「Arturia Rotary CLS-222」レビュー!ロータリースピーカーエフェクターの名機 「DYNACORD CLS-222」をエミュレート
ロータリースピーカーシミュレーションプラグイン!!
Arturia Rotary CLS-222 はこんな人におすすめ
・Arturiaの音源が好きな人
・ロータリースピーカーの独特の揺れ感が欲しい人
Arturia Rotary CLS-222 について
「Rotary CLS-222 」はロータリースピーカーエミュレーターの名機である「DYNACORD CLS-222」をエミュレートしたプラグイン。
巨大な大きさから持ち運びが大変なレズリースピーカーをラックサイズの実機で持ち込める当時としては画期的な機材でした。
ギタリストですとPink FloydのDavid Gilmourが利用していたことでも知られています。
シルクのように滑らかなステレオの渦巻きから回転する同期パターンまで、数秒で余分な幅、勢い、アナログキャラクターでサウンドを強化します。
ロータリースピーカーを利用した音はオルガンが有名ですが、オルガン以外に使っても音の揺れ方、ステレオの広がり方が面白いエフェクト。
定番のロータリーサウンドからクラッシックなサイケサウンドまで音作りが可能です。
Rotary CLS-222 レビュー
・ロータリースピーカーの揺れを細かく再現
・揺れ方の幅や回転方式も設定できる進化型
・プリアンプ部はオフにできない
昔からあるエフェクトのためロータリースピーカーエフェクターは色々なメーカーから出ています。
「Arturia Rotary CLS-222 」の良いのはプラグインの難易度を自分で決められる所です。
DTM用途ですと「UAD Waterfall Rotary Speaker」が有名所で見た目からしてわかりやすい入りやすいプラグインなのですが、
マイクポジションやマイクの種類を変更できることから、できることが多いので音作りに迷いが出ることがあります。
あとはCPU負荷が少し大きめです。
Rotary CLS-222 のメリットは
「Arturia Rotary CLS-222 」の場合は、通常モードとAdvancedモードがあり使いやすい方を自分で選択できます。
もちろんRotary CLS-222のポテンシャルを発揮するためにはAdvancedモードを使うことになるのですが、ロータリーのHigh,Bassのバランスを変更するだけでも
それっぽさが全面に出てきて扱いやすいです。
またプリアンプ部を必ず通り少し暗い音色に変わるのもこのRotary CLS-222の特徴となっています。
Advancedモード
Advancedモードではロータリースピーカーの回転速度の他に
TREBLE(高域スピーカー),BASS(低域スピーカー)の揺らす幅を立体的に決められるようになっているのが面白い点。
定番のロータリーエフェクトとは違う音の揺れの動きを実現するので、Rotary CLS-222独自のエフェクトとして使えます。
単純なロータリースピーカーのエミュレートにとどまらない仕様になっている非常に面白いエフェクトプラグインです。
UADの「Waterfall Rotary Speaker」と比較して
UAD Waterfall Rotary SpeakerはLeslie 147ロータリースピーカーキャビネットをエミュレートしたプラグインで、
高域スピーカーと低域スピーカーのマイクポジションとマイクの選択ができます。
チューブパワーアンプを精巧にモデリングしたサチュレーションがついていて倍音付与も可能。
UAD Waterfall Rotary Speakerの場合はロータリースピーカーの音を忠実に再現しているプラグインで、Arturia Rotary CLS-222 の場合は+α独自エフェクターとしての機能をもたせたプラグインとして使い分けができます。
Arturia Rotary CLS-222 プリセット
プリセットの数はそこまで用意されていないので好みの設定になっているものをカスタマイズしていくのが良いと思います。
Arturia Rotary CLS-222 の買い方
Arturia Rotary CLS-222 を購入するなら「Plugin Boutique」がお得に買い物できます。
[st-myblock id=”30671″]
Arturia Rotary CLS-222はArturiaのエフェクトプラグインバンドル「FX Collection 4」に収録されています。
[st-myblock id=”30866″]
ARTURIAプラグインおすすめを紹介
[st-myblock id=”29810″]
コメントはこちら