マーシャルDSLシリーズ復刻版が登場『Marshall DSL1,Marshall DSL5,Marshall DSL20』
2017年7月に生産終了した「マーシャルDSLシリーズ」のアンプが復刻版としてリリース!

生産終了したDSLシリーズは100W、15Wのヘッドタイプ、40W、15W,5Wのコンボタイプでした。
今回復刻版として用意されたモデルは『20W,5W,1W』の3モデル。
ライブハウスのような大きな音量を出さないといけない環境では他の楽器に音量負けしてしまいますが、
小さいバーのような小音量で演奏する環境では、これぞギターの音!というマーシャル特有の中域が出せる音で勝負することができるでしょう。
特にラインナップに追加された1Wモデルは、日本の厳しい住宅事情では自宅練習用途としてピッタリ。
フルチューブアンプの利点

フルチューブアンプに対してランジスタアンプがあります。
トランジスタアンプは出音の立ち上がりが早いのが特徴です。また壊れにくくメンテナンス性に優れています。
価格が安いのでギター初心者向けのギターアンプとして用いられることが多いです。
トランジスタアンプとして誰もが知っている有名アンプは「ローランドJC-120」ですね。
リハスタ、ライブハウスで使われていますよね。
対してフルチューブアンプアンプは真空管の交換や定期的なメンテナンスが必要ではありますが、
トランジスタアンプには出すことのできない音質・音圧・音抜けがが魅力です。
ギターの練習にはチューブアンプを使用しろ!とは良く聞くセリフです。
これはトランジスタアンプに比べて、チューブアンプがピッキングの細かいニュアンスを出しやすく、表現力のついたギターの演奏をクオリティの高いものできるためです。
マーシャルDSLシリーズの特徴
「DSL」は「デュアル・スーパー・リード」の頭文字。
名前のデュアルの通りクラシック・ゲインとウルトラ・ゲインを備えた2チャンネル仕様。
「JCM2000」のサウンドを継承しているギターアンプということで
「JCM2000」が手元になくて音が作れない悩みがある人の練習台としても使えます。
旧モデルとの違い
用意されたワット数とモデルタイプによって使われているパワー管が異なります。
旧モデルで使用されたパワー管はEL34、復刻版では、ECC99や6V6、EL34などが使われています。
DSLシリーズには出力切り替えスイッチがついていて、
同じ音質でワット数を下げられます。
今ではミニアンプではどのメーカーでも取り入れている機能ですね。
タイプごとの特徴
復刻版で用意されたモデルはヘッドアンプタイプとスピーカー一体型のコンボタイプ。
ヘッドアンプタイプは名前に「h」がついており、コンボタイプは「C」が付いています。
モデルの共通仕様
モデルの共通仕様は以下
- クラシック・ゲインとウルトラ・ゲインの2チャンネル仕様、
- FXセンド・リターン
- EQセクション(Treble,Middle,Bass,Toneshift)
- デジタルリバーブ
- フットスイッチでチャンネル切り替え
- Celestion製スピーカー(コンボタイプのみ)
- ライン&ヘッドフォン出力端子
モデルの違い
名 | 出力数 | オプション |
---|---|---|
DSL1 | 1W/0.1W | なし |
DSL5 | 5W/0.5W | Deepスイッチ |
DSL20 | 20W/10W | Deepスイッチ,Presence,ResonanceEQ |
Deepスイッチは低音域をブーストさせるスイッチです。
サウンド
こちらは旧モデル DSL100H
結び
DSLシリーズは本格的なマーシャルサウンドをコスパに優れた手頃な価格で楽しめるアンプ。
自宅で使える出力は非常にありがたいですね。
旧モデルを買い逃した人は要チェックです!
□製品仕様の詳細はこちらから