
「KORG modwave native」
「modwave native」は2021年にリリースされたmodwaveのプラグイン版です。
デジタル・ウェーブテーブルとリッチなアナログ・フィルターを組み合わせ、アナログ・オシレーターでは不可能なサウンドを実現したKORGの代表機種「DW-8000」
このDWシリーズのサウンド資産を進化させたのがmodwaveのサウンドです。
2つのウェーブを1レイヤーとして2レイヤー重ねて音が鳴らせます。
Kaoss Physicsと呼ばれているXYPADで直感的に操作し変調先を制御することで今までのシンセとは比べ物にならないほどの音の変化を楽しめます。
KORG modwave native はこんな人におすすめ
・アグレッシブに攻めたシンセの音が好きな人
・今までとは異なるタイプのウェーブテーブルシンセを使いたい人
KORG modwave native
ウェーブテーブル、Kaoss Physics、モーション・シーケンシング 2.0など様々な特徴を併せ持つモンスター・シンセ。
1985年、コルグのDW-8000はデジタル・ウェーブテーブルとリッチなアナログ・フィルターを組み合わせ、アナログ・オシレーターでは不可能なサウンドを実現しました。 modwaveはそのDWシリーズの資産をベースに構築され、現代版モンスター・シンセへと変貌を遂げました。ディープなウェーブテーブル・オシレーター、豪華なフィルター、柔軟なモジュレーション、比類なきポリフォニー、幅広く網羅するパターン・シーケンス、そしてすぐに理解できる操作系を特徴としています。
KORG modwave native レビュー

オシレーターが2基あるウェーブテーブルシンセ。
これだけ聞くと普通のシンセに聞こえますが中身が全然違います。
Wavetable A ,Wavetable A/B , Sampleの3パターン音素材を設定できます。
Wavetableでは最初から波形がモーフィング設定されていて音が常に変化する状態になっています。
ここから10タイプのモーフィングパターンにモジュレーションを組み合わせて音作りができます。
そしてもう一つのWavetable A/Bが個性的。
2つのWavetable素材を行き来して音に変化をつけていきます。
Sampleでは用意されたマルチサンプルを読み込んで音の素材を鳴らします。
2レイヤー同じことができ、Kaoss Physicsで軌道を描きながらオシレーターの音を変化させていくことができます。
モーションシーケンサーではシーケンスレーンが用意されていてステップ数に応じて細かく音の変化を指定できます。
クラッシックなシンセサウンドでもモーションシーケンサーを通すことで、全然違う音色に聞こえてきます。
そのため、ヴィンテージソフトシンセで用意されているような定番のシンセサウンドプリセットはほとんどなく、modwave native独特のサウンドが鳴らせる攻めたシンセになっています。
同じウェーブテーブルシンセであるSerumとはまた違うサウンドが楽しめます。
Kaoss Physicsやモーションシーケンサーのプリセットも充実していて、ゼロから作らなくてよいほど量があります。

メインエフェクト画面
モジュレーションリストは非常に細かく設定できるので繊細な音の変化ができます。
ちょっと多すぎると感じるぐらい数があるので、モジュレーション用に割り当てるMIDIコントローラーがないと使いこなすのは大変かもしれません。
さらに設定値ではランダマイザーが使えます。
偶然性を狙った音作りも可能です。
既存のシンセに飽きてきている人にとっては面白いシンセに仕上がっています。
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「KORG modwave native」インストール方法
KORGのアカウント(KORG ID)が必要です。
その後、「KORG SOFTWARE PASS」のソフトを利用して一台ずつインストールしていきます。
サンプルファイルが別途必要なプラグインは、初回起動時にサンプルファイルのダウンロードが行われます。