《2018年版》下手でも良い音に聞こえるおすすめマルチエフェクターを紹介!今年はIRロード機能・32ビット処理・軽量筐体が流行り
《2018年版》下手でも良い音に聞こえるおすすめマルチエフェクターを紹介!今年はIRロード機能・32ビット処理・軽量筐体が流行り
いろいろな「ギター用マルチエフェクター」を探していくと様々な商品があり、メーカーごとに特色があってどれを選んで良いかわからなくなってきます。
そこで当サイト調べで2018年におすすめできるギターマルチエフェクターを掲載していきます。
ギター用のマルチエフェクターの魅力
マルチエフェクターはその名の通り「色々な種類のエフェクターが一台につまった」もの。
好きな音が出る単品のエフェクターを集めて並べていくのも楽しいのですが、一台でサウンドシステムが完結できる手軽さが魅力です。
ギターのマルチエフェクターについてはギター初心者向け。ギターで使用するマルチエフェクターについて の記事で解説しています。
自分の中での答えを見つけよう!最強のマルチエフェクターはどれだ?
2018年はIRロード機能・32ビット処理・軽量筐体が流行りです。
IRはインパルスレスポンスの略で、デジタルでもアナログようなリアルな響きを得られる技術です。
技術の発達で細かい音の響きを再現できるようになり、ギターの音を出すキャビネットのキャラクターもデジタルでアナログの音を真似て作り上げる「モデリング」がより一層リアルにできるようになりました。
ビット処理はデジタルの音の細かさを示します。
数値が多ければより多くのデジタルデータを表現できます。
従来のギターマルチエフェクターは16ビット処理が多かったのですが、
2018年に入り「32ビット処理」のエフェクターが増えてきました。
16->32ビットになるということは、電気音の通る道の太さが2倍になったようなもの。
ギターの音はシールドを通ってギターアンプまで到達します。
途中の道が太くなれば、たくさんのデータをギターアンプまで送れますよね。
簡単に言ってしまえば、32ビット処理のエフェクターはギターの音が痩せて聞こえにくくなります。
より太い主張できる音が手に入ります。
軽量筐体は名前のとおり、本体が軽くなり持ち運びが便利になりました。
車があれば移動時には困りませんが、車を使えないシチュエーション、車自体持っていないという場合もあります。
持ち運びが楽になることで移動が楽チンですよね。
金額別に分別していますので、使える予算にあわせてマルチエフェクターを探していきましょう。
3万円以下のマルチエフェクター
ZOOM ( ズーム ) / MS-50G
■MultiStomp MS-50G for Guitar (字幕付き)
ZOOMのベストセラー。定番化したマルチエフェクターです。
1つのエフェクターサイズながらマルチエフェクターのようにも使えるし、一つのストンプボックスとしてペダルボードへ入れることも可能。
MS-50Gのすごいところはディレイ、コーラス、オートワウ、トレモロなどが「このコンパクトエフェクターサイズでマルチエフェクター同等」に扱え多彩なサウンドを出せるところ。
最新ファームウェア・バージョン3.0ではエフェクトの追加と削除が行えるMac/PC用ソフトウェア『MS-50G Effect Manager』が利用可能になり、
合計172エフェクトを使えるようになりました。
最大で6エフェクトを同時使用できます。
もちろんコンパクトサイズのため電池駆動可能。
ミニセッションからライブまで幅広く使え、狭い会場ではMS-50Gの小ささが活きます。
歪サウンドのおいては、痒いところまでには届かないものの、割り切って使うのであればこれほど便利なマルチエフェクターはありません。
色々なエフェクターの勉強するのにも良いので、マルチエフェクター初心者向けにぴったり。
機能面、サイズからのコストパフォーマンスは最高です。
BOSS ( ボス ) / GT-1
BOSSのマルチエフェクターGT-100のサウンドを継承し小型化された2016年発売のヒット商品。
GT-100の欠点は何よりも重く持ち運びが困難なところでした。
このGT-1はサウンドクオリティそのままに携帯性と価格帯を一気にお手軽にした一品。
更に電池駆動もするため狭いライブハウスやストリートなど多彩な演奏環境に対応できるようになりました。
どんな環境でも動作させることができるのはGT-1の非常に強みとなる所です。
ワウ・ボリュームペダルとして使えるペダル込みのサイズでギターギグバッグにすっぽり入りきる大きさ。重量:1.3kgの持ち運びやすさは特筆すべき点です。
初期プリセットからは調整が必要なものの、パソコンのソフトウェア「BOSS TONE CENTRAL」を使えば即戦力のサウンドを
そのままGT-1へインストールできるためマルチエフェクターの調整が苦手な人でもかんたんに使いこなせます。
