3.6kgで200W仕様と期待大!「Black Spirit 200」Hughes&Kettnerの2018年新ギターアンプ
ヒュースアンドケトナーから2018年の新ギターアンプモデルが登場します。
ヒュースアンドケトナーは Tube Meisterを始め小型のギターアンプを率先してリリースしてきたメーカーです。
ギターアンプ「ヒュースアンドケトナー Tube Meister (チューブマイスター)」を使いこなそう | 誰得ギター
小型のギターアンプは持ち運びやすいの魅力ですが、出力が小さくて物足りなさを感じていた人も多いはず。
そんな中今回発表されたヒュースアンドケトナー「Black Spirit 200」は3.6kgの重さでありながらなんと200Wの出力を持っているギターアンプです。
他社製品で200Wのギターアンプはありますが小型のギターアンプはトランジスタアンプばかりなんですね。
FENDER ( フェンダー ) / Mustang GT 200
ZT AMP ( ゼットティーアンプ ) / Lunchbox Acoustic
Quilter ( クイルター ) / PRO BLOCK 200-HEAD
BLACKSTAR ( ブラックスター ) / Series One 200 Head
「Black Spirit 200」は
・Dimensions (W x H x D) 410 x 155 x 150 mm
・Weight 3.6 kg / 7.8 lbs.
と小型サイズのアンプです。
この大きさで200W出力は強力ですね。
ライブでも十分使える出力ですし、ヒュースアンドケトナーのクリーンサウンド、ドライブサウンドが好きな人にとっては期待大です。
発売は今秋発売予定です。
ヒュースアンドケトナー「Black Spirit 200」のサウンド
メインのサウンドはGrand Meister Deluxe 40とほぼ変わりませんね。
Grand Meister Deluxe 40と Black Spirit 200 を比較している動画です。
・Grand Meister Deluxe 40のサウンドを後述するパワーサギング機能をつかってもっと細かく微調整できるようになった点
・200Wの余裕のヘッドルーム
・7.7kg-> 3.6kgと超軽量化
が大きな特徴になります。
ヒュースアンドケトナー「Black Spirit 200」の機能
「Black Spirit 200」のデメリットはある?
重さの比較
すでにリリースされている同サイズタイプのヒュースアンドケトナーGrandMeister,TubeMeisterと比較していきます。
ギターアンプ | 重さ | 寸法 |
---|---|---|
Black Spirit 200 | 3.6 kg | 410 x 155 x 150 mm |
GrandMeister Deluxe 40 | 7.7kg | 445 × 170 × 150 mm |
TubeMeister Deluxe 20 | 5kg | 355W×155H×150Dmm |
TubeMeister Deluxe 40 | 7.7kg | 445W×170H×150Dmm |
「Black Spirit 200」の新機能
ヒュースアンドケトナーのギターアンプとしても新機能が追加されています。
CAB TYPEというツマミがありアナログアンプでは初めて歪みのキャラクターを変化させる「パワーアンプサギング機能」を搭載しています。
パワーアンプ部への電圧調整をすることで、歪の音質を変えていくものです。
「パワーアンプサギング機能」の変化は29:50~あたりから
ヒュースアンドケトナーのギターアンプでフラグシップモデルであるTRIAMP MK Ⅲでは
真空管の組み合わせを変える機能はありますが、「パワーアンプサギング機能」は搭載されていません。
「Black Spirit 200」にはギターアンプで欲しい機能はすべてつまっている
そのほかの機能はGrandMeister Deluxe 40の元にしてグレードアップさせたかたちになります。
・オールチューブアンプソリッドステート
・クリーン/クランチ/リード/ウルトラの4チャンネル
・ブースト・スイッチを搭載
・200W/20W/2W出力切り替え
・RED BOX AE+では8タイプのキャビネットシミュレーション
・エフェクター内蔵(ディレイ、リバーブ、モジュレーション、ノイズゲート)
・最大128のプリセット保存
・ヒュースアンドケトナーのFSM432 MKIII MIDIボードでプリセット操作
・Bluetoothを使ってiPadアプリと連携し、設定をコントロール可能
・ギターキャビネットだけではなく、フルレンジオーディオキャビネットも鳴らすことが可能
・100-240Vのユニバーサルパワー仕様
・FXループ
・EQ(Presence,Resonance,Treble,Mid,Bass)
・Aux in
エフェクター内蔵というのがありがたいですよね。
内蔵されているエフェクターは「ディレイ、リバーブ、モジュレーション、ノイズゲート」
もちろんコンパクトの専用エフェクターのクオリティーには勝てるものではありませんが、
物足りないエフェクターだけを足元のペダルだけで補うという使い方もできますので、荷物が減らます期待値が高まります。
ガッツガッツ歪ませていくタイプのギタリストにとってはノイズゲートが付いているのは非常にありがたい点です。
MIDIを搭載していて専用のフットスイッチ「FSM432 MKIII MIDI BOARD」を使うことで
楽にプリセット設定を読み出せることができます。
iPadとBluetoothで連携。アンプ設定のリモート操作が可能
GrandMeister Deluxe 40同様にiPadのアプリで設定操作が可能になります。
iPadをもっていなくても直接操作は可能ですが、
プリセットを一覧で見られるほか、設定しているパラメータを一覧できるので
Black Spirit 200のために中古でiPadを用意するというのもありですよね。
iOS 10 移行のOSが対応予定です。
演奏環境を選ばない仕様
Black Spirit 200には演奏環境を選ばない様々な対応ができる強みがあります。
背面パネルには200W/20W/2W出力切り替えスイッチが付いています。
そして「Black Spirit 200」の特徴として
ギターアンプ以外にもPA再生スピーカーとして使われるフルレンジスピーカーにも対応しました。
CabinetのスイッチをFUllrange Cabに合わせるだけです。
DI OUTからレコーディング卓へ信号をおくれば
直接ギターアンプの音を録音ができます。
この出力サイズでは珍しくAux in端子が付いていますので
自宅で音楽を鳴らしながら演奏することも可能になっています。
Black Spirit 200はヒュースアンドケトナー好き期待のアンプ
ヒュースアンドケトナーの歪はサラッとしすぎていて苦手という人も少なくありません。
メサブギーの暑苦しい感じが良いという人もいるので、ここはギタリストごとに好みが分かれるところ。
Black Spirit 200はヒュースアンドケトナー好きにとっては期待しかありませんね。
ウルトラクリーンから激歪まで再現できる4チャンネル仕様も魅力ですし、
Black Spirit 200のギターアンプを1台持ち運びすれば大抵のことができてしまう汎用性の高さも良いです。
重さ3.6 kg はGT-1000とほぼ変わらない重さですし、電車移動も楽々できます。
ヒュースアンドケトナーにはギターアンプ専用のセミハードケースがあります。
このセミハードケースのほうがギターアンプの重さより重いですからね。
HUGHES&KETTNER ( ヒュースアンドケトナー ) / PSC-AMP/H AMPHEAD SEMI-HARDCASE
「Black Spirit 200」サウンドサンプル
楽器フェア2018でHughes&Kettner「Black Spirit 200」デモンストレーションがありました。
楽器フェア2018
Hughes&Kettnerデモンストレーション
K-A-Z Affectionatelyこれがホントの最後 pic.twitter.com/9F4uxiB2FQ— きよ@SIAM SHADEは永遠 (@kiyo_0919) 2018年10月21日
「Black Spirit 200」の気になる値段は
専用のソフトケースも「Soft Bag Black Spirit 200」として定価¥5,000(税抜)で販売されます。
定価¥115,000(税抜)で今秋発売予定です。
店頭にならんだら即試奏してみたいギターアンプです。
フットスイッチが一体化したフロアペダルタイプもリリースされました。
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コメント一覧 (2件)
トランジスタアンプですよこれ。
チューブアンプだと200Wなら昇圧機でとんでもない重さになります。
ご指摘ありがとうございました。訂正を入れました。