「Tone Empire FireChild」セール・レビュー!4モードを使えるコンプレッサー
Tone Empire FireChild はこんな人におすすめ
・温かみと太さのある真空管コンプレッサーの音が欲しい
・コスパの良いFairchildのコンプレッサーの音が欲しい
Tone Empire FireChild はこんなプラグイン!
真空管コンプレッサー名機「Fairchild」をエミュレート。
4つのモードを切り替えて使えるヴィンテージコンプレッサー。
設定の難しいコンプですがFireChildはどの楽器でも使えるように、即戦力プリセットが用意されています。
「FireChild」はGoliathで知られるTone Empireのコンプレッサープラグイン!
歴代の名機コンプレッサーの中でも特に有名なコンプレッサーである「フェアチャイルド(Fairchild 670)のエミュレーション」です。(モノラルバージョンがFairchild 660)
Fairchild 670はビートルズのレコーディングで使われた機材として知られています。
下の動画はThe Fairchild 670 Compressor の【実機】映像
1つ目のFairChild 670の王道の使い方は『アタックを短くし、リリースを長く』して使う方法。
FireChildにはアタックのノブがありません。
これはFairChild 670は「Time constant(時定数)」のパラメータが設定されていて、アタック・リリースのノブが連動しているため細かい設定はできません。
ユーザーは予め決められている「6つのアタック/リリースの組み合わせ」を選んでアタック・リリースを決めます。
この方式はFairChild 670をエミュレーションしているFireChildも共通です。
ただしTime constantの表示ではなく「Release」と表記が変わっていて6段階の組み合わせを選びます。
FireChild Time constant
上記の通りFireChildにはアタックのノブがありませんので、使う際はTime constantの内容を把握して使います。
https://tone-empire.com/shop/firechild/より
Switch Position | Attack(ms) | Release(Sec) |
---|---|---|
1 | 0.2 | 0.3 |
2 | 0.2 | 0.8 |
3 | 0.4 | 2 |
4 | 0.8 | 5 |
5 | 0.4 | 2(peaks),10(multiple peaks) |
6 | 0.2 | 0.3(peaks),10(multiple peaks),25(programme material |
Releaseだけを変えた例(ドラム音)
設定:Release 1
設定:Release 4
2つ目の方法は『スレッショルドを0にする』
FairChild 670はスレッショルドを0にするとコンプレッションが起こらなくなる仕様です。
スレッショルドを0にしたままinput GainをあげていくとサチュレーションがかかりFairChildをプリアンプして使うことができ、真空管回路を通した音に変化させることができます。
Firechildの音の違い
チューブバージョンが4タイプ用意されています(A,B,C,OFF)
チューブタイプ下にあるBIASのつまみでサチュレーションが加わっていきます。
FireChild TypeA
FireChild TypeB
FireChild TypeC
FireChild Type OFF
プラグインの新機能として Hp / Lpフィルター(24db / oct)とサイドチェーンゲインを備えた完全なサイドチェーンセクションがあります。
ダッキングさせるためのサイドチェーンではなく、Hp / Lpフィルターを使うためのスイッチだと思ってください。
コンプレッションをかけるHp / Lpフィルターを調整できます。
FireChild サイドチェーンあり
FireChild サイドチェーンなし
「FireChild」 サウンドサンプル
Tone Empire FireChild レビュー
FairChild系は選択肢の一つに持っておきたい!
Tone Empire FireChild以外にFairChild670をエミュレーションしたプラグインは他にいくつかあり、
・OverLoud 「Gem Comp670」
・IK Multimedia T-RackS 5『TR5 VC-670』
・waves「PuigChild Compressor」
・UAD「Fairchild Tube Limiter Collection」
などがあります。
FairChild系のエミュレーションコンプはコンプレッサーの種類の1つとして確立されているのでコンプの中でもキャラクターが異なります。
FairChild系のコンプは手持ちのコンプにFairChild系がない場合には所有しておきたいコンプレッサーです。
FireChild は3タイプのチューブモデリングを選択
左側にあるA,B,C,のスイッチは3タイプのチューブモデリングを切り替えられる機能です。
OFFを押せばチューブモデリングがOFFになり、合計4タイプの音色を調整できます。
■FireChild Mode Aのときのデフォルト設定
■FireChild Mode Bのときのデフォルト設定
■FireChild Mode Cのときのデフォルト設定
デジタルコンプレッサーのように目で見てコンプされている所が分かりやすく表示されているわけではないので、アナログコンプは難しい感覚がありますが、
これだけプリセットが揃っていると微調整するだけでほとんどいじらなくて良さそうです。
・INPUT/OUTPUTの幅が-24dB ~ +24dB
・Thresholdの幅が+10dB ~ -30dB
と広く設定されているのが他のFairChildエミュレートプラグインと違う点です。
オーバーサンプリング搭載されていて8xまで可能です。
サンプリング値をあげていくとCPU負荷が増えますが音はリッチになっていきます。
ここのトラックにも使えるし、バストラックにも使えます。
FairChild系の音の太さとシルキーな滑らかさを覚えると病みつきになりますね。
「FireChild」 サンプル動画
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Tone Empire FireChildの買い方
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FireChildの説明
ファイアチャイルドとは?
