【Kemper】Transposeを使って6弦ギターで7弦ギターの最低音を出す
「ケンパーのPOWERRACK & RACK」の使い方を記録していきます。
「BABYMETAL」の「メギツネ」に挑戦してみたくなりまして、7弦ギターを持ち出すのが面倒だったので
Kemperでどうにかできないか試していた所、「Transpose」の機能である程度対応できることに気が付きました。
以前「Chromatic Pitch」を使ってチューニングを変更する方法を記載しました【Kemper】ケンパーアンプで半音下げチューニングに対応させる方法 | Guitar-Typeが、バージョンアップで「Transpose」のエフェクターが追加されています。
全弦の音を下げる場合には「Transpose」の方が音のクオリティが良いです。
■作業環境
Mac OS X Sierra 10.12.1
Kemper バージョン5.03
「Transpose」の使い方
「Chromatic Pitch」と「Transpose」共にピッチシフターのエフェクターで、
「Chromatic Pitch」はハーモナイザーのような使い方をするのに対して、「Transpose」はカポタストのようキーをサッと上げ下げすることができます。
実際のカポタストと違う点としては音が下げられるのが強みです。
「Transpose」のほうが出音のレイテンシーが低く、細かい譜割に対応できます。
6弦ギターで7弦ギターの最低音を出す
「Chromatic Pitch」と「Transpose」ともにPitchの項目で音の高さを変更します。
+側にすると音が高くなり、ー側にすると音が低くなります。
「Transpose」の場合はドライ音0%、エフェクト音100%の状態で音の高さが変更します。
「1」が半音なので(ギターでいう1フレット分)、ノーマルチューニングの6弦ギターの最低音(E)を
ノーマルチューニングの7弦ギターの最低音(B)まで落とす設定にします。
「Transpose Pitch = -5」にすることでE=>Bにまで下がり、
7弦ギターの7〜2弦がそのまま6弦ギターで弾けるように切り替えられます。
ちなみに,
「Transpose Pitch = −1」で全弦半音下げ、
「Transpose Pitch = −2」で全弦1音下げにできます。
オプションの Smooth Chordsは使う用途によってオン・オフを切り替えます。
マニュアルによるとこのように書かれています。
■Smooth Chords:スムース・コード
ピッチ・シフターのタイプによっては、ソフト・ボタン1 「Smooth Chords」をオンにすること きます。「Smooth Chords」をオンにすると、コー の発音 よりスムーズになります。但しオフの場合よりもレイテンシー 大きくなりま すの 、リズミカルな演奏にはあまり向いていません。この設定は、シングル・ノートの演奏に対しては影響しません。 上下3度のインターバルの補正も影響しません。
「BABYMETAL」の「メギツネ」はリズミカルな演奏に当てはまるのでスムースコードは外しました。
出音の細さも感じられず、レイテンシーも気になるほど遅れないので複数ギターを持ち運べない時は便利な機能です。
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