ヒュースアンドケトナーチューブマイスターのエフェクトループを利用する方法
キレイにエフェクト音を鳴らしたいのにギター・アンプのエフェクトループを使わないのはもったいない。
エフェクトループをつかうことで一段階上のサウンドクオリティに挑戦しましょう。
エフェクトループを使うことで空間系エフェクターの残響音に歪が発生しにくくなり
よりキレイに音像が得られます。
ギター・アンプでガッツリ歪ませない場合にはエフェクトループをつかわなくてもさほど気になりませんが、
ハードロックやらメタルやらギター・アンプの歪が命というサウンドを作るときには積極的に利用していきたいです。
そもそもエフェクトループとは何か?
エレキギターは弦の振動をピックアップで拾い、
シールドを通して音を信号としギター・アンプへ送ります。
ギター・アンプ側で送られてきた信号を増幅し、スピーカーから音が出ます。
ギター・アンプの内ではサウンドを作るプリアンプ部、音を増幅するパワーアンプ部と分かれていて
プリアンプ部に信号が入る前に空間エフェクターを入れると、空間エフェクターの残響音が歪むことがあります。
プリアンプ部を信号が通ったあと、パワーアンプへ入る前にエフェクトループへ信号が届き
エフェクトループに繋いたエフェクター音が追加されます。
ヒュースアンドケトナーチューブマイスターのエフェクトループを利用する方法
ギターシールドは合計3本必要。
・ギター => アンプのInput
・エフェクター=> アンプのセンドリターン
今回の接続例では
ギターアンプはヒュースアンドケトナーチューブマイスター18Wを
エフェクターはTC ELECTRONIC ( ティーシーエレクトロニック ) NOVA SYSTEMを使用します。
NovaSystemはTC ELECTRONIC の信頼性のある空間系エフェクターにプラスしてアナログ回路のオーバードライブ&ディストーションが加わったマルチエフェクターです。
サウンドはキレイで非常に使いやすいのですが、如何せん 2.7kgと重いのとスイッチを踏んだ時にエフェクターがかかるのではなく、足を離したときに切り替わるため慣れずに放置してしまった過去があります。
改めて使用してみると、素直な音はとても好みですね。
めんどくさがりにはマルチエフェクターの便利さは頼れる親友のようです。
販売からは大分日が立っていますのでお求めやすい価格帯まで値下がりしています。
Nova Systemでロック・レジェンドのサウンドを完全再現!U2サウンド編
接続方法
ギターはアンプのInputへ直結させます。
歪部分をギターアンプのプリアンプ部で作っていきます。
NovaSystemをエフェクトループへつないでいきます。
NovaSystemのlevelsのボタンを押してLevel menuを開きます。
editDのつまみで「Input」に合わせます。
「Line」を選択。
この工程をしないと初期でドライブインプットになっているため
LINE INPUTを使用したときに音量調整ができません。
NovaSystemのリアパネルへシールドを繋いでいきます。
エフェクトループのSendとNovaSystemのline inputを接続。
エフェクトループのReturnとNovaSystemのOutputs leftを接続。
別のアンプを用意してOutputs rightと接続するとステレオにできます。
シールド接続、音を出すとちょっと出音が細くなった感じがします。
チューブマイスター18Wはエフェクトループが搭載されているが、エフェクトループのレベルを変更できないため
エフェクター側でインプットレベルを調整しないと少し出音が細くなります。
そこでNovaSystemのlevelsのボタンを押してLevel menuを開きます。
editDのつまみで「InputGain」に合わせます。
InputGainをあげていって細くなった音を持ち上げます。
自分の場合は15まで上げたら良い塩梅になりました。
HUGHES&KETTNER
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コメント一覧 (2件)
とても参考になるページ、ありがとうございます。一点だけ気になったのですが、
この画像だと、Tube Meister 18 の Send が Nova System の出力に繋がってませんか。
ご指摘ありがとうございました。2本ともL字+ストレートのシールドを使ってるため逆に見えますね。わかりづらくですみません。