Firechildは、1950年代のKing ofCompressorsの特性をエミュレートすることを目的としています。ヴィンテージユニットは可変ミュータイプのコンプレッサーで、真空管を使用してオーディオ信号パスのゲインを低減します(圧縮回路への再ルーティングは不要)。リミッターが不要な信号ピークを確実にキャッチする必要がある放送またはビニール切断環境での保護デバイスとしての主な目的を考えると、これらの高速アタックタイムはコンプレッサーの最も重要な機能の1つでした。
私たちのプラグインは、1つではなく、「クリーンバージョン」を含む4つのモデルを備えています。これは、「非着色」圧縮特性バージョンも提供する畳み込みのオフモードです。
3つのTubeモデルA / B / Cは、圧縮を行わずに入力ステージでハードドライブすることができ、Biasコントロールとともに、ユーザーにそれぞれ異なるさまざまなTubeSaturationカラーを与えることができます。これは、ゲインと圧縮の複数の段階で実際のハードウェアユニットを実際にサンプリングし、動的畳み込みテクノロジを使用して実装することによって生成されます。
6つのリリースモードを備えており、それぞれがわずかに異なる電気部品またはチューブ寿命の異なるステージを持つ4つの異なるユニットから慎重にエミュレートおよびサンプリングされています。圧縮特性をさらに形作るために、ニーコントロールも提供されます。
プラグインの最新機能は、Hp / Lpフィルター(24db / oct)とサイドチェーンゲインを備えた完全なサイドチェーンセクションと、圧縮された信号を非-圧縮された信号。これにより、ユーザーはサウンドの形や色を好きなように選択できます。
Firechildは、ミックスバス、マスタリング、ドラム&インストゥルメントからボーカルなど、あらゆるもので素晴らしいサウンドを実現します。
プラグインには、最初から始めたり、独自のデザインを作成したりするためのプリセットが用意されています。特徴
ステレオリンク:
このスイッチは、ステレオコンプレッサーモードと2つのモノラル(LR)コンプレッサーモードを切り替えます。ステレオチャンネルでのみ機能します。モデルセレクターA / B / C / off:
A / B / Cモデルは、チューブの色と飽和特性を備えたコンプレッサーの3つのチューブバージョンのエミュレーションであり、わずかに異なる電気部品と異なるステージを備えた3つの異なるハードウェアモデルからの実際のサンプルを備えていますチューブライフの。4モデル(OFF)は、チューブによる着色のない「透明な」バージョンのコンプレッサーを備えています。バイアス:
これはコンプレッサーのバイアスを制御し、4つのモデルすべてに追加の飽和を提供します。VUメーター:
これらは、両方のチャンネル(ステレオモードの場合)またはモノラルチャンネルのゲインリダクションを示します。入力ゲイン:
-24dBから+24 dBの範囲で、入力ゲインは、アナログの対応物と同じように、ハードドライブされたサウンドも飽和させます。
圧縮回路を使用して、または使用せずに、モデルA / B / Cの信号を飽和させるために使用できます。出力ゲイン:
これは信号パスの最後のステージであり、出力信号を-24dBにトリムするか、最大24dBのゲインを追加します。しきい値:
これは、コンプレッサー回路のしきい値を制御します。
範囲:+ 10〜-30dB。ニー:
このコントロールでコンプレッサーのニーカーブをコントロールします。リリース:
元のコンプレッサーからの高速から低速までの6つの固定リリース時間。MIX:
モデル/コンボリューションエンジンからのウェット(圧縮)信号と(非圧縮)信号のミックスのバランスをとるためのコントロール。
ドライ信号はモデルA / B / Cからの処理を実行し、オフモードには色特性がなく、絶対的なドライ/元の信号を生成します。サイドチェーンとフィルターセクション
サイドチェーンゲイン:
これは、コンプレッサーのサイドチェーン回路に入るサイドチェーン信号のゲインを制御します。より多くのゲインは、より多くの圧縮が発生する原因になります。Lpフィルター:
ローパスフィルター(範囲20 Hz〜20 kHz)は、24 dB / octのローパスフィルターを使用してサイドチェーン信号をフィルター処理します。Hpフィルター:
ハイパスフィルター(範囲20 Hz〜20 kHz)は、24 dB / octのハイパスフィルターを使用してサイドチェーン信号をフィルター処理します。サイドチェーン電源:
サイドチェーン回路のオン/オフを切り替えます。主な電源:
プラグインのバイパススイッチ。処理の「前」と「後」のテストに最適です。プリセット
このプラグインには、ほとんどのアプリケーション用に大量のプリセットが付属しています。これらを出発点として選択するか、最初から独自のものを作成してください。オーバーサンプリング
信号をオーバーサンプリングしてエイリアシングを減らし、アップタウンの8倍のオーバーサンプリングで処理の解像度/品質を拡張します。慎重に使用してください。これはCPUを大量に消費するものです。最小システム要件:
PC / MAC:Windows10以降*。/ OSX 10.13以降(INTEL / M1対応)
Intel i3 / AMDRyzenまたは同等
の2GB RAM / 300 MB HD
画面解像度:1024×768 – VST3、AU、またはAAX64ビットホスト
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