
「KORG opsix native」
KORGシンセの中でも非常にユニークなシンセがあります。
それが6オペレーターを備えるFMシンセ「opsix」
OPSIXは、2020年11月に発表された6オペレーターFM音源搭載の32音ポリフォニック・シンセサイザー。
FMシンセ好きを唸らせる仕様になっていて、FMシンセの代名詞ともなっているDX7サウンドとは異なり、Yamahaのフラグシップシンセ「montage」」でできない変調が可能です。
このKORGシンセopsixのプラグイン版が「opsix native」です。
2023年6月に発売された「opsix SE」ではなく「opsix 」のプラグイン版です。この点は注意してください。
DX7を更に進化させ、現代的な仕様を積んだFMシンセと位置づけして間違いないでしょう。
「opsix native」は実機の小さなディスプレイで見るよりパラメーターがわかりやすく把握できて、はるかにカスタマイズしやすくなっています。
KORG opsix native はこんな人におすすめ
・FMシンセが好きな人
KORG opsix native

「KORG opsix native」
コルグ・オルタードFMシンセサイザー opsixのアプリケーション・プラグイ
ン版です。ハードウェア版と同ーのシンセサイザー・エンジンを搭載してい
ます。
• オシレーターの基本波形を別のオシレーターで高速変調することで、複雑
な倍音を生み出すFM音源を搭載しています。
• FMに加え、リング・モジュレーター、ウェーブ・フォルダー、エフェクトなど、
さまざまなオペレーター・モードを搭載しており、6基のオペレーターの組み
合わせで幅広い音作りが可能です。
• Polysix、MS-20モデルをはじめとした豊富なフィルターを搭載し、減算方
式シンセのような音作りもカバーします。
• 高品位なマルチ・エフェクトを3基搭載しており、それぞれ30タイプから選
択できます。
• 30テンプレート・プログラムを含む、350のプリセット・プログラムを内蔵し
ています。プログラムはハードウェア版と互換しており、サウンド・ライブラリ
アンを通じて送受信可能です。
• 強力な16ステップ、ポリフォニック・シーケンサーを搭載しています。
KORG opsix native レビュー

6オペレータはDX7と同じですが、opsixでは音色を変化させていけるアルゴリズムが40用意されています。
6オペレータ内ではFM以外にも
・RingMod、
・Filter
・FilterFM
・WaveFolder
・Effect
を選べるようになっていて多彩な音作りができます。

FMのアルゴリズムは40個!
サウンドを色づけていく機能で
・Arpeggiator
・VIRTUAL PATCH
・Motion Sequencer
・SEQUENCER
・ランダマイザー
が用意されています。
初期プリセット数はテンプレートを含め350個
Drum&BassやDubstepで聞けるようなエグめのワブルベースサウンドは収録されていませんが、昔懐かしいFMエレピサウンドを始めとしたクラッシックな音色から
FM Bell,柔らかなPADサウンド等、ツボを押さえたプリセットを収録しています。
DX7互換はありません。
またランダマイザーを使うことで予想外のサウンドが出来上がるのも面白い所です。
FMシンセにとことんこだわり、現代的なサウンドを出したいならTracktion F.'emを選んだ方が無難なのですが、シンセアレルギーを持っているとシンセが嫌いになりそうなぐらいF-emは音作りがややこしすぎるので、とっつきやすくカスタマイズしやすいopsixはバランスが良いシンセだと感じます。
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「KORG opsix native」インストール方法
KORGのアカウント(KORG ID)が必要です。
その後、「KORG SOFTWARE PASS」のソフトを利用して一台ずつインストールしていきます。
サンプルファイルが別途必要なプラグインは、初回起動時にサンプルファイルのダウンロードが行われます。