Sonible「pure limit vs smart limit」機能比較
Sonibleからリミッタープラグイン「pure:limit」が出ていますが、同じくSonibleから出ているリミッタープラグイン「smart:limit」と何が違うのでしょうか?
比較要素をまとめてみました。
「pure limit vs smart limit」機能概要
「smart limit」と「pure limit」は共に AIを活用したリミッタープラグインです。
ターゲットのプロファイルを選んで曲を再生し適切な音量まであげてくれる軸となる機能は同じ。
「pure limit」は「smart limit」の廉価版です。
smart:limitとpure:limitの比較
smart:limitの自動リミッティング機能のコア部分を濃縮したのがpure:limitです。
AI自動調整してくれる軸の機能は同じです。
再生ポイントやその時々によって処理が異なるので、同じプロファイルで実行しても全く同じにはなりません。
mart:limitのメリット
smart:limitの場合には、リミッティング処理後で微調整を自分で行いたい、配信先のラウドネス値に合わせて処理してほしいといった機能が必要な人におすすめ。
smart:limitはプロファイル数も多く、なんと言っても配信先のラウドネス値設定が便利。
サチュレーションやBASS設定があるので、リミッターも込みで音作りがしたい人はsmart:limit派ですね。
一方でpure:limitはサクサク処理して後は全部お任せ〜!という人に向いています。
後処理にこだわると作品を出すまでに時間がかかってしまうという場合は、バチッと完結してしまった方が楽ですし後々いじくり回して変になって調整で作業のループし続けることもありますしね。
プロファイル
smart:limitとpure:limitで用意されているプロファイル数が異なります。
プロファイルは作る音楽ジャンルにあわせてリミッター設定をするためのファイルです。
smart:limitの方がプロファイル数が多く、
Electronic,Hiphop,Pop,Rockで細分化しています。
共通しているプロファイル
- Universal
- Speech
- Acoustic
- Classical
- country
- Electronic
- Funck
- Hip Hop
- Jazz
- Latin
- Metal
- Pop
- R&B
- Rock
smart:limitのみにあるプロファイル
- Electronic > Bass music
- Electronic > EDM
- Electronic > Experimental
- Electronic > House
- Electronic > Techo
- Hiphop > BoomBap
- Hiphop > Contemporary
- Hiphop > Golden Era
- Pops > 90s
- Pops > 00s
- Pops > 10s
- Pops > k-pop
- Pops > Latin pop
- Rock > Alternative
- Rock > Classic Rock
- Rock > Punk
設定値
smart:limitでは細かいサウンド調整ができる他、
ラウドネスメーターがあり、配信先の異なるラウドネス値にあわせてGainをあわせてくれます。
pure:limit | smart:limit | |
---|---|---|
style | soft/natural/hard | soft~hard(0~100) |
Saturation | ○(Inflate) | 0~100 |
Balance | ×|0~100 | |
BaseControl | × | 0~100 |
Direct Monitering | × | ○ |
配信先ラウドネス設定 | × | ○ |
ラウドネスメーター | × | ○ |
設定SAVE BANK | ×|○ |
「pure limit」 と「smart limit」についてはこちら
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