10万以内で買える!真空管を使ったおすすめのギターアンプ特集。マーシャル・フェンダー以外も良いブランドはたくさんあります。
憧れのマイギターアンプは持っていますか?ギターの値段はどんどん上がっていますが、
ギターアンプは少しずつ手軽に購入できる価格帯のものが増えてきています。
今回は、「真空管を使った10万以内で買えるおすすめギターアンプ」について詳しく解説していきます。
中には今流行りの持ち運びができる小型ギターアンプも多数あります。
MARSHALL ( マーシャル ) / DSL20H
- 「Marshall JCM2000 DSL100」と同等のマーシャルサウンド
- パワーリダクション機能でワット数切り替えができる
真空管マーシャルトーンがお手軽に楽しめるDSLシリーズの復刻版です。
リハスタやライブハウスに常設されていることが多い「Marshall JCM2000 DSL100」と同等のマーシャルサウンドを
低出力で鳴らせると思ってもらえればOK.
2チャンネル仕様、トーンシフト、3バンドEQ(トレブル、ミドル、ベース)、プレゼンス、レゾナンス、リバーブがついていますので
使い方は「Marshall JCM2000 DSL100」同様です。
プリ管には「3 x ECC83」、パワー管には「2 x EL34」を搭載しています。
そして、20W/10Wの出力切り替えができますので、100Wのギターアンプが鳴らせない自宅でも使えます。
バンドで演奏を合わせるときにはエフェクターを含めた事前の音作りが必要ですよね。
自宅で使っているアンプとリハスタ・ライブハウスにある「Marshall JCM2000 DSL100」とでは出音が異なり
「何か家で作った音と違う」と調整に時間がかかってしまいます。
自宅でも同じトーンが出せるアンプがあればそのようなことはありませんよね。
同系統のアンプを使いこなすことでアンプの使い方と自分のギターとの相性が見えてきて
サウンドメイクのコツがわかってきます。
・ストラトを使う時はEQを上げすぎると耳が痛いな、
・レスポールは低音域の出力がデカイからBASSを削ろう
など、気がつくことがたくさん出てきます。
マーシャル派には一度触れてもらいたいギターアンプです。
MARSHALL ORIGIN50H
- クラッシックな王道マーシャルサウンド
- シングルチャンネルのシンプルなアンプ
- ノーマル~ハイトレブルのボイシングをブレンドできるTILTコントロールを用意
ORIGINの名前の通り、オールドマーシャルの音を手軽な価格帯で楽しめるギターアンプが「MARSHALL ORIGIN」です。
60年代のオールドマーシャルサウンドを狙ったアンプです。
チャンネルは1つのみ。
プリ管には「3 x ECC83」、パワー管には「 2 x EL34」を使用しています。
ギターを続けているとレッド・ツェッペリンやジミ・ヘンドリックスのような「ロックギターのオールドサウンド」が好きになる瞬間があるんですよね。
「ロックギターのオールドサウンド」は当時の機材でないと再現ができません。
たから、希少性があがってビンテージアンプがプレミアがどんどん上がっていきます。
ビンテージマーシャルにありがちなマスターボリュームボリュームがない作りではなく、
専用のマスターボリュームノブがあります。
音量を上げなければ歪ませられない作りにはなっていません。
シンプルなアンプですが、ノーマル~ハイトレブルの帯域を混ぜて音質を調整できる「TILTコントロール」、
フットスイッチ対応のゲインブーストスイッチ、
サウンドトーンを変化させずに、出音の音量をLow,mid,High3段階で調整できる新開発のパワーリダクション技術「Powerstem™」が搭載されています。
ジャキジャキさせたかき鳴らすコードトーン、温かみのあるマーシャルトーンは最高です。
MARSHALL ( マーシャル ) / ORIGIN20H
ビンテージマーシャルを意識して開発されたオールチューブアンプ。
この価格帯でしっかりとヴィンテージマーシャルの音がするのが魅力。
付属の2 Wayフットスイッチでゲインブースト機能とエフェクトループ機能のON/OFFが可能です。
新開発のパワーリダクション技術「Powerstem™」で3段階に出力ワット数を切り替えられます。(High:20W / Mid:約3W / Low:約0.5W)
最小設定であるLowは0.5W設定のため自宅での利用も可能です。
※ワット数が20Wと低めのモデル
HUGHES&KETTNER ( ヒュースアンドケトナー ) / TubeMeister Deluxe 40
- スタジオでもライブでも利用できるハイクオリティギターアンプ
- 1台でギターアンプに必要な機能を網羅
「HUGHES&KETTNER ( ヒュースアンドケトナー ) / TubeMeister Deluxe 40」はスタジオでもライブでも利用できるハイクオリティギターアンプです。
「TubeMeister Deluxe」は以前販売されていた「TubeMeister」をバージョンアップさせたギターアンプです。
ワット数と内部サーキットを交換して音質改良をして音が格段に良くなりました。
独立2チャンネルのアンプでケトナーのウルトラクリーンサウンドから、きめ細かいケトナー独特のクランチサウンド、
コード分離の良いハイゲインサウンドまでを、この大きさのギターアンプ1台で完全再現しています。
EQはグリーンチャンネルとドライブチャンネルで別々に独立しています。(クランチ、リードチャンネルは兼用)
サウンドはヒュースアンドケトナー のフラグシップモデル「トライアンプマーク3」に肉薄するクオリティです。
パワー管には「4 x EL84」「3 x 12AX7」を使用しています。
熱を逃がす空間が少ないためか、発熱しやすいのがデメリットです。
機能はこの大きさのアンプとは思えないほど多機能です。
・MIDI端子
・出力を40w,20w,5w,1w,0w(レコーディングモード)に切り替えられるパワーソーク、
・4タイプ(Vintage/Modern,Small/Large,Line/Mic,OFF/OFF)のキャビネットエミュレーション
・レコーディングで使えるレッド・ボックスDIアウト
・エフェクトループ
・真空管の寿命を延ばす、教えてくれるチューブセイフティコントロール(TSC)
重量7.7kgなので片手で運べるサイズ感も良いです。
2021年2月22日現在、40wモデルは生産終了、20wモデルの「TUBEMEISTER DELUXE 20」が再販されています。
Hughes&Kettner の小型真空管アンプは「GrandMeister Deluxe 40」のみになっています。
ポイント
エフェクト機能付きで1台完結するため非常に便利なのですが、10万円オーバーしてしまう点がちょっと悩みどころです。
1台でギターアンプに必要な機能を網羅
今すぐHUGHES&KETTNER TubeMeister Deluxe 40の詳細を見る
※ワット数が20Wと低めのモデルHUGHES&KETTNER ( ヒュースアンドケトナー ) / TubeMeister Deluxe 20もあります。
Laney ( レイニー ) / IRT-SLS
- ハイパワーモードで300Wの高出力
- 重量(kg):3.5 kgと軽い
Laney/IRT-SLSは3チャンネル仕様のギターアンプヘッドです。
IRT-Studioのようなインターフェイスで見慣れているLaneyファンは多いはず。
キャビネット無しでもヘッドホンで出力可能になっていて
AUX IN端子もついているので、オケを鳴らしながら演奏も可能です。
プリ管のみに真空管「2 X ECC83」を使用し、パワー部はソリッドステートの作りになっています。
・リバーブ搭載
・背面には「D.I」「USB端子」
・エフェクトループ付き
注目する点として、 IRT-SLSの右端にあるWATTSノブをPULLすることによって
ハイパワーモードへ切り替えが可能になります。
ハイパワーモードでは通常出力60W => 300Wまであげることができ
ものすごい音圧を再現します。
重量(kg):3.5 kgと持ち運びに便利なサイズですので、
自宅練習でもスタジオ持ち込みにも使えるギターアンプです。
PEAVEY ( ピーヴィー ) / 6505 PLUS
- 「PEAVEYの代表的ハイゲインアンプ5150II』の後継モデル
- ガンガン歪ませたい人にはピッタリ
「PEAVEYの代表的ハイゲインアンプ5150II』の後継モデルにあたるのが「PEAVEY ( ピーヴィー ) / 6505 PLUS」
出力120Wから繰り出されるドライブサウンドの音圧には弾くたびに圧倒されてしまいます。
・リズム/リードチャンネルそれぞれ独立コントロールできる3バンドトーンEQ
・5150の醍醐味「アクティブ・レゾナンス及びプレゼンスEQ」
歪ませまくりでも音抜けの良いドライブ感はやみつきになりますね。
クリーンチャンネルでもそれなりにひずみます。
バッキングからリードまでがっつり歪ませたい人に向いているギターアンプです。
FENDER ( フェンダー ) / BASSBREAKER 007 HD 100V JPN
- ロック〜ファンク〜ブルース、ジャズ、オールラウンドな対応ができるギターアンプ
- フェンダーアンプで色気があるギターサウンドが出せる
「 BASSBREAKER 007 HD 100V JPN」はのフェンダーのギターアンプヘッドです。
フェンダー・アンプらしい余計な倍音が無い歯切れの良い音とは、
バンドサウンドの中でギターの存在感が浮き出てきます。
プリ管には「3x12AX7」、パワー管には「2xEL34」を使用しています。
・NORMALとBRIGHT, BOTH 3つのインプット
・背面はセミクローズドのカバ材製キャビネット
・エフェクトループ
・3段階のアンプサウンドが切り替わる「ストラクチャースイッチ」
・1〜45ワットまで変更可能
・内蔵リバーブはスプリングリバーブではなくホールリバーブ
59 年 Bassman モデル サーキットを使用のため
クラッシックロックで聞けるフェンダートーンを再現します。
フェンダーでしか出せない独特のサウンド
FRYETTE ( フライエット ) / VALVULATOR GP/DI
- レコーディング向けのギターアンプ
- ハイエンドギターアンプを小型サイズに濃縮
「FRYETTE ( フライエット ) 」は90年代〜2000年にかけてギタリストに大流行した
パワーアンプ2150やプリアンプGP3、アンプヘッドPitBullシリーズなどを開発していた「VHT」が
ブランド名を変えたメーカーです。
↑の存在感のあるパワーアンプを見たことはありますか?
ラック型プリアンプを積んでVHT 2502を乗せて巨大な冷蔵庫のようにラックシステムを組み上げるのは
当時のギタリストの憧れでもあったんですね。
「FRYETTE ( フライエット ) / VALVULATOR GP/DI」はVHTのサウンドを引き継いだ
ハイエンド1Wのオール・チューブ・アンプです。
1Wとは思えないほどの音圧はギターの存在感を演出します。
・Clean , Deliverance , PittbulのFRYETTEを代表する三機種のサウンドを切り替え
・マイク+キャビネット・シミュレーターを搭載
極上のハイエンドアンプサウンドが卓上から簡単に出てきます。
レコーディングメインのギタリストにはとって重宝する一台です。
VOX ( ヴォックス ) / MVX150H
- 「Nutube」を搭載した最新の大型チューブアンプ
- ビンテージからモダンサウンドまで簡単に再現
「VOX ( ヴォックス ) / MVX150H」はプリアンプ部、パワーアンプ部ともに次世代真空管「Nutube」を搭載した最新の大型チューブアンプです。
プリ/パワー共にNutubeを搭載した2チャンネル仕様で、幅広いジャンルに対応できるサウンドメイクができます。
Nutubeは従来の真空管にくらべて高寿命のため真空管のメンテナンスから開放されます。
□Nutubeとは
コルグとノリタケ伊勢電子の共同開発により誕生した新真空管。従来の真空管と同じく、アノード・グリッド・フィラメントの構造を持ち、完全な3極真空管として動作し、また従来の真空管と同様、真空管特有の豊かな倍音を生み出します。ノリタケ伊勢電子の蛍光表示管の技術を応用することにより、その構造を工夫し、従来の真空管と比べ、大幅な省電力化、小型化、品質向上に成功しました。
・最大300Wの高出力
・エフェクトループ
・出力レベルを6段階切り替え
・センド・リターンに接続したエフェクターや内蔵リバーブ・サウンドのみを出力できるWET ONLY出力
・マイキングも含め、スピーカー・キャビネットのサウンドをエミュレートするレコーディングで使えるEMULATED LINE OUT
前面に光るブルーのグラデーション・サインのデザインも素敵なギターアンプです。
VOX独自の温かみあるギターサウンドから、えっこんなディストーションサウンドVOXのアンプでだせるの?というサウンドメイクまで幅広くギターを鳴らせます。
BluGuitar ( ブルギター ) / AMP1
- NANOTUBEによる100Wのパワーアンプ
- 持ち運びやすい1.2kgの筐体
日本ではヒュースアンドケトナーのデモンストレーターとしてしられる
プロギタリスト「トーマスブルグ」が開発に携わっているペダル型ギターアンプです。
ライブやレコーディングでのプロユース向けに開発されたギターアンプで、
ウリ・ジョン・ロートも使用しているのでウリファンは見たことがあるひともいるかも知れません。
ツアーが多いトーマスブルグが希望した持ち運びやすく使い勝手が良いアンプが
ギグバッグに入る大きさで再現されました。
100Wの高出力・4チャンネル仕様(MODERN,Classic,Vintage,Clean)で
ジャズからメタルまでの幅広く対応可能です。
パワー部に「ナノチューブ」を利用しています。
AMP1単体で動かすこともできますし、他のエフェクターを組み合わせて
ペダルボードを組み上げることもできます。
筐体にある3つのスイッチは、左から「チャンネル切り替え」「ブーストスイッチ」「リバーブスイッチ」とライブで良く操作するものが選ばれています。
・エフェクトループ
・ヘッドホンでのみAMP1が鳴らせる
・MIDI端子搭載
・3段階の「ノイズゲート」
・デジタル・リバーブ
・直接卓へつなげるレコーディングモード
・プリセットモードは36プリセットが保存でき、外部フットコントロールで操作
と多機能な内容がこの小ささに詰まっています。
「寸法 : 幅:245mm 高さ:68mm 奥行:192mm 」「重量:1.2kg」とめちゃくちゃ軽くて小さいギターアンプです。
重さ1.2kgは魅力ですよね。
お気に入りのギターアンプを見つけよう
10万以内で買えるおすすめギターアンプをご紹介しました。
それぞれのメーカーに独自の音があるので、サウンドキャラクターをぼんやりと覚えておくと
お気に入りのアンプを見つけやすいと思います。
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