を変えられます。Hotスイッチ
Hotスイッチは設定を一時的に覚えさせて瞬時に切り替えるスイッチです。
Rotary Modの2つの設定をHotスイッチで瞬時に切り替えできます。Hotスイッチの設定方法
Hotスイッチを長押しすると点滅します。
点滅している間にそれぞれのノブを動かして値を設定後、Hotスイッチを押すと登録が完了。Hotスイッチを押すと点滅中に合わせた値に一発で切り替わります。
MIDI Continuous Control (CC) #3でToggle(切り替え)可能。
マニュアル
マニュアルはメニューの「INFO」より開くことができます。
Rotary Mod ウィンドウ可変はできる?
マウスでのウィンドウ可変はできませんが、「Scaling」より表示倍率を変更できます。(75,100,125,150%)
Rotary Modは何台まで
1つのiLokライセンスで、2台までのコンピュータで使えます。
Eventide Rotary Mod のサンプル動画
Eventide Rotary Mod Leslie Cab Modulation Plug-in Demo
音のニュアンスが好みで求めている曲調にあえばどんな音素材にも使えるプラグインです。
Rotary Modの購入はこちら >>
Rotary ModはiLok認証です。
他のロータリーエフェクトより多機能で、持っていると表現できる音の幅が増えていきますよ!
※ サイケデリックサウンドからLo-FIまで揺れ方が病みつきになるレスリースピーカーのシュミレートプラグイン!!!!
Eventide Rotary Modの買い方
Eventide Rotary Modを購入するなら「Plugin Boutique」がお得に買い物できます。
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※ サイケデリックサウンドからLo-FIまで揺れ方が病みつきになるレスリースピーカーのシュミレートプラグイン!!!!
Rotary Mod インストール方法/アクティベーション方法
Eventideプラグインのインストール方法
EventideのアカウントとiLokのアカウントが必要です。
Eventideのページで新規アカウントを作成します。
Eventide >>ログインしたら右下に「Register a New Plug-In」の入力欄が見つかります。
この入力欄に上からSerial Number,License Key,iLok ユーザーネームを入力します。
「Register」のボタンをおして登録が成功するとiLok License Managerに登録したプラグインが追加されます。
追加されたらコンピューターかiLok cloudどちらかでライセンスのアクティベートを実行します。
OSにあわせてプラグインのインストーラーをダウンロードし実行します。
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