「Black Salt Audio Silencer」レビュー!叩いてみた動画のクオリティを上げられるシンバルブリードの低減を狙ったゲートプラグイン!
Black Salt Audio Silencer はこんな人におすすめ
・生録音のドラムミックスをする人
・叩いてみたミックスを自分でするドラマー
「Silencer」はドラム向けの『ゲート』プラグイン。
アコースティックドラムの生演奏をマイクを立てて録音すると、ドラムの構造上狙った箇所とは別の音が小さく入り込みます。
スネアを叩いたら共振して他のタムの音が若干鳴りますし、シンバルを叩いたらシンバルの残響音が入り込むわけです。
これは避けようが無いため、ドラム録音をするときにはゲートプラグインを入れて狙った音と違う音が入っているときには小さい余計な音をカットしてターゲットの音を綺麗に聞こえるように処理します。
Black Salt Audio Silencer レビュー
・ゲートをかけたあとの音質劣化が少ない
・プリセットが少ない
狙った音以外の他の音が入り込んでしまうことを「ブリード」を呼びます。
例:スネアを集音するためにマイクを立てたらキックやシンバルの音が入り込む
ボーカル録音をしたときにヘッドホンで流していたクリック音が入り込む
「Silencer」が他のゲートプラグインと違うユニークな特徴は「デブリードコントロール(DeBleed)」
「De」はDeleteの接頭辞のため。DeBleedはブリードを除去するためのつまみです。
他のゲートプラグインに比べてシンバルやハイハット帯域の「シンバルブリード」を処理するのに特化しています。
■ Silencerオフ
■ SilencerON
他のゲートプラグインと比較
ドラムミックス向けのゲートプラグインとしては「Oxford Drum Gate」があります。
昔からある人気のドラムゲートプラグインです。
コンセプトも同じなのでSilencerとの比較対象プラグインになります。
Silencerの方がより綺麗にシンバルブリードを除去できてしかも簡単に使える点が非常に良いです。
Oxford Drum Gate」は出来ることが多い分、設定項目が多数あるので使いこなすのに少し時間が必要です。
使い方がとても簡単!
基本的にSilencerの場合は、プリセットを選んでシンバルブリードが強いときにDeBleedノブを強く回すだけで処理が終わります。
簡単かつ音質劣化が少ないは後発製品の利点です。
またゲートプラグインとしての価格帯が安いのも良いところです。
DAW付属のゲートプラグインだと音質劣化が激しいことがありますが、Silencerは極端に劣化することなくドラムの原音を明瞭に保ってくれます。
最近のゲートプラグインとしてはSonible smart:gateが優秀ですが、
シンバルブリードに関してはSilencerの方がより綺麗に処理できます。
「Silencer」のサウンドデモ
単純にデモ動画を見ただけだと音が綺麗だね〜で終わるので、
シンバルやハイハット等の金物の音が処理されていて、太鼓のアタック感が残っている点を注意深く聞いてみてください。
Silencerまとめ
ドラム録音に特化したドラムゲートプラグイン。
シンバルブリードが綺麗に低減できる点が非常に優秀です。
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