「Memorymode」レビュー!「Memorymoog」 エミュレートシンセ
Memorymode はこんな人におすすめ
・Memorymoogの音を安く手に入れたい
・懐かしいシンセの音を出したい
・音作りが面倒なのでたくさんあるプリセットから選びたい人
Cherry Audioの「Memorymode」は
ビンテージシンセ「Memorymoog」をエミュレートしたソフトシンセです。
「Memorymoog」が6ポリボイスなのに対し、「Memorymode」は最大16ボイスと拡大に機能拡張されています。
「Memorymoog」の当時発売価格は120万円。2021年現在は中古市場でしか実機はなく、購入するには100万円前後かかる品です。
「Memorymoog」のエミュレートシンセは色々なメーカーから出ていますが、Cherry Audioのソフトシンセは安くて高品質なものが多いので入手しやすい価格設定と価格設定に見合わないコスパの良さが良い点です。
ヴィンテージシンセの音を利用している曲を多く見かけるチルポップな曲を作るときにも使いやすいですよ。
シンセを知り尽くした達人たち「Julian Pollack(J3PO)」「Dave Polich」「Huston Singletary」のプリセットも収録。
どの音も即使える即戦力プリセットですよ。
Cherry Audio Memorymode サンプル動画
Cherry Audio Memorymodeの特徴
- 選択可能な12dBおよび24dB /オクターブのスロープを備えた正確に再現されたラダーフィルター
- 本格的にモデル化された3オシレーター音声アーキテクチャ
- 最大16ボイスのポリフォニー
- 業界のベテランによってプログラムされた600以上のプリセット
- 最大6つの同時宛先を備えた拡張音声変調セクション
- テンポ同期付きのアルペジオセクションの改善
- アナログリアリズムを向上させるドリフトコントロール
- テンポ同期可能なLFO
- キーごとに最大48個のオシレーターを備えたデチューン可能なユニゾンモード
- 改善されたシングルキーコードメモリモード
- ビーフィーローとクリスタルハイのためのモダンなボタン
- 超低CPU負荷で高性能を実現する高度に最適化されたコーディング
- 高度なワンクリックUI倍率
- 包括的なMPEサポート
- スタジオ品質のフェイザー、アンサンブル、テンポ同期によるディレイ、リバーブエフェクト
- すべてのコントロールの完全なMIDIコントロールとDAWオートメーション
Memorymodeの説明書
メニューにある「?」のボタンを押すとMemorymodeのサポートページが表示されます。
こちらのページが説明書になっています。
https://docs.cherryaudio.com/cherry-audio/instruments/memorymode/getting-started
Memorymodeの負荷
デバイスブロックサイズ:128サンプルの状態で確認
Cherry Audio Memorymodeのレビュー
Memorymoogエミュレートプラグインということで、雰囲気あるシンセ音が出せます。
実機の動画もいくつか探しまして、音質面でも実機に肉薄したサウンドがだせるようになっています。
Factory presetはもうそのまんまなトーンです。
こちらが Cherry Audioが公開しているMemorymodeとMemorymoogの比較動画でFactory presetの比較が聞けます。
他社製品のMemorymoogをエミュレートしたものとしては
・UVI PX Memories
・IK Multimedia「Syntronik Memory-V」
があります。
UVI PX Memories |
Memorymodeはプリセット数が600と多く用意されているのと、MPE対応になっている点で差がついていますね。
Memorymodeの評判
Cherry Audio Memorymode試してみた。
SAWの3340VCO感は似てる。
ただ、VCAをMAX10にした時の飽和感はシミュレートして無い(?)みたいで、Memorymoog実機と印象はかなり違うかな。
でも飽和しないVCA5までの音は似てますね。良いのでは! pic.twitter.com/hDVU1WXDe8— いーえるP@TinySymphony (@ELPTinySymphony) July 18, 2021
memorymodeの出来が良くてこの会社moog modular Keith Emerson Modelをプラグイン化してくんねーかなーと無責任な願望を持った。そもそも生産台数がめちゃくちゃ少ないだろうから開発費がえらいことになってプラグインの価格もそれなりにお高くならざるを得ないハズ。
— レン (@tokyophotograp2) July 23, 2021
#CherryAudio の #Memorymode ヤバい。
いじってると、時間吸われる´д` ;音色によっては、u-he Repro よりも重くなって、192KHz じゃ無理で、96に落とすけど。
(モジュレーションを増やしてボイス数多めになるとヤバい)Voltage Modular にVSTとして組み込むのも楽しい。#DTMerと繋がりたい
— たれぞう🐄AWS&&Heroku勉強中システム屋🐼🐾 (@ta_re_zoh) July 21, 2021
Cherry Audio Memorymodeの買い方
Memorymodeを購入するなら「Plugin Boutique」がお得に買い物できます。
定期的に変わる購入時のおまけプラグインがもらえる他、サイト内で使えるバーチャルキャッシュ(ポイントみたいなもの)がたまり、
バーチャルキャッシュでお買い物ができます。
Plugin Boutiqueは英語のサイトではありますが、わかりやすいサイト構成になっていますので簡単に買い物できますよ!
詳しい買い物方法はこちらの記事「Plugin Boutiqueでのプラグインの買い方を解説。「Xpand!2」のインストールを例にして紹介」を参照してください。
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