小さいボディでサウンドメイクが大変になりがちなマルチエフェクターですが、
専用のパソコンソフトを使うことで更に細かいパラメーター設定ができ、音を作り込んでいくことができる可能性を秘めたマルチエフェクターです。
GT-1に関しては【レビュー】BOSSのギター用マルチエフェクター「GT-1 」を弾いてみたで紹介しています。
ZOOM ( ズーム ) / G3Xn
GT-1の対抗馬といえる価格帯のG3Xn。
合計80種類のアンプ/エフェクトモデルを内蔵し、最大7個を自由な接続順で同時に使用可能。
GT-1と違う点として、Zoomエフェクター独自機能である68パターンのリズムマシン機能がついています。
個人練習するときにこのリズム出しが1台で完結するのは非常に便利。メトロノームを別途用意する手間が省けますからね。
専用PCソフトGuitar Lab(Win,Mac対応) を使うことでエフェクターパッチの編集、定期更新されるサウンド・ライブラリーのストンプボックスを追加できるのも売りです。
スイッチ数、最大使用エフェクト数が増えている上位版G5nもあります。
G3Xnに関してはギターマルチエフェクター「Zoom G3Xn」の初心者向け使い方集で紹介しています。
3万円以下のマルチエフェクターの中では「BOSS ( ボス ) / GT-1」が一押し。
この価格帯では軽くて持ち運びやすく、かつソコソコの音質が保証されている点。
Zoon G3Xnよりも良い点は
・GT-1がオーディオインターフェイスとして起動できる点
が上げられます。
5万円以下のマルチエフェクター
MOOER(ムーア) BLACKTRUCK
相変わらずムーアの製品は欲しい機能を詰め込んだコスパの良いモデルをリリースし続けています。
『MOOER(ムーア) BLACKTRUCK』が2018年に新登場です。
『MOOER(ムーア) BLACKTRUCK』はコンパクトエフェクターを横につなげて並べたような使い心地のよいインタフェースデザインをしているマルチエフェクターです。
Mooer Micro Seriesの人気エフェクターを並べて使う感覚を1台に凝縮しています。
コンパクトエフェクターの簡単な操作をそのまま活かせるので
という人に向いています。
MOOERでは近い製品で「MOOER ( ムーアー ) / Red Truck
がありますが、「BLACKTRUCK」の方は
激しめの音楽「ハードロック、ヘヴィメタル」で使用されることを想定したエフェクト内容になっています。
要するに「ラウドによく歪むマルチエフェクター」というわけですね。
6つのセクションを1つのマルチエフェクターとしてまとめています。
6つのセクションは「コンプレッサー、オーバードライブ、ディストーション、EQ、モジュレーション、ディレイ/リバーブ」で一通りのことが再現できるようになっています。
またエフェクターセクション以外にも、
ノイズゲート、チューナー内蔵、タップテンポ同期、エフェクトループ完備、ステレオアウトプット、音量の調節が可能なスピーカーシミュレーター内蔵して
ミキサー、ヘッドホンをダイレクトにつなげることができます。
MOOER(ムーア) GE200
□MOOER GE200 free jam
□MOOER GE200 Amp modelling&multi effects 2
□SO SMALL… – Mooer GE200 Multi effect and Amp modeler
びっくりするほど格安な価格帯なのに、値段以上に使えるサウンド品質で知名度をあげている中国の会社「MOOER」による2018年の新作マルチエフェクターが「MOOER GE200」です。
MOOERのマルチエフェクターはいくつか登場していますが、「MOOER GE200」が2018年でのフラグシップモデルにあたります。
価格帯やサイズからGT-1,ZoomG5との比較対象にもされるマルチエフェクターです。
- 筐体サイズからは大きめな5インチフルカラーディスプレイ
- アンプモデル数55
- IRスピーカーモデル26
- エフェクト数 70
- 最大52秒のルーパー
- 40パターンのドラムマシンと10個のメトローム
- 初期プリセット数は200
- エフェクトタイプ 151
- エクスプレッション・ペダル付き
と脅威の性能を1台に詰め込んでいます。
ギグバッグのポケットにいれてもスペースがあまるコンパクトさサイズ感で持ち運びもバッチリ。
NUX Cerberus ケルベロス
■NUX Cerberus full demo by Mike Hermans(including IR)
■THE ULTIMATE SIMPLE GUITAR FX PEDALBOARD? NUX Cerberus
NUX(ニューエックス)は中国の会社。コスパにすぐれたモデルを作っています。
「アナログ回路のオーバードライブ・ディストーションとデジタルエフェクター」を組み合わせた
コンパクトサイズ(サイズ:320(W)×110(D)×65(H)mm 重量:1.26Kg)のマルチエフェクターです。
アナログ回路+デジタルエフェクターのマルチはt.c.electronicのNOVA SYSTEMがありますが、
アナログ回路を搭載するとデジタル臭さがかなり緩和されます。
IR(インパルスレスポンス)ファイルを読み込むことができるキャビネットシミュレーター搭載。
IRをロードできる機能が付いているマルチエフェクターは10万円以下では「Line6 HX EFFECTS」が出ている程度で
3万円代のマルチエフェクターでIRロード機能がついているのは単純にすごい。
また多機能に作られていて
・16 のエフェクト
・トゥルーバイパス機能
・MIDI対応
・ライン、ギターアンプと出力を2系統に分けられるデュアルエフェクト出力仕様
の特徴があります。
5〜10万円のマルチエフェクター
Line6 HX Effects
■『HX Effects』登場 ― Helixエフェクトをペダルボードに
■Line 6 Helix HX Effects Review
■Line 6 Helix Preset Tones
「HX Effects」は LINE6のフラグシップモデル「Helix」のエフェクトをペダルボードに納めたマルチエフェクター。
Helixと同じエンジンを搭載。最大9種類のエフェクトを同時に使用できます。
ディストーション、ディレイ、リバーブ、モジュレーション、ピッチ/シンセ/フィルター、コンプレッサー/リミッター、EQ、ワウ、6 スイッチ・ルーパーなどの100種以上のエフェクトを収納。
エフェクトにはLINE6のストンプボックスM13/M9/M5/DL4/MM4/FM4/DM4で人気のあったエフェクトが収納されます。
ストンプボックスM13を使っていた人は買い替えたくなるのでは?
軽くタッチするとパラメータが呼び出せる Helixゆずりのタッチ・センシティブ・フット・スイッチがついており、
エフェクトエディットが素早く行えます。
・最大9 種類のエフェクトが同時使用可能
・ベースでも使える
・インパルス・レスポンス(IR)のロードができる
外形寸法:200mm (D) x 274mm (W) x 76mm (H) 重量:約2.3kg とマルチエフェクターとしてはコンパクトサイズ。
HX Effectsとエクプレッションペダルがあれば一式揃えられてしまう柔軟性も期待値が高いです。
ペダルボードをコンパクトにしたいけど空間系エフェクトをガンガン使いたい人などに向いています。
HeadRush Gigboard
「HeadRush PEDALBOARD」のサウンドを継承し小型化したマルチエフェクターが「HeadRush Gigboard」です。
□HEADRUSH GIGBOARD – AN EVEN SMALLERER MODELLER
頑丈なシャーシを使ったボディながらも3.24gまで軽量化されました。
サイズは小さくなったもの、7インチタッチディスプレイは変わらず採用されて
マルチエフェクターでありがちな、画面が小さくてエディット操作が大変という悩みから解消されます。
サウンドは「HeadRush PEDALBOARD」同等のクオリティで、
クアッドコアDSPシステムを搭載。
・34種のアンプ
・15種のアンプキャビネットと10種のマイクの組み合わせ
・ディストーション6種
・ロータリーエフェクト8種
・ダイナミクス/EQ 7種
・モジュレーション13種
・リバーブ/ディレイ7種
・エクスプレッション7種
・カスタムIR
が使えて、入出力装置で足りないものはありません。
エクスプレッションペダルがなくなっているので、ワウやボリュームペダルを使いたいときには
外部エクスプレッションペダルを用意する必要がありますが、
持ち運びやすくなr,金額が半額程度にコストダウンされたことで、活躍の場所が増えそうなマルチエフェクターです。
「HeadRush Gigboard」中型のマルチエフェクターに激震!6万円代でハイクオリティなサウンドが手に入るフロアペダル
Positive Grid ポジティブ グリッド BIAS MINI GUITAR
BIAS MINI Tone Tour – Building Clean Tones | Positive Grid
“RAINSTORM” | BIAS MINI LIVE
アンプの真空管の入れ替えまでもをシュミレーションできるPC用アンプシミュレーター「BIAS」のハードウェア版です。
先行して「Positive Grid BIAS RACK」が出ていますが、BIAS MINIはその廉価版。ギター用とベース用があります。
わずか26.6×4.6×24.8 cm、2.3kgへ縮小化し持ち運びやすくなりました。
ミニサイズ化したといっても300Wのパワーアンプを搭載し、BIAS MINIからギターキャビネットへダイレクトにつなげます。
BIAS AMP 2.0 Professionalのライセンスが同梱されているので、
PCで作り込んだ音をそのままBIAS MINIで鳴らすことも可能。
パソコンが苦手な人やもっていない場合には、BIAS MINIにはBluetoothが内蔵されているのでスマホのアプリを使ってBIAS MINIの音作りが可能です。
BIASシリーズは「ToneCloud」というサービスがあります。
これはネット上で有名なアーティストや世界中のユーザーが作成したBIASサウンドを取り込んで鳴らすことができます。
ZoomやBOSS,KEMPERでも同様のサービスがありますが、音作りが苦手な人でも「このサウンド良いな!」って思ったらそのままハードウェアへ送り込んで使えるので
使える音だけをガンガン鳴らせます。
音作りが苦手な人に嬉しい機能です。
アンプシミュレーターではKEMPER,フラクタルAXE、BIASと比較対象にされますが、
サウンドのリアルさでいうとBIASが一番実機に似ているように聞こえると僕は思います。
10万円以上のマルチエフェクター
BOSS GT1000
■BOSS GT-1000 Preset Sound Examples (No Talking)
■Boss GT-1000 Introduction Video – by Glenn Delaune
■BOSS GT-1000 NEW AIRD PreAmps Play Through – by Glenn DeLaune
2018年になりBOSSのGTシリーズのフラグシップモデルが進化。
GT-1000となり従来のマルチエフェクターから高品質なサウンドとスペックへ一新です。
GT-1000のおすすめな理由としては以下の項目が特に良いと感じられました。
- 32ビット処理 による出音の良さ
- チューナーの反応速度の良さ
- サウンド編集が楽々
- Bluetoothとスマホアプリを使ったサウンド編集
- コンパクトサイズなマルチエフェクターになった
32ビット処理 による出音の良さはマルチエフェクターを使った時の『音の細さ』を感じさせません。
マルチエフェクター内蔵のチューナーは反応や精度がわるかったりするのですが、
GT-1000内蔵のチューナーの反応速度の良さは「チューナー内部検出精度±0.1cent」。
BOSSのペダルチューナーよりも精度が良く、モノフォニックorポリフォニック両方使える最新チューナーです。
このフロアタイプマルチエフェクターとしては非常にコンパクトサイズで
重量3.6kgと軽く持ち運びが楽であるのも利点です。
BOSS GT1000に関しては【レビュー】BOSSのギター用マルチエフェクター「GT-1000 」を弾いてみたで紹介しています。
LINE6 ( ライン6 ) / Helix LT
■Line6 Helix LT – All you need to know.
■LINE6 Helix® Floor demo
アンプシミュレーターPODで一躍有名になったLINE6によるフラッグシップ機「Helix®」
このHelixと同じサウンドエンジンを積みつつコストパフォーマンスを下げたのが「Helix LT」です。
Helixに比べると筐体のデザインや作りが見劣りする面がありますが、サウンドはフラグシップモデルそのまま。
デュアルDSPで処理されたHXモデリング・サウンドを搭載していて、デジタルさを感じさせないリアルなアンプサウンドが特徴。
サウンド面では一台で完結できる音の多さ「62×アンプ、37×キャビネット、16×マイク、104×エフェクト」を内蔵。
また大きくて見やすい800×480ピクセル6.2インチ カラーディスプレイと、エクスプレッション・ペダル付き。
「Helix」にあるエフェクトストンプスイッチのオンオフがひと目で分かるフットスイッチ専用モニターは搭載されていませんが、
フラグシップモデルと同じサウンドがコストパフォーマンスよく楽しめるのが魅力です。
ベース用アンプモデリングも12個入っているので「ベース用アンプ+マルチエフェクター」としても利用できます。
Helixの内蔵のエフェクトは別のペダル「HX EFFECTS」としてリリースされるほど優秀なサウンドが詰まっています。
HEADRUSH ( ヘッドラッシュ ) / PEDALBOARD
■HEADRUSH Pedalboard Demonstration
■Headrush Pedalboard Sound Demo (no talking)
■Headrush Guitar Multi FX Pedalboard with Touch Screen!
ProToolsの開発元であるAVIDが設計したラックシステム「ELEVEN RACK」の音を継承したフロアマルチエフェクターが「HEADRUSH ( ヘッドラッシュ ) / PEDALBOARD」
筐体は大きく重量が7.1 kgと重めなので移動は大変ですが、
これはツアーに耐える設計がされているため。プロ仕様とも言えます。
その分見やすい7インチのタッチディスプレイは使い勝手が良いです。
ディスプレイはタッチ、スワイプ、ドラッグ&ドロップによる操作が可能。
- 7インチ高解像度タッチディスプレイ
- 33種のアンプ
- 15種のアンプキャビネットと10種のマイクの組み合わせ
- ディストーション6種
- ロータリーエフェクト8種
- ダイナミクス/EQ5種
- モジュレーション11種
- リバーブ/ディレイ7種
- エクスプレッション5種
- 最大20分録音が可能なルーパー
デジタルさを感じさせない「暖かみのあるドライブサウンド」は「HEADRUSH PEDALBOARD」の特徴です。
特にドライブさせたときの音が本物のアンプに極めて近いので、ロック系・メタル系のギターサウンドをガンガン弾くタイプの人に好かれるアンプモデリングが詰まっています。
HEADRUSH ( ヘッドラッシュ ) / PEDALBOARD
KEMPER
ギターアンプサウンドをそのままそっくり真似でき、取り込めるのがKEMPERです。
出て来るサウンドはまさにアンプそのまま。
ブラインドテストをしてみたら専門家でもわからない真空管アンプの出音が再現されます。
KEMPERの強みとして「自分の持っているアンプの音を取り込んでおけば、どんな環境下でも取り込んだときの音が再現」できます。
真空管は使い続けるとヘタってきてしまう消耗品。
手持ちのアンプが最高潮に調子がいい時にKEMPERへ取り込んでおけばいつでもどこでも最高の音が出せます。
さらに「データはUSBメモリに保存ができるためKemperの本体があれば自分の音の持ち運びが可能」です。
ツアー先でKEMPERが用意できれば、USBメモリだけ持っていき、現地でUSBメモリを読み込ませたら自分の音が再現できます。
アンプサウンドだけでなくエフェクト類も秀逸。
なかでもノイズゲート、ピッチシフターなどは他機種の専門機に負けていないクオリティ。
OSのバージョンは5.4まで引き続きアップデートされていて、
販売当初弱いと言われていたディレイが強化されてますます使い勝手がよくなりました。
アンプを持っていなくてもコミュニティで共有されるデータファイルをネットからダウンロードでき本体へ入れて鳴らすことができます。
複数のエフェクトのオンオフを切り替えられたり、エクスプレッションペダルを直接つなげるなど専用のリモートペダルも使い勝手がよいです。
Kemperに関してはKemper 初心者向けの入門記事で紹介しています。
Kemper Profiling Amplifier ( ケンパープロファイリングアンプリファイヤー ) / Kemper Profiling Power Head
PositiveGrid Bias2、fractal audio system AXE-FX IIIと期待が注目される機種が今後登場予定です。
進化し続けるマルチエフェクターも少しずつチェックしておくと面白いですよ。
2018年のマルチエフェクター傾向
年々マルチエフェクターはIRロード機能・32ビット処理・軽量筐体と高品質になってきています。
中でも、2018年は中国企業のMOOERが「Boss」「Zoom」にも負けず劣らず
コスパの良い製品を出してきています。
IRロード機能をつけたNUX Cerberusは注目していきたいマルチエフェクターです。
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