メサブギーアンプをバンドで使うとギターの音が抜けない。ドンシャリサウンドで音抜けを良くする方法
メサブギー(MESA BOOGIE)はギターアンプの中でも簡単にドンシャリサウンドが作れるので人気の機種です。
ドンシャリサウンドは一人で聞いているとき非常に迫力があってかっこいいのですが、
バンド内で鳴らしていると他のパートの音にかき消されてしまいギターの音が聞こえにくくなります。
⇒他のパートが聞こえなくなるので、みんな音を上げる。
⇒またギターが聞こえなくなる・・・
と負のループが始まりバンドで何を演奏しているのかわからなくなってしまいます。
ドンシャリサウンドでバンド内のギターの音抜けをよくする方法を紹介していきます。
ドンシャリサウンドとは
ドンシャリサウンドとは
「ドン」・・低域
「シャリ」・・高域
の2つを強調したサウンドでミドルを抑えめにした低音が強調されながらも
ギターの美味しい部分が強調されるサウンドです。
攻撃的なギターの音になるので、スラッシュメタルのような勢いある音楽で使われます。
ギター単品で聞いているとかっこよく聞こえ、弾いてる本人も気持ちが良いのですが、
ミドルを抑えめにしてるためバンドに混ざると細くなりがちなのがデメリットで、
あまりにもドンシャリにしすぎると『ギターの存在感』が薄くなってしまいます。
メサブギーは低音が非常に出る
メサブギーアンプの特徴として低音がマーシャルアンプに比べてものすごくでます。
特にメサブギーのキャビネットを組み合わせるとよりタイトな音で出てきますので、より低音がボンボンでます。
「もわ〜ん」とした感じでギターの音像が聞こえにくくなるようだったら
低音域(BASS)のEQを大きくカットします。
目安は6弦をブリッジミュートして弾いたときにベースも同時に弾いてもらい
ベースの音が聞き取れないようだとBASSが上がりすぎになっている可能性があります。
ギターの形や木材によってもBASSの出方が変わるので研究してみて下さい。
結局MIDをある程度あげないと,ギターの音は抜けてこない
もう一度言いますが、あまりにもドンシャリにしすぎると『ギターの存在感』が薄くなってしまいます。
このあたりが悩みどころです。
補整でイコライザーを使う
ドンシャリサウンドを維持しながらもある程度「バンド内で抜けてくれる音」を出すにはMIDが必要。
このMIDのEQをアンプについているつまみで調節するのではなく、「イコライザー」を使って調節すると良い感じで抜けるドンシャリサウンドに鳴ってくれます。
個人的におすすめなのが「1.5kHzあたりの帯域をEQでもちあげるサウンドメイク」です。
1.5kHzあたりの帯域を上げるだけでコード感もぐっと増しますし、
そもそものギターの存在感が前に出てきます。
デメリットとしてはボーカルのメロディが低めに作られている曲の場合、
ボーカルと帯域がぶつかってしまいボーカルが聞こえにくくなる点です。
ボーカルが消えてしまうと聞いている人があなたの音楽を聞きにくくなってしまいますので
EQを使うときのポイントとしては、メモリのつまみを極端に変えてみること。
最初から1メモリ上げてみて・・と微調整しないことです。
極端にあげてみることで効き目が体感でき、何度も繰り返すと自分の耳が養れていきます。
EQの調整はアマチュアギタリストにとって難しいところなのでじっくり研究してみるのが「抜けるドンシャリサウンドをつくる」近道です。
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