[DTM初心者向け]2021年に使ってよかった音源・プラグインのまとめ


【DTM】2021年に使ってよかった音源・プラグインのまとめ



エフェクトまとめ
Shaperbox2
現行バージョンはShaperbox3。
・VolumeShaper 6,
・NoiseShaper,
・FilterShaper Core 2,
・PanShaper 3,
・WidthShaper 2,
・CrushShaper and DriveShaper.
のエフェクトセット。これらのエフェクトは個別に買うこともできますがどれもかゆいところに手が届くエフェクトなのでまとめて手に入れても長く使えるエフェクトになってくれます。
LFOのプリセットも充実していますが、自在に書いていくペンツール機能も良い。
TimeShaperはEDMで使うエフェクトが簡単に再現できます。
またShaperboxで使えるエフェクトを組み合わせたプリセットがあるので、このプリセットを使うだけでクリエイティブな音の作り込みができます。


UJAM Finisher RETRO
昔のロック系音楽で聞くことができるエフェクトを1ノブで再現できるマルチエフェクタープラグイン。
エフェクト設定はあまり変えないで、プリセット選んで即使いたい!という人向け。
時代別に分かれているのでプリセットをあわせていくだけで、当時の音を再現するためのエフェクトです。


Arturia Chorus JUN-6
ローランド「JUNO-6のコーラスを再現したプラグイン。
シンプルでレトロなエフェクターなのですが、アナログ回路の温かみあるコーラスを再現しているためものすごく気持ちよく音が広がってくれます。
OUPUT MOVEMENT
シンセのアルペジエーターのように音をリズミカルにしてくれるリズムプロセッサープラグイン。
単純な全音符で弾いたコードやシンプルなアルペジオもMOVEMENTを通すことで全く違った聞こえ方になります。
2つのエンジンで設定したパターンを重ねて鳴らし複雑なリズムにすることができます。


OUPUT Portal
いろいろな楽器に使えるグラニュラーシンセシスプラグイン。
Portalを使った音が様々なテクスチャになって雰囲気を一変させます。
エフェクト音主体で作曲をする人やドローン・アンビエンスを作りたい人は必須とも言えるプラグインです。


Lunatic audio Narcotic
上記「OUPUT MOVEMENT」近いエフェクトで、動きを加えるシーケンス設定の他に最大6個まで繋げられるようにしたプラグイン。
見た目がド派手で見ていて楽しいのですが、見た目のグラフィックの分、CPUが重いのでは?と思ってしまうぐらい動作が気になる…
「OUPUT MOVEMENT」を手に入れてからは使わなくなってしまいましたが、冒険している感じは非常に好感触なプラグイン。
新鋭デベロッパーなので今後のアップデートに期待。


ディレイ
Audio Damage Other Desert Cities
2つのディレイ音を6つのディレイアルゴリズムでサウンドメイクしていくプラグイン。
ディレイをサウンドメイクに積極的に取り入れられるエフェクト。
ピアノサウンドにOther Desert Cities を使ったこの動画は非常に美しく、プラグインを使いたくなる音でした。


リミッター・マキシマイザー
sonible smart:limit
やはりリミッターは「FabFilter Pro-L 2」が良いな〜と思っていたところ12月になって対抗馬が出てきました。
個人的に現在No.1リミッターです。
音も良いですし、ラウドネスメーターも見やすいですし、何よりボタンを押してすぐ終わるAI処理が良い。
AI処理はそんなに違和感も感じないのでsonibleのシステムはよくできていると関心させられます。
ラウドさやリミッターを使った音作りは「Pro-L」の方が上です。smart:limitは設定に悩む時間をすっとばせるので汎用性が高いと感じました。


Softube Weiss MM-1
Softube Weissシリーズのマキシマイザープラグイン。
5タイプのスタイルを選んでマスタートラックに挿すと、クリアに持ち上がってくれるのでお気に入りになりました。
めちゃくちゃ音量が上がるマキシマイザーではないのですが、特定の帯域を過剰に持ち上げることなく全体が均等に上る感じが好みです。


サチュレーション
Softube Harmonics
耳に痛くない極めて自然な倍音が追加されて音抜けがよくなるサチュレーションプラグインです。
あまり歪まないのに音が抜けてくるのが良いです。


Softube tape
まとまりがほしいときに使いたいテープマシンプラグイン。
Harmonics同様にあまり歪まないです。自然にデジタルの角が取れてアナログな感じが自然と出せるプラグインです。
歪ませたい場合には、同じくテープマシンプラグインの「babyAudio TAIP」をおすすめします。


EQ
2021年は年末にかけてEQプラグインの発売ラッシュでした。
・「Kirchhoff EQ(新作)
・「Eventide SplitEQ 」(新作)
・「Sonnox Claro」(新作)
・「FabFilter Pro-Q3」(EQプラグイン人気No1)
すべて試しててみた結果、どれも良いですね。笑
使い勝手を考えると「Pro-Q3」なのですが、バグフィックスの速さ・期待値は「Kirchhoff EQ」が良いし、処理の正確さは「Claro」,EQとしての面白さは「Eventide SplitEQ 」かなと。
もしもDAW付属のEQから新しいEQを試してみたいと言われた「Claro」が良いですかね。
2トラック同時表示で、それぞれのEQ表示と編集ができるのはやはり便利です。
コンプレッサー
Signum audio skye dynamic
リリースされたばかりですが非常に好感触だったので挙げています。
デジタルコンプの透明感があり良く効くコンプ。エキスパンダーとリミッターが一緒に使えて同じ画面内で設定できるのがポイント。
プリセットがない点だけ困りました。アップデートで追加されるのを期待しています。


Pulsar 1178
ミックス定番のヴィンテージコンプ「Urei1178」をエミュレートしたプラグイン。
FETコンプなだけに迫力を出したい音源に使うとパンチ感が増します。


ダイナミックレゾナンスサプレッサー
Mastering mix Reso
レゾナンス調整をするためのプラグイン。
先行で販売されているSOOTHE2がお高いので代替としては良いプラグインです。


トランジェントシェイパー
Wavesfactory Quantum
トランジェントシェイパープラグイン。
AttackとSustainを調整する以外に16個のエフェクトのいずれかをAttackとSustainに使うことができます。


リバーブ
LiquidSonicsのリバーブ
SNS上で絶賛されているリバーブです。
あまり使っている人が増えてほしくないのでとりあえず良いとだけ。
一つ買うとLiquidSonicsのリバーブは全部欲しくなるのが不思議です。
NUGEN Audio Paragon ST
高性能トゥルーリミッターISL 2stで知られるNUGEN AudioのIRリバーブプラグイン。(コンボリューションリバーブ)
音楽用のステレオ版と映像音楽向けのサラウンド版があり「Paragon ST」は音楽用です。
ハイクオリティなIRリバーブデータを収録しているのはもちろんのこと、リバーブの広がり方、奥行き(Mic Distance)を簡単に調整できるのが良いですね。


Relab Development LX480 Essentials or LX480 Complete
レキシコン社のリバーブを忠実に再現したプラグイン。
Essentials版の他に機能追加されているComplete版があります。
実機の音と比較しても違いがわからない完成度。
時代を超えて使われるリバーブ音なので、レキシコンリバーブの音がするプラグインは選択肢として一つもっておきたいですね。


その他の用途のプラグイン
Audiothing Speakers
ゲーム音楽制作者やLo-Fiの曲を作りたい人は持っておいた方が良いです。
プラグイン名のとおり、色々なスピーカーを再現するプラグイン。
普通のスピーカーからゲームボーイ・メガホン・ラジカセ・黒電話など色々なスピーカーをシュミレート。
ノイズWAVデータも追加できる仕様です。


ADPTR AUDIO Streamliner
現在のラウドネス値を表示させるラウドネスメーターに加えて、
配信先のオーディオ形式に変えた時にどんな感じに音が変化してしまうのか?をシュミレートできるプラグイン。
Scaler2
2021年いちばんお世話になりました!コード進行を考えるときに使える作曲補助プラグイン。
Keyを決めてしまえばワンクリックでコードを鳴らせるので、鍵盤が弾けない人でもコード進行の音を確認でき、コードのボタンを並べ替えていくだけで
コード進行が出来上がるツールです。
予め用意してあるコード進行プリセットを開いていきメロディを付けるやり方もあり。
コードアルペジオからモチーフフレーズまで自動演奏も可能で、設定したコード進行はDAWのトラックへドラック&ドロップさせるとMIDIのエクスポートができます。
Melodyne
ピッチ補正のド定番プラグイン。
頻繁に使う人は最上位Studioまで持っていくと、複数トラックの処理ができポリフォニック分析が可能になるので作業効率があがります。


MeldaProduction MAutoAlign
位相を自動で合わせてくれる画期的プラグイン。
同じカテゴリに合わせてスイッチONを押すだけです。
ミックスがうまく行かないときに使いたいプラグイン。


ギターアンプシュミレーター
Neuraldsp Soldano SLO-100 /Archetype: Tim Henson
Soldano SLO-100は名前の通りソルダーノアンプをシュミレートしています。
Neuraldspっぽいデジタル感はあるのですが、中低音の独特なゴリゴリハイゲインな「SLO-100」の音がします。ロック系のギター音として汎用性高いアンプシュミレーターです。
Archetype: Tim Hensonは他のArchetypeにはないピッチシフターがついていて、4ボイスまで鳴らせるのが非常に楽しいです。
United Plugins ElectrumCore
見た目も可愛い系ですしおもちゃみたいな音なのかな?と思っていたら全然違っていて予想を裏切られました。
アメリカンなギターサウンドがするアンプです。しかもお安い。
アンプタイプは5つ選べる他、キャビネットを調整していけます。
ElectrumCoreはアンプとキャビしかないのですが、上位版のElectrumはエフェクターもついてきます。
シンセ等・音源
Lunacy Audio CUBE
8箇所に設置できるサンプルを3Dサウンドブレンダーでモーションパスを設定し音を行き来するシンセ。
音の切り替わりの美しさがたまらない新しく他のシンセでは出せない音が魅力的です。


OUPUT ANALOG STRINGS / ANALOG BRASS & WINDS
オーケストラ楽器の音とシンセ音を組み合わせてたハイブリッドな音源。
ANALOG STRINGS / ANALOG BRASS & WINDS ともにシステムは同じで扱っている音源が違います。
2つのレイヤーサンプル音の組み合わせをベースにしてOUTPUTのエフェクトを重ねていき音を作っていけます。
UIで表示されているエフェクトのマクロは4つ設定でき、リズムエフェクトとアルペジエーターで更に複雑な動きを作れます。
通常のクラッシックを再現するには厳しいのですが、音の太さとOUTPUTならではのユニークなエフェクトがいい味出していますね。
汎用性はかなり高いシンセです。
OUPUT の音源は底抜けに明るい音ではなく、ちょっと哀愁漂う音なのが人気なのかもしれません。
Reveal Sound SPIRE
EDMを作る人に人気の即戦力シンセ。


Heavyocity DAMAGE2
重厚なパーカッション音源。
サンプリングされているパーカッションの音の存在感と迫力がすごい。
個人的に気に入っているのがDAMAGE2に収録されているリバースシンバル。
またループが超強力です。リアル志向なゲーム音楽、トレイラー音楽以外に劇伴のパーカッションでも使えます。
Heavyocity Symphonic Destruction
トレイラー音楽向けの独特なハイブリッドオーケストラ音源。
HeavyocityではDAMAGE2と組み合わせて使うことで大迫力の音源になるように狙っているようです。単体でもかっこいいですけどね。
ヘヴィなゴリゴリに歪ませたディストーションギターの刻みサンプルがあるのも特徴。ギターを弾けない人だとこの音がほしい人も少なくないはずです。
オーケストラ音源の名前で売ってますが、通常のクラッシック曲では使えません。
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