バークリー音楽大学ギター科助教授のトモ藤田氏が書き下ろした新作です。
トモ藤田氏のグルーブ感に近づくためのヒントになる期待作です。
実際に授業で使われた内容をもとに、本の内容が構築されているようで、細かく丁寧に指導されているように書かれています。
本の中身は図と文章の1セットでくくられていて、力強い言い切り型の文章が読者を納得させてくれます。
内容は基礎の基礎の基礎というような感じで、譜面が沢山あるような書籍ではありません。
ですが、譜面通り弾いているのに感じが出ないとか、グルーブってなんじゃいって言うような悩みを振り払うきっかけになるかもしれないそんな書籍です。
同氏が書かれている『テクニック向上促進プロジェクト 演奏能力開発エクササイズ 』
でも似たようなレッスンはありましたが、理解が難しかった部分、ぼやけている部分を解消してくれる内容となっています。
リズムワークでつまづいている人にはぜひ手をとってみてほしい一冊です!!
内容紹介
心の底からグルーヴが湧き上がる! ギターが躍動する革新的トレーニング書 あらゆるギター・プレイにおいて、高揚感や心地よさの源泉となっているのが"グルーヴ"です。根本的なグルーヴのセンスを置き去りにしたまま知識を増やしていっても、演奏のぎこちなさや固さが解消されることはありません。いくらテクニックを磨いても、そこにグルーヴがなければ音楽は機械的で味気ないものになってしまいます。本書は米バークリー音楽大学でのクラス・レッスンと個人レッスンをもとに、トモ藤田氏が厳選した効果的なリズム/グルーヴのトレーニングをまとめたものです。どれもシンプルなものばかりですが、何度もくり返すことで基礎の基礎からグルーヴの力を築き上げていくことができます。楽譜どおりに弾いてもなぜかカッコ良くならない、いくら練習を重ねても気持ち良い演奏にならない、生まれつきリズム感がないと諦めている……そんな悩みを抱えているギタリストに、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
【CONTENTS】
■1章 心がグルーヴしなければ演奏はグルーヴしない
■2章 グルーヴを歌で表現する
■3章 ベース・ラインを身体で感じる
■4章 シャッフルのリフを追求する
■5章 多彩なハーモニーを味わう
■6章 スウィングはファンクに通じる
■7章 ギター・ソロをグルーヴさせる
■8章 日常生活をグルーヴで彩る
内容(「BOOK」データベースより)
世界各国から生徒が集う米バークリー音楽大学で実際に効果を上げているグルーヴ感育成メソッドを公開。リズム・ギターでもギター・ソロでも、すべての音に普遍不朽のグルーヴが宿る合理的トレーニングを大量収録。
著者について
トモ藤田 プロフィール 1965年、京都生まれ。バークリー音楽大学ギター科助教授としてファンクとブルースのクラスを受け持つ。教え子はジョン・メイヤー、エリック・クラズノー(ソウライヴ)など多数。2010年にはスティーヴ・ガッド、バーナード・パーディ、スティーヴ・ジョーダン、ウィル・リーを迎えた3rdアルバム『Pure』をリリース。講師・ギタリストとして日米双方で活躍中。著書に『耳と感性でギターが弾ける本』など。