『Kemper Profiler Stage』のサウンドデモはどんな感じ?フロアボードタイプKemperがついに登場
『Kemper Profiler Stage』登場
Kemperはリリース以来、次期型の新製品が出ていませんでした。
Kemperユーザーはkemper2の登場を首を長く待っているのですが、今回発表されたのは
Kemperの昨日をフロアボードタイプにまとめ上げた『Kemper Profiler Stage』です。
フラクタルオーディオのAxシリーズもフロアボードタイプ(A8)がリリースされていましたので
流れとしては当然かもしれませんね。
同じ機能ならKemperをすでに持っているユーザーにとっては買う価値はないのかと思ってしまいますが、
フロアボードタイプ一つにまとまっていることで「持ち運び」の点に大きなメリットがあります。
ライブやリハーサルでガツガツ使いたい!Kemperユーザーでしたら欲しくなる一品です。
なぜならKemper本体は6kg程度と電車での持ち運びは可能ですが、ペダルボードである「Kemper Remote」を持ち運ぶとなると
結構重労働なんですよね。
荷物が増えると忘れ物をする確率が上がります。
最近はいつもいつもなにか忘れていないか不安になるんですよ。
荷物が減らせれば忘れ物をする確率がググッと減らせます。
忘れないようにすればいいじゃないか!とも言われそうですが、加齢とともに注意力が自分の意思と反して散漫になるんですよね。
リハーサルでせっかくマルチエフェクターを持っていったのに「電源アダプター」を忘れてしまったことがあってそれ以来私は自分を信じていません。
『Kemper Profiler Stage』と「Kemper」の違い
KEMPER PROFILER Stage(TM)
『Kemper Profiler Stage』の要点
・機能はKemperとほぼ一緒。
・パワーアンプはついていない。
Kemper Profiler Stageのサウンド
海外のYoutuber達の間ではKemper stageの映像が少しずつ上ってきてます。
□Kemper Profiler Stage – Sound Demo (no talking)
□Kemper Profiler Stage: Unboxing & First Look!
□First Time Using the Kemper Profiler Stage
『Kemper Profiler』についてのおさらい
Kemperとは
ギターアンプから出ている音をモデリングして真似して作り上げるのではなく、
コピー(プロファイリング)する機能を持ったギターアンプです。
実際のギターアンプとほとんど変わらない出音は
発表当時ギタリストたちを震撼させました。
「Kemper Blind Test」で検索すると実際のギターアンプとの音の比較(目を隠して耳だけで判断するブラインドテスト)の動画が結構見つかります。
みんな注目する点ですので一度ブラインドテストをしてみてください。
『Kemper Profiler Stage』について
kemerの本体である「Kemper Profiling Amplifier」と専用フットスイッチの「Kemper REMOTE」が
組み合わさったモデルが『Kemper Profiler Stage』です。
『Kemper Profiler Stage」の機能
BOSSのGT1000などフロアタイプマルチエフェクターにはフットスイッチが搭載されていますが、
Kemper Profiler Stageにはフットスイッチがありません。
フットスイッチは自分で用意する必要があります。
外部エクスプレッション・ペダルを流用できるので手持ちのエクスプレッション・ペダルがあればそのまま使えます。
「Kemper REMOTE」についている LOOPERももちろんKemper Profiler Stageで使えます。
フットスイッチ数もREMOTEと同じです。
・リグの切り替えx5
・TAPスイッチ
・RIGの上下移動スイッチ
・エフェクター切り替えスイッチx4
入出力系統はほぼKemper本体と同等
・Input
・Return端子x4
・SEND端子 x2
・Main OUTPUT (XLR,
・Headphone端子
・S/PDIF INOUT
・MIDI探知
・USB
『Kemper Profiler Stage」の大きさ
□First Time Using the Kemper Profiler Stageの2:07よりRemoteとStageの大きさ比較映像がありますので
キャプチャを上げておきます。
Remoteより横幅すこし広がり奥行きが広くなっています。
正確な寸法は公開されていませんが、LINE6のHelixなみの大きさに見えますので
大型のマルチエフェクターになれていないと結構なデカさに驚くかもしれません。
パワーアンプはなし
『Kemper Profiler Stage」を使う際に注意しないといけないのが
パワーアンプがないということです。
Kemperの場合にはパワーアンプあり・なしが選べたのですが、
Stageではパワーアンプはなし。
そのためギターキャビネットから音を出したいときには
別途パワーアンプを用意するか、ギターアンプのReturn端子に差してパワーアンプ部を使う必要があります。
ただKemper使ってきたユーザーってPA卓へLINEで音を送っている場合が多いので
キャビネットから出す場合は自分専用のモニターのためや、ギターの音圧を稼ぎたいために使っていることが多いです。
こだわりのパワーアンプを組みあわせて使いたいという人でも無い限り
パワーアンプがなくてもそうそう困らないはずです。
『Kemper Profiler Stage』の価格
気になるのが「価格」です。
Kemper社のオンラインストアから直販だと16万円程度(162,451円)となっています。
PROFILER™ Stage | Kemper | Kemper Online Store
日本では代理店を通しての購入になります。
Kemperの代理店はKORGですが、日本に入ってきたときの販売価格がいくらぐらい値上がりしますかね?というのが一番の注目点になっています。
□2019年7月現在のKemperサウンドハウス価格
Kemper Profiling Amplifier(本体・パワーアンプなしモデル)」 ¥217,944(税込)
Kemper REMOTE(専用フットスイッチ)(¥69,800 税込)
本体と専用フットスイッチを合わせると30万近い価格になるんですよね。
ちなみにKemper社のオンラインストアの価格はこうなっています。
Kemperを欲しかったけど安くなるのを待っていたという人は『Kemper Profiler Stage』が販売されることで、いままで使っていたKemperを売って乗り換えるという人が出てくる可能性があります。
そうすると中古が出回る可能性がありますのでKemper Stage販売後は中古市場もチェックしておくのも良いと思っています。
最近のフロアボード型エフェクターとしては「BLUETOOTH」がついていないのでこの点は不満でしょうか。
KemperユーザーはRIG Manegerから音を移せるため使っているRIGの資産を流用できます。
操作方法はKemper本体と変わらず、ボタンの数も同じですので、いままでKemperを使い続けているユーザーは全然悩まず移行できます。
□公式サイトリンク
Kemper Amps | Profiler Stage
□公式サイトKemperStageマニュアル
Kemper Amps | Downloads